ニコニコ大百科

>>19
砲という兵器で戦う限り戦艦に対して巡洋艦以下の物量で圧殺するのは効率が悪い。
だからこそ大艦巨砲主義という思想が成立した。

>>5
確かチベが重巡洋艦だった気がする。ザンジバルも巡洋艦か。

>>29
＞帝国海軍は長期戦での正面戦闘とシーレーン防衛を両立できる軍隊ではなかったことを再確認せざるを得ない。

調べれば調べるほど、痛いほど当時の日本の実情がよくわかる一文だorz

>>33
というか、それをやれる海軍を保有してんのは米国くらい。
むしろ米国は自国の正面戦闘と自国のシーレーン防衛やりつつ
さらに他国のシーレーン防衛を手伝うくらいの余力があった。

……くらいのことはぶっちゃけ戦う前から大半の軍人さんは気づいてたんだけど、
それでも「戦えません」と言うことが許されなかった組織の論理の恐ろしさ。

>>25
2011年以前から擬人化という発想があったことがうかがい知れる

>>33
どこの国もそんな感じなんだけどねぇ。ロシアなんて日露戦争で負けて、半世紀海軍が復興しなかった。
つーか伝統的に艦隊決戦主義の帝国海軍に無茶要求しないであげてください。

>>35
MCあくしずって知らんのか……。

MCあくしずは早すぎたんや

防空巡洋艦というジャンルがあるがどの程度の防空能力があったんだろうか？
ちっちゃい船の対空火器不足を補えるくらいの性能はあったのかな？

>>38
アトランタ級：5in.両用砲連装8基16門（後に12門）
エセックス級：同連装4基、単装4基計12門
アイオワ級：同連装10基20門
フレッチャー級：同単装5基5門

建造時期や個艦ごとの仕様変更で搭載数は増減するが概ねこんな感じ
アトランタは中心線上に12門が並んでいるから同一目標に砲火を集中させるのも容易だ
おまけに戦艦や空母に比べて量産が効く軽巡だから艦隊防空に便利な存在だろうね

ちなみに、某STGのテトランというボスも設定上は『巡洋艦』です。

>>35
商業媒体じゃないが制服兵器兵站局ってのもあってだな…。

めちゃくちゃ懐かしい名を聞いたな...

今もお気に入りに入ってるぜ

>>39
あとアトランタ級の場合砲もさることながらレーダーと射撃指揮装置がうまく組み合わさったことも効果的な対空攻撃の実施につながってるな

>>39
アトランタ級は水雷戦隊の嚮導艦の役目もあった（新造で唯一魚雷発射管を持っていた巡洋艦）けど、駆逐艦の大型化で嚮導艦の意味がなくなっちゃった。

汎用であるクリーブラント級の方が建造数ははるかに上というところにアメリカのアトランタ級の評価が出ていると思う。

軽巡、重巡くらいからの巡洋艦はわかるが、
それ以前の装甲巡洋艦とか防護巡洋艦とかが
いろいろありすぎてわかりづらい。

>>44
アトランタ級は本来の水雷軽巡としての資質の方に問題があるからなぁ
過積載スキーのアメリカですら砲減らさにゃならんほどのトップヘビーでは嚮導どころではないし
水雷戦隊嚮導艦は敵軽艦艇の排除が求められるが、幾ら門数が多くても５インチ砲だけでは火力不足

>>45
>それ以前の装甲巡洋艦とか防護巡洋艦
色々、ってか当時の巡洋艦は基本その二種だし、その関係も重巡、軽巡と大差ないので何も難しくないぞ
小型軽巡並の排水量で装甲が非常に限定され、石炭庫を利用して最低限の防御をしていたのが防護巡洋艦
半端な装甲を整理し、タービンと重油専燃艦により高い機動性を得た軽巡の登場によって絶滅。

重巡並の排水量で一応の装甲防御と２０ｃｍ前後の砲を有し戦艦の次位の砲戦能力を有したのが装甲巡洋艦
装甲巡の上位互換である巡洋戦艦の登場によって絶滅。

>>19
戦艦は重戦車みたいなもの
それに巡洋艦、駆逐艦のみで戦艦を倒せた例はないから
>>41
それどころか戦前に３空母擬人化したポスターあるで
アニメで全く生かせないような余計なパーツはついてない完全人体タイプ

>>47
純粋な「空母」ではなく「貨客船(後の改装空母)」になってしまうが、この娘達の事か?
→http://kantama.net/archives/6446096.html(一番上の百鬼夜行絵巻、その下の鳥獣戯画の隣のポスター)
三人とも良い家の出のお嬢様風で、真ん中の娘は後に雲龍になったが、…んな娘が時を越えて豊かな胸部装甲と、キュッと引き締まったお腹を前面に押し出した娘になっちまうもんだから、
なんか「発想が矮小ですいません…」って気になっちゃうな。

重原子力ミサイル巡洋艦と重航空巡洋艦は重巡洋艦に入りますか？

>>45
大洋を巡航できる船が巡洋艦
舷側装甲を持った巡洋艦が装甲巡洋艦
最低限機関周りの防護をしたのが防護巡洋艦
戦艦並みの火力を持った装甲巡洋艦、巡洋戦艦
軽くてコンパクトな軽装甲巡洋艦、略して軽巡洋艦
ロンドン条約の規定に収まる軽巡洋艦の一種、重巡洋艦

概ねこんな感じでいいと思う
なのでソビエトロシアの>>49は「入らない」

>>50
ロシア「それではモントルー条約は失効という事でよろしいかな？」

>>49
ロンドン条約の規定からしても重巡洋艦の要件はあくまで「8インチ級艦砲を搭載する事」なので、
重原子力ミサイル巡洋艦と重航空巡洋艦も重巡洋艦ではないね。巡洋艦とは言えるかもだが

>>51
言っちゃあれだがモントルー条約の件はトルコ側の恣意的な解釈が問題の要因だ
中国がワリャーグ通過させた時なんか経済面で便宜を図るという約束で通過を許可してる
そのくせモントルー条約の規制強化を画策する始末だ
トルコの本音は、トルコが自由に通行許可権を握ることでしかなく、
当然他国も自国本位な対応しかしなくなるってもんよ

WW2くらい
超弩級戦艦
…14インチ以上の主砲とそれに耐える程度の装甲を持った巨艦(軽いのでも2万トン以上)
砲撃戦で対抗するなら同クラスの砲がないと有効打が出ず、同クラスの装甲がないと撃ち負けるので、半端な戦闘艦は無駄
しかしお値段も国が傾くクラス

軽巡洋艦
…戦艦は数が少な過ぎるので、偵察とか通商破壊/護衛で商船や小型艦を攻撃するとか魚雷搭載艦艇の肉薄を追払うとかには手が足りない
この任務には外洋航行能力があって6インチ砲(手動装填可能な最大の砲)と2000～1万トン程度の船体(最適値は技術や活動内容で上下)を持った艦が適していた
これに同クラス戦限定で有利な8インチ砲(それ以上の規模の戦闘なら戦艦を持って来る方が早い)までを範囲に加えたのがワシントン海軍軍縮条約で想定された巡洋艦(軽巡洋艦)

条約型巡洋艦(重巡洋艦)
…ワシントン海軍軍縮条約時点では「巡洋艦任務に必要な武装は1万トンで十分」「巡洋艦は主力決戦の補助程度の存在にしかならないだろ」と思われた
8インチ砲艦は巡洋艦とのタイマン戦には有利だけど他の任務には使い勝手が落ちるし、数で対抗したり戦艦呼んだり別手段もあるから限定的な存在と思われた
そしたら日本が準8インチ砲と魚雷多数で1万トン艦体には過剰武装な巡洋艦を作り始めたために建艦競走が再燃した
「戦艦が造れないので火力偏重の巡洋艦で敵護衛を蹴散らして水雷戦力を敵戦艦に届ける」「突っ込んでくる敵巡洋艦や水雷戦力を魚雷発射前に速やかに撃退するために巡洋艦を重火力化する」
こうして8インチ砲搭載艦は軽巡洋艦の中でも別カテゴリ指定で制限を受ける事になった

1万トン制限は元々6インチ砲搭載艦基準の想定なので8インチ砲艦にはサイズが少々不足しアンバランスな艦となった
来る大戦では個艦としては強力なので軽巡洋艦の代わりに大きく活躍した。しかし元々想定していた戦艦同士の艦隊決戦はついに起こらず、戦術の中核だった水雷戦力も発達した航空戦力に役割を譲っていく事になった

>>53軽巡洋艦
>…戦艦は数が少な過ぎるので
まちがい。元より巡洋艦は戦列砲戦を主眼とした戦艦（戦列艦）と運用が異なるので、戦艦の多寡は関係ない。
あと軽巡洋艦という言葉を説明したいなら、防護巡洋艦から軽巡洋艦が成立した経緯の解説は必須だと思うが
（防護巡洋艦が重油専燃缶化により高速化、石炭庫防護を捨て軽度の装甲を設けた
軽装甲巡洋艦を略して軽巡洋艦と呼ぶようになったのが始まり）

>>54重巡洋艦
>8インチ砲艦にはサイズが少々不足しアンバランスな艦となった
重巡批判にお約束のアンバランス論だが、大型軽巡（最上・ブルックリン等）は6in砲を多数搭載し
重巡張りの重武装軽巡になっているので、重巡だけに言える話ではない。
「水雷戦力も発達した航空戦力に役割を譲っていく～」に至っては本来駆逐艦に言う言葉。
重巡のみにかからない言葉が大半を占めているね。批判ありきの上にちょっとお粗末だ

>>55
実際雑で粗末でありがち以上の論を紹介できる程の者じゃないんでそういうツッコミは正直助かる

軽巡についてはご指摘通り
戦艦と巡洋艦に要求される役割と性能の違いについて(砲戦力？航洋性？速度？コスト？)色々考えて、バランスの取れた、とかそういう事を書きたかったはずなんだが…迷走した結果「取り合えず数」と安直な結論に…
軽巡の成立経緯も正直どこまで解説が必要か分からず、簡潔にまとめる自信がなかったのと詳細な内容はググった方が早いと思ったので、取り合えずこの記事だけ見た人が当時の扱いと具体的にどんなスペック範囲かをつかめる事を目指した
ちゃんとした解説書ける人があればお願いしたい

ちょっと辛辣過ぎるかもだけど、>>53の説明に問題があるのも確かだね
超弩級戦艦にしても14in砲以上と言い切ると明確に間違いだし（初の超弩級戦艦は13.5in砲艦）
巡洋艦との比較に出すだけだったら、「超弩級」は付けない方が良い
（ポケ戦やシャルンホルスト、ダンケルク、カヴール級など漏れるべきでない艦が漏れる）
軽巡も6in砲艦、と言い切ると最上以前の日本軽巡が全て漏れるので不適（14cm=5.5in砲艦）

重巡の解説に至っては重巡に限らない批判ばかりなのは謎過ぎるし
さもバランスが偏ってるように思われてるようだけど、1万t内では十分な8in対応防御が出来ないだけで
砲戦をするにあたっては普通に軽巡より強い事を無視してはいけない。
（嚆矢たる古鷹型自体オマハ型に勝つことが主眼で8in砲と撃ち合う事を想定自体していない）
あと、設計の幅の広い軽巡の中にはまともな装甲が無い艦や
過武装過ぎて船体バランスが重巡より余程悪い艦もあるので
軽巡はバランスが取れている、という前提ありきで重巡を考えるのが間違いなんだよ。

>>55(続き)
アンバランス論
6in多数搭載でも8in搭載でも記事にある条約制限の1万トン以下では窮屈で、条約切れ前後に1万トン超の重巡や大型軽巡が出始める事を書きたかった(書けてないが)
6in砲多数搭載艦(大型軽巡)は重巡や中小型の軽巡との関係が自分の中で正直曖昧なまま書いてるな…個人的には重巡と同じ役割カテゴリでやはりアンバランスな艦と認識していて、重巡の枠かその次で説明できないかと思ったが結局まとめきれず駄目だった
相手も同じ制限なのでアンバランスな事自体は問題ないと思う。後世の我々が重巡の役割や特性を考察する際にだけ注意が必要だと思う

水雷戦力
>>54で重巡の役割として水雷戦力(当然駆逐艦が中核の想定)の護衛や撃退を挙げた上で、水雷戦力の役割が減ったために、その護衛としての役割もなくなってしまった(しかし別の役割で活躍した)という論旨
WW2での実際の活躍、巡洋艦本来の任務、護衛としての役割などを軽視してるきらいはある気はする

>>57
ページ更新せず、気づかなかった。申し訳ない
ご指摘ありがたい。
漏れや断言の問題はその通りだと思う。
重巡については、批判したかったわけではないのにどうしてこうなったやら。

言い方きつ過ぎた事をまずはお詫びします。纏めるのは確かに難しい、自分も一遍考えてみるが
太平洋と大西洋、もしくは軽巡→重巡→条約軽巡→条約明け、で細分すべきかも

1万ｔ超巡洋艦の出現は太平洋に関してはその通りだが、欧州ではその限りではない事も留意したい。
ロンドン軍縮以降、１万ｔを明確に超えた巡洋艦は欧州じゃ伊ザラ級と独ヒッパー級位だったりする
(英タウン級は概ね１万ｔに収まってるし、条約明けに主に作ってたコロニー級は9000ｔ級)
巡洋艦は国ごとに発想が大きく異なる中で、アンバランスと言うと「じゃあバランスの良い艦ってどれ？」ってなるが
まずどの国からみてもバランスのいい巡洋艦なんて、そうそう存在しない事は注意しないといけない

>重巡の役割として水雷戦力(当然駆逐艦が中核の想定)の護衛や撃退を挙げた上で
護衛にしろ撃退にしろ軽巡ごと葬る為の8in砲だし、それをして役割がと言うと軽巡も巻き添えアウトだよ
重巡ではなく日重巡の役割に偏り過ぎでもある。欧州は運用があまり軽巡と区分されてないし
米にしても期待された重巡の役割は偵察艦隊主力だから当て嵌まりにくい