ニコニコ大百科

事例に出されてる事がことごとくFFシリーズなのが草生える
実際日本人にとってはピクサーよりスクエニの事の方がなじみ深いだろうしな

リヴァイサンおにぎりは
「じゃあ料理のグラ以外のどこに注力すべきだったのか？」
って所まで言わないと否定出来んわな

正直映画製作じゃなくて日本企業の悪しき慣習全般に当てはまるな
無駄な会議、無駄な拘り(書類や資料のフォーマット体裁の修正など)、無駄な残業など

それらはすること自体に意味があると思い込んでいる愚行なので全く違いますが
つーかより悪いよ

まあ日本企業というかSIだとこの手の認識齟齬はあるあるだわな…
ソフト開発の分野だと、もう認識ズレをなくすのは諦めて傷が広がらないうちに軌道修正していくのがアジャイルなわけで、他人の描いてるイメージなんて半分も伝わってない前提でいるぐらいでいい

サークライのコラムに未収録回あったのか
FF15のおにぎりって当時色々と話題になったから、どういう擁護だったのか見てみたいな

YouTubeチャンネル見るとあの人も細部に力入れるタイプなのがよくわかるから、その辺の哲学は気になる

全然計画通りに進んでないのに優先順位違えてやたら変なところばっかに時間かけてこだわるやつは結構いる

FF15のおにぎりは、そもそも脚本が酷すぎて二転三転してるせいで何も作れず、手の空いたグラ班が暇潰しに作ってたのが真相だろうからなぁ…
じゃあここ抜いたらまともになったのかって言ったら、絶対ならんから

>>3
「映像美の過剰な追求」の話と関係なくない？

>>9
「『映像美の過剰な追求』が発生してしまうような制作体制」の話だろこの記事は
>>3はそれが日本企業で起こる事と同じ構造だって言ってるんだから大いに関係あるよ

実写だと黒澤明があんま見えない瓦4000枚に元号を彫ったとか
そもそも開けられない箪笥に着物を入れたっていうのがあるな
ゲームと違ってグラフィック面で負荷がかかるわけじゃないが

「何がこだわりじゃい職人じゃい馬鹿者手抜きしろ」
「細部に宿るとか視聴者やプレイヤーはそこまで考えてないと思うよ」
「俺達人類はみんなで安く早く作って高く売り依存させるビジネスをしているんだぞ」
という意味で捉えるべきで良いじゃない？

>>3
日本特有の無駄な悪習って
後で責任の押し付けるだけのアリバイ作りみたいなもんだから違うんじゃねえかな
海外は全てが日本におけるジャンプアンケート至上主義みたいな考えだからいつでも本気だよ

ピクサーでも良く陥る罠って話なのにニホンガ〜ってすぐなるのか…
多分この手の話は全世界共通の会社や組織が嵌りやすい悩みどころって事だよ

超訳「そんなこだわりどうでもいい」

贋作職人とかにも通じる話だな。
「見えない所にも手を抜かない」職人の場合、贋作が万一破損した場合にも破損個所まで真作に見えるので贋作だと発覚しない。

しかし、普通は壊して鑑定なんてしないし壊れたら真作だったとしても価値が激減するから、壊れないと見えない所まで作りこむ贋作職人はほぼいない。

黒澤明監督は劇中で一度も開かれない箪笥の中身をどのようにするかにも拘り抜いたとか

箪笥の中身は登場人物の私生活という重要な設定に関するものなので、作中で明かすことが無くても考えておく必要はあるのでは
この手の問題が取り沙汰されるのはむしろ、「視聴者が繰り返し観たがる、作品のシンボルとも言える場面で違和感を覚えるような描写が映る」
→「何で直しておかなかったの？」と疑念が湧く
→特に見向きもされないような所に余計なリソースがかけられていることが後からわかった
→無事槍玉に上げられる
こんなとこでしょ

こういう時に出てくる、ユーザーや観客側の言うリソース論ほんと頭悪い
もしくはアンチの捏造でしかない

>・スタッフの中にCDがアップで映ると思ってた人がいた
>・製作では前後のシーンが分からずに物を作る事がある

>アーティストは無駄だと思ってやっていた訳でもリソースが有限だとわかっていなかった訳でも無いのでこれは、アーティストのミスでは無く、マネジメント側のミスであるとしている。

指示を出す側が使用されるシーンかそれに要求される水準を伝えなかったのが悪いわな
スタッフへの指示は誤解ないようにちゃんとしましょうってただそれだけ

無駄な所にこだわりすぎなんてのは職人気質あるあるなので、批判自体はあってしかるべきでは
それを日本が海外がというから話がずれるわけで
この記事ではFFについて擁護が述べられているが、ユーザーからの意見自体はあってもいいだろう
その上で開発もこれは必要なんだと取捨選択をすれば良い

最初がそもそもピクサーが陥った罠の話だというのに
やたら日本企業が～なレス多いの不思議すぎて草
国なんて関係なくどこの制作現場でも起こる罠の話だろ

クリエイターというのは基本的にそういうもので、宮崎駿も作り物を本物みたいに見せるにはどうすればいいかという話には「とにかく描き込めば本物になる」というようなことを言っている。これはもう作り手の本能として動かしようがない。
そういう人たちを制御して作品を作るのが監督なりなんなりのマネジメントの仕事で、じゃあどこを本物に見せるんだということを全体の立場から考える。それ自体も作品の緩急を作るから、ここを見せたい、ここはどうでもいいというのはリソースだけじゃなくて質的な面からも意味がある。
単に無駄かどうかって話じゃないんだよ。

>>8
余った時間で作り込むことそれ自体は結構なことだがそれをゲームの特徴や魅力として広報するのはナンセンスすぎるだろ…つまり結局マネジメントが悪い。

何の仕事でも同じだと思うがどの程度の物が必要なのか明確に指示しないとダメ

「③制約の力」ではこの問題を解決する為にアーティストにリソースを自覚させ上手くいった例や逆にリソース管理を徹底しすぎてアーティストのパフォーマンスを大きく下げてしまった失敗例などが語られている。
この部分を理解できない人は多いかな。クリエイターにマネジメントをある程度任せてしまうことにはリスクもリターンも当然ある。

黒澤明の"箪笥の中の着物"の逸話は俺は知らんから想像になっちゃうけど、役者への非言語的な指示じゃねぇの？
その着物が「嫁ぐときに母に持たされた上等なもの」とか「幼い頃に亡くしてしまった我が子の為に用意したが、未だ手放せないでいる着物」とか付加情報を少し与えるだけで、役者がどんな人物を演じるべきかの指針になる
箪笥の中身を乱雑にするか整理するかどうかだけで、几帳面な人物かどうかを伝えることが出来る

だから、箪笥の中の着物と完璧な陰影をつけた1セント硬貨は全く別物だと思う

指示を明確にちゃんとし過ぎた結果クリエイターのパフォーマンスを
大きく下げてしまった失敗例もあるって事を知らずに書き込んでそうな人いるな

これは一品モノなら完璧さはあるとよい

が、連続ものでは必要になる物を想定していなければその完璧さが無駄になる場合も

手塚治虫の「漫画の描き方について説明した漫画」にあったこれが一番よくね？

「背景を描きこみすぎるな、人物がぱっと見でどこにいるか分からなくなる。」
「むしろ意図的に登場人物周囲の背景を消す方がよい。」