ニコニコ大百科

>>90
孫策と祖郎は記録に残る限り3度戦ってる
初戦は徴兵直後を襲われて全滅、二度目は会稽平定後に包囲されて殺されかける
三度目にやっと祖郎を捕えた
二戦目と三戦目を同一視する意見も見かけるが、包囲されて後逆転勝利だと記事になりそうなのにそう書かれてないので、多分二戦目はそのまま負けたのだろう

訳があってるか自信ないけど程普は騎兵を「一人」率いて救ったとある
状況的に考えて本格的な部隊戦だったら追い詰められての強行突破にしては少なすぎるし
いくら程普が強いっつってもたった２人+孫策+αで突破できる程度の包囲なんてたかが知れてる
太史慈のときみたいに（部下にやらせりゃいいのに）孫策自ら少人数で斥候に出たらゲリラと遭遇して囲まれて
程普が矢面に立ったおかげで逃げられたってところじゃないかね
それなら大局に影響のないしょーもないミスだから孫策伝には載らんだろうし
程普伝にもその他にも救出後の敗戦処理の話が一切無いのも当然ってなる

ついでに一戦目の話もなんか怪しい
ケチで回りくどいやり方の好きな袁術っぽい話ではあるけど
頼ってきた孫策を「兵くらい自分で集めろ」と冷たくあしらっておいて
大失敗して手ぶらで帰ってきたら孫堅の兵を返すって道理がよーわからん

>>92
呉側の資料は孫策を中心に記録を組み立ててるから、袁術はケチに映るけど
実際の当時の孫家の棟梁は孫賁で、袁術は孫賁を太守にすることによって孫家を厚遇しているのに、なおもまた孫策が兵くれ、太守にしろとゴネてるのを誤魔化したのが一連の記述
袁術にとって孫策は我が子同様で、かなりかわいがってるんだけどね･･･

孫策の序盤の戦いは個人戦の延長みたいなものが多いね、軍隊の行動というより
ヤクザの抗争のようだ
そんな彼らをニ張をはじめ一定の知識層が支持をしたのは、まぁちょっと
悪意のある言い方になるが自分たちがフィクサーとしてコントロールし易い、
御しやすい相手だと踏んだんじゃないだろうか

まあ太守云々の記述は袁術サイドから見ても孫策サイドから見てもなんかの誇張か作り話臭くはある
そもそも実績0の若造をいきなり太守に任命するなんて非常識にも程があるしそんな話がなぜ出てくる？っていうｗ
孫策からしてもかなり早い時期から二張らと江東に割拠する計画を練っているのに
劉表の影響がある地域の太守になんかされたら身動きがとれなくなるわけで・・・有難迷惑この上ない話

孫家に肩入れしすぎた袁術が孫家の御家騒動に巻き込まれたのかもしれんね太守話は

無双で軍師モブに不要だの所有物扱いだのされてる人

真に受けて引きこもる四コマ漫画ネタを思い出したw

サンシャイイン

上で小覇王の話題が出てたけど、許貢の「武勇傑出し項籍みたいだよ」の手紙が元ネタになってるだけで引き合いに出されてるのは孫策の戦上手ぶりだけなんだよな
と言うか項籍＝覇王って認識自体が項籍の勘違いっぷりから生じてるもんだし（実際には項籍は劉邦はじめ諸侯の盟主として仰がれたわけじゃないから原義の覇王でも何でもない）、孫策＝小覇王ってのは二重の意味で間違ってると言うか、変なあだ名

>>100
うろ覚えだけど
楚王が諸侯の盟主だけど秦討伐の論功行賞を実権握ってた項籍が差配してるし、それに対して（真っ向からは）文句が言えない時点で項籍が諸侯の実質トップってのは間違いないのでは？
そもそも言葉の意味なんて時代や状況で変わっていくものですし。
私は小覇王なんて上手い表現だなと思いますけど。

>>101
そもそも他ならぬ史記で「自分を覇王の業績を成したと言うけど力業で天下平定しようとし、滅びる前に自分の失敗を認めず天のせいだと言うのは大間違いだよね」と評されている以上項籍は覇王なんかじゃないというのが司馬遷の見解じゃね
項籍は多分覇王という言葉を勘違いしてるんだろう。項籍は皇帝にはなれても覇王にはなれんよ。まぁ覇王なんかより天子になる方が難しそうだけど
覇王（笑）的な、馬鹿にした意味合いでカッコ付きの「覇王」もしくは「小覇王」というあだ名ならまだわかるが、それじゃ項籍ファンも孫策ファンも納得はしないだろうし

バルバロス兄弟の兄貴と似たようなイメージをもっている

ゲームで堅パパが生き残ってやったぜ！
と思ったら死ぬ孫策……やはり寿命がネックか

>>104
ゲームでも元々の寿命の問題で延命させても長生きできねぇ…
弟みたいに六十～七十まで生きる孫策とかまるで想像できないレベル

孫権よりも呉の基盤を作った人

それはそれで言い過ぎ
孫策が死んだ頃って周り敵だらけでしょ

ある意味同類である周瑜や魯粛が一緒にいるのはわかるが、なんで二張がこの人に仕えようと思ったのかわからぬ。
劉備みたいに名士受けしそうな要素があったのかねえ。

徐州から逃れて曹操に仕えなかった名士の希望というか野望は
孫策の方針から見て「逆賊曹操から献帝を御救いして漢を再興する」だったと思われるんで
それを実行しうる能力と可能性がある人物として目をつけたのが孫策だったんじゃないかなと思う

戦乱を避けて南下したはいいけど南は南でヤバい連中だらけ！
陶謙もヤダ、袁術もヤダ、孫策ならまだマシかという層はおるだろうね

>>110
孫策より家柄も評判も良くて漢の正式な州牧・太守だった劉繇や士燮を頼ってる人も多いし
それぐらいの意識の人が第一志望孫策にはならないと思うよ
孫策に招かれても断って情勢が落ち着き次第北に帰ってった人だっているし

曹操が官途で留守の間に空き巣で攻め入って
徐州の陳登にフルボッコのぼこぼこにやられて、敗残の所を陳登の資格に襲われて死んだんだよね

フルボッコっていうか、孫策の陳登攻めは袁術の北上に連動してるから
別にボコボコにはされてないし、なんなら外征準備中に死んでるから
負けてもすぐ軍事行動を起こせるくらいには元気だった
（もっと言えば同時並行で劉勲とも戦争してる）

個人的にむしろ怪しいのは孫権に譲るっていう遺言の方
孫権がのちに孫呉王朝を築いたことからの逆算感が拭えない
孫翊、孫匡、孫暠の動き、その後の対処を見ても孫策没後に
孫権が後事を託されたような確たる権力があったとは全く思えない

そこは孫策がたかが会稽太守・討逆将軍（なんの由緒もない雑号将軍）の分際で
周りの郡の太守を上奏、任命したり従わせたり
大将軍ばりの軍事行動起こしたりしてたのがそもそもおかしかったのもあるわけで…
肩書じゃなくて孫策本人への尊敬と畏怖や孫策の持ってた軍事能力への期待という目には見えないモノ
でもってそんな状況が成り立ってたわけだから
誰かがその座を継ぎますといったところではい分かりましたとはいかんってのはあると思う

孫策死後の孫権の立ち回りや根回しの上手さを見ると、孫策が本当に孫権に後を託したかどうかは関係なくなるべくして孫権が当主になったんだな感がある

孫策が死んだ直後には孫暠（孫静の長男で孫峻、孫綝の祖父）が独立を企て、虞翻の説得によって思い止まっている。

孫権による孫策死後の混乱収拾
・孫輔⇒曹操への投降を阻止
・孫暠⇒独立を阻止
・孫翊⇒後継者レースに勝つ
・媯覧、戴員⇒曹操への投降を阻止
・李術⇒曹操に根回しして滅ぼす

やり手過ぎる

19歳でそれだから恐れ入るね

むしろ指名がないのに張昭周瑜に認められて後を継げたとしたらそれはそれで凄いんだが
この場合は兄弟仲もずいぶん良かったみたいだし父がおらず歳が離れている弟は家長である自分の子供のひとりのような感覚だったのではないかな
司馬炎のように12ほど歳が離れてる弟を嫉妬で苛め抜くような話を見てるとやはり乱世の世の兵士一家と半貴族メンタルはだいぶ違ってくるなと思う

想像だけど孫堅が亡くなった時のことを考えたのかもな
せっかくまとめ上げた軍団がまたバラバラになったしまう
ってのだけはなんとしても避けたかっただろうし