ニコニコ大百科

孫魯班（大虎）の記事に概要は載ってるよ
あと蛇足ながら後の不和のさきがけとも言える呂壱事件は潘濬の記事に

>>298
一行目から「孫権治世の末期」と取った。そこは謝る

色々な娯楽作品(小説・漫画・アニメ・ゲーム)の老害化した英雄は
大概、全盛期で終わる事が多いから、そういう物から入って調べはじめた人は
その後、老害化したっていう事実に驚く事が多々ある
そのインパクトのせいで延々とネタにされるんじゃないかな

孫権の若いころの話をしようとしても自身で軍を率いるとほとんど失敗するから
いつの間にか部下の話が中心になってしまうという問題もある
そういう意味では魏の初代皇帝という存在でありながら、部下や弟を虐めることが話の中心になってしまう曹丕に近いところがある

ただし曹丕と違って孫権が部下を使って赤壁の大逆転やその後の版図を広げたのも事実なので、正史ベースでももっと評価されるべきとも思うが

老害孫権は『弓暴虐』で出るはず

蜀が建国され劉備が皇帝になる⇒孫権も建国しないと魏打倒のために組む対等以上の相手になれない
皇帝になったからには中央集権化が必要⇒曁艶や呂壱を重用したけど失脚させられる
呂壱の件は謝るよ、どうしたらいいのか教えてくれよ⇒諸葛瑾、歩隲、呂岱、朱然らに冷たくあしらわれる
孫登は本当によくできた子だよ…⇒死ぬ
徐妃は嫌いだけど孫登が皇后にしろって言ってたなぁ。でも一番好きなのは歩夫人だしなぁ⇒孫魯班につけこまれる
孫和も孫覇も派閥争いの元だから喧嘩両成敗⇒8歳の幼帝爆誕

確かに孫権のやった事は後世からすると悪手ばかりにも見えるし実際裴松之が言うように孫権は愚か者かも知れんが、逆にどうすりゃ孫権以上に上手くやれたのかもさっぱり分からん
と言うか孫呉の皇帝なんてなるもんじゃないな

仮にそういう狙いだったとしても曁艶呂壱は人選ミスだったのは明らかじゃない？
政争に負けたから悪評が誇張されたと考えるにしても所業がアレすぎるし。
後継者問題に関しても立太子したのに同位に置くのは政争・反乱しろって言ってるようなもんだし、
袁紹に学んだ曹操に学んで孫覇派の勢力は早めに削ぐべきと判断できなくちゃマズかったのでは

呂壱はともかく曁艶は孫権に忠実な目付、悪く言っても苛烈な酷吏であってむしろこれほど目的に合った人材はいないだろ
まぁ品行に問題がある汚吏を権限で以て降格・左遷させることが名士共の反感を喰らうことなんて目に見えてるのに結局は陸氏や朱氏に阿って張温ごと切り捨てた孫権の統率力の無さや優柔不断さを責める材料にはなるだろうが

孫権の何が辛いって、皇帝になりはじめた辺りから国がギスギスしはじめるところだよな
二宮の変ばかり話題になるけど、その前から伏線が散りばめられてるって事がもう……

>>309
と言うより孫策から孫権への当主交代の前後からして既に暗雲が立ち込めている
孫策が後を託した張昭は孫権ではなく孫翊を跡継ぎにしようと目論んでるし、従兄弟の孫賁や孫暠は孫権から離反しようとして曹操に乗り換えようとして失敗している
孫権に信任された魯粛すら劉曄に誘われて孫氏配下から抜けようとしている
配下を心服させるのも主君の能力、器と言われればそれまでだが、先代の孫策から指名された後継者とは思えない程孫権は最初から配下に軽んじられてるんだよ

曹操劉備みたいな創業者の生みの苦しみとはまた違うタイプの苦労人像だよな。曹操が袁一族掃討に時間かかったからいいようなもので南下がもっと早かったり後継後の収拾が着いていなかったら詰んでた

父から引き継ぐ地盤すら無かった孫策は江東の敵対勢力を潰していく過程で孫氏の主流になりつつ豪族や名士を実力で配下に取り込んでいったけど、孫策から地盤を引き継いだ孫権びその実力を示す機会は李術討伐、孫暠鎮圧、孫翊暗殺後の混乱収拾という内乱対策だったからね
周瑜や虞翻、張昭の活躍が大きいにせよ力ずくで当主の座を守った上に孫策の様に横死することもなかった孫権の手腕はもう少し評価されて良いと思う

なんというか孫権が後を継いだ後の配下たちって、孫策が誘った周瑜とか張昭、周瑜が誘った魯粛とか
ここらってなんか曹操劉備の配下と比べて配下感が薄いような…
いや、ちゃんと君主として扱ってはくれるんだけど、なんか兄代わりというか、父代わりというか
これでガミガミうるさいだけならまだしも、揃いも揃って有能だし
後から出てきた陸遜もなんか我が強いし、孫権もどう扱えば良かったのやら…

だから自ら取り立てた顧雍や張温を重用したんだろう
張昭ではなく顧雍を丞相に立てたのは大正解だったが、張温を使ってやろうとした改革は挫折したけどな

凄く気色悪いこと書くけど許してくれ、陸遜の死後に息子の陸抗の事も疑ってたけど
その後、陸抗に「君の父には申し訳ない事をした」とかいう逸話があるじゃん？
もう、孫権にとっては陸遜とかうざったいだけとか俺は思ってたんだけど
死後にそういう事を言うあたり、少しだけ感謝の気持ちもあったのか？
その翌年に病死したのを思うと色々と考えてしまう

陸抗の申し開きの話を聞いて軽く後悔させただけな気もする。
わざわざ親父の埋葬のために故郷に帰る息子に詰問の使者を送ってるわけだしね。

と言うか孫権が涙流したり謝罪なんていつものことだから、本心から申し訳なく思っていようが表面上だけのことだろうが大して変わらない

孫権って救いようのない屑なんだよね
流石は孫酷の祖父さん
本当に孫家って崩しかいない

アンチ活動も程々にな

孫権も孫権だが家臣も君主を君主とも思わない連中だらけだから
その中で孫権はかなり譲歩しまくってる
孫権が積極的に皇帝になりたかったのか分からんが、まさか皇帝になってもこんなに不自由とは思わなかっただろう

孫権の即位の動機って主に内向きよりも外向き（魏・蜀に対抗）だと思うが…即位そのものにはあんまり権威強化は期待してなかったんじゃないかな
それに伴っての制度変更から権勢強化を目論んでただろうって意味ならその通りだと思うけど

もともと孫権って劉備や曹操と比べて絶望的に家柄悪いからな。
まがりなりにも漢王朝（といっても前漢の方だが）の劉氏子孫の劉備と
王朝末の混乱期とはいえ自身含む二代で漢王朝三公を勤め上げた曹操。
それなのに孫権は「ウチは孫子の子孫だよ」とホラ吹いてる、陳寿にも
「こいつらの先祖誰かわからない」と言われる程度の家柄だからな。

どこの馬の骨ともわからない、親父が王朝末の混乱期に賊軍討伐等で名を挙げた、
名門袁家の人間、袁術の部下の１人の息子でしかない。そりゃあ家臣との繋がりも弱いし、
君主権力も貧弱だわな。孫権の兄である孫策が、二代三公を輩出した家の一族である周瑜と
仲が良くなかったらそもそも孫呉王朝自体誕生してねーんじゃね？

劉備の祖に中山靖王を出すんだったら曹家の方も曹参の末裔にしてあげようぜー？
…孫権の掲示板で言うことでもないかも知れんけど

>>322
そもそも何で孫権を担ぎ上げてんだと聞かれると、孫策の後継者だからとしか……
切っ掛けは孫堅だし、基盤を築きはじめたのは孫策だし
いかんせん、孫権じゃないと絶対にダメっていう理由が少ないな
周瑜で良くね？っていう人が現れかねないレベル

>>323
曹参末裔説は劉備の中山靖王末裔説以上に怪しいからなあ
曹操も、孫権ほどじゃないけど家柄の溝を埋めるのは苦労してるし

>>324
結局はそこに行き着くよな・・・
「孫堅様の息子だし」「孫策様から頼まれたし」以上のものがない。
漫画「センゴク」だと、初期の武田勝頼が「我は信玄の映し身みたいな存在」というのを
匂わせるような描写があったけど、孫権も殆どそんな感じだったんだろうな

>>324
さすがにそれはどうかな、軍事的には他の豪族を圧倒してたはずだよ

一族から反乱者出たり降伏論が大勢を占めた赤壁までの頃はともかく、その後は概ね認められてると思うぞ
合肥を抜けなかったので荊州取りに本腰入れ関羽捕殺成功→劉備を夷陵で撃退→蜀と同盟を修復し一旦臣従を誓った曹丕と絶縁の流れなんて
それまで劉曹に手玉に取られてきた孫権なりの復讐みたいでロマン感じる

219～228あたりの孫権は神ががってるからな。曹操劉備を始め名だたる魏蜀の連中が
孫権の掌の上で踊らされてた。時期的には、ちょうど孫堅孫策の代役、というか
この時代の家臣連中も多くが世を去って、自分が見出した家臣も多くなってるし。

孫策死後家督継いだばかりの孫権のやり手ぶりは曹操じゃなくても息子に欲しくなる凄さだと思う
虞翻と周瑜の活躍があったとは言え一族（孫賁・孫暠）の離反を封じた上に張昭を押さえつけて陸康や劉繇の一族たちも手懐けてるしな

我が子ををゴリ押しで後継者にせず、張昭の勧めも断った
孫策の先見の明は光りまくりやな
恐らく、想像以上の結果をもたらしたぞ