ニコニコ大百科

>>30
それな。何か一般イメージだと賢く立ち回って勝ち残った～的な評価だけど、
実際のところは政変の度に近臣壊滅させまくって、
辛うじて自分の流罪だけは逃れてるって感じだからな。

まあ皇族だからってのもあるけどとりあえずあんだけ戦乱続きの中一応生き残って寿命全うしただけ有能ではあったんだろうな

権力欲は凄まじいものがあったんだろうけれどそれをそのまま有能と言えるのかというと難しいものがある
そもそも崇徳天皇なんかが異常なだけで天皇や上皇が非業の死を遂げるなんて言うのは普通はあり得ないことだし

まさか９００年もたって、上皇呼称が使われない理由になるとは思わなかっただろうな・・・

上皇の呼称が使えない根拠の人だと聞いて見に来たけど、長くて読めません。
なんで上皇NGになったのか三行で説明して。

院政くらい義務教育で習うやろ

現在進行形で上皇問題に絡んでて草

>>35
自分の保身のために、味方を次々に裏切りまくった人。家臣を躊躇なくどんどん使い捨てにする悪人だが、逆にそこがピカレスク的な魅力を醸し出す。

ゴッシーが孝明天皇の立場だったら幕末日本はどうなっただろうか？

どの時期の後白河で想定するかによるだろ
法住寺合戦のノリで対応されたらえらいことになるだろうし、まともな謀略覚えた後なら各勢力の均衡を保とうとするだろうし

このエキセントリックな御方も在位の間は祭祀をしっかり執り行ったし、退位後から晩年に至るまで伝統文化の継承と新しい文化である今様の隆盛を促した一流文化人でもあり、戦乱続きだったけど京都の民衆からは慕われたりとチートレベルなんだよなあ

優秀な息子（二条天皇）と違って無能な父親という下馬評だったけど神経の図太さは人一倍。優秀と思われた息子は親政に執着した結果、平清盛の専横に利用されただけの空回り。その点、無能な父親はしぶとい。信西に政治丸投げしていたくらい世の中には無関心のくせに、他人が権力を手にしようとすると対立を煽り火薬庫として存在感を発揮した。

統治のビジョンは存在していたのかも怪しいが、煽動・離間・詭計的なスキルは高いのな
歪んだ家庭に育って、暗愚の子呼ばわりされて
世の中を冷めた目で見つつも、それが返って人間観察スキルを鍛えたのかしら

キャラとしては面白いし年に１、２回イベントで会う位の遊び仲間としては楽しそうだけど、
仕事とか親族関係で深く関わるのは絶対嫌なタイプだなｗ

なんかパルパティーンみたいなやつだよな

後白河帝は寺社勢力に対して強硬姿勢を明確に打ち出した初めての天皇
清盛に比叡山攻撃をするように要請していたことからも推察できるかと

どうなんだろ。
もし、後白河法皇がいなけりゃ、天皇家断絶もあり得たのかしら。
その点では、昭和天皇と並び、日本の歴史上で数少ない天皇個人の資質が問われた時代だったもかもね。

清盛と義仲はよく皇位を乗っ取らず幽閉ですませたな。
というか後白河天皇から急に皇室の力が弱くなるのはなんなのか。
これ以前の鳥羽上皇や白河上皇は武士など歯牙にもかけない絶対権力者だったのに。

>>46
後白河の前の鳥羽上皇が朝廷の内輪もめを解決しないまま逝ってしまったから。
内輪もめは鳥羽の死の直後、保元の乱に繋がって
事実上朝廷は致命傷を負うことになる。
後白河はその中でギリギリ踏みとどまって朝廷の復興を図り
源平に対し意趣返しのように内輪もめを仕掛け続けたが
頼朝が一枚上手でそれが阻止された。
もし頼朝が脳筋か情に厚いお人好しで、
馬鹿正直に後白河に弓を引いてたら、
頼朝は義経に倒され、義経は後白河の傀儡になってただろう

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>>義経を源頼朝の許可無く検非違使に任命し、頼朝・義経兄弟の対立を目論む

この部分は最近の研究で否定される傾向にあるっぽいね

三谷幸喜が描く後白河ってめっちゃ面白そう。
やっぱりギャグっぽく描くんだろうか。

>>49

頼朝は義経に京の治安回復を命じて、任官がかなった時は祝いの使者を出したらしい。

平家いなくなって都がヨハネスブルグに。どうしよ兄さん？
平家は下の兄貴に任せてお前さんが取り締まりをやれ。
京童たちが言うこと聞かないんですが…。
だったら朝廷から大義名分もらえばいいだろ。
ありがたい。検非違使に任命するから頑張ってくれ。

来年の大天狗様は周りに振り回される苦労人になるかも…？

怪物扱いされる事多いけど結局清盛にも頼朝にも政治的に敗北してない？

今日に至るも評価は別れる。
治承三年の政変で確かに平家は全盛期を向かえたが、地方に大きな格差と不満を生んだ。それが原因で最後は滅んでる。あるいは大天狗様の狙い通りか？
頼朝も「こっから先は君らに任せるけど、それよりこっちは俺らの領分ね？」という約束を呑まされてしまった。
排他的な支配権を得たと勘違いした守護地頭を抑えるのに、胃がマッハ。功臣の上総広常を朝廷に気兼ねして暗殺せざるを得なかった。
「勝つ」ことは不得手でも「負けない」ことにはめっぽう強かったように思う。

武士と対立するというより、新興勢力として台頭した武士が政権を担う将来を予測しつつ、その体制の中で天皇がどれほどの地位を維持できるか落とし所を探ってたんだと思ってる。平氏、鎌倉幕府、武士すら消え去った現代でも天皇家は一定の影響力を保ち続けているし、長い目で見たら後白河の勝ちといえる・・・かも。

本人の能力じゃなくて、治天の君という地位のお陰でむちゃくちゃやれて、また地位のお陰で許されてる人って印象が強い
生まれもステータスの一つではあるんだけど…

そうは言ってもけっこう苦労人で、やりたくないこともやらないとならない人生だった。

近衛天皇が即位？　あ、そう。　→　え？　みまかられた？　息子が成人するまで俺がつなぎ？
せっかく即位したのにもう譲位かよ…。院政派と親政派がけんかしてる？　知らんがな…。　→　信頼と義朝、クーデターなんぞ起こすかよ…。平家一強は避けたいが、ここは清盛くんお願い。
もう政治に関わりたくねえよ。って、二条天皇逝ったあ？　しょうがねえ…。平家ゆかりの弟息子即位させっか。　→　やつも親より先に…。また院政やるのかあ…？
平家は都落ち、木曽の山猿は話にならん。頼朝ちゃん助けて？　→　東国に守護地頭置かせろ？　うーん、このままじゃいつまでも治安回復しねえしやむを得ないか…。

思いっきり火中の栗だしな。めちゃくちゃおいしい栗だけど山火事のど真ん中に転がっているという。
火をつけたのは後じゃない方の白河のせいが強い。

正直言って、無茶苦茶過大評価されている人物。
頼朝が「日本一の大天狗」って言ったのは、義経と行家に脅されて頼朝討伐の院宣出した時に「天魔の所業」と言い訳したからだし。
仮にも治天の君がまるで「宇宙人に洗脳されたから書いた」と言い訳するのは言い訳になっていない。
結果として、これを契機に地頭と惣追捕使（守護）を置く羽目になったのを考えると後先考えて無さ過ぎだろ。

そうは言っても、当時の彼の立場を考えてみなさいな。
武家なんぞしょせんモヒカンども。下手に怒らせたらなにされるかわからない。
上皇だった兄ちゃんが流されたこと考えると、自分もそうなる可能性はあった。
どこにもいい顔するのも仕方ないでしょ。
頼朝も、天狗はあんただろ！　と怒鳴り付ける以上のことできなかったわけだし。現にのらりくらりかわされて、義経を取り逃がしてる。

現世に蘇ったらずっと作詞してそう
今様好きだったみたいだし、きっと現代のJPOPとかお気に召すだろうな