ニコニコ大百科

>>179
というか、その小栗を排除したから、新政府に「慶喜の恭順姿勢は本物」と信用してもらえた。
逆に松平容保とかは、抗戦派の家臣をそのままにしてたから、恭順を信じてもらえずボコボコにされてしまった。

西郷どんでは役者は凄い意気込みを持って臨んでるのに
肝心のシナリオでは売国奴でヘタレのボンボンに貶められてて本当に見ていられない。

レオンロッシュの口車に乗らなかったんだから少なくとも売国奴ではないな
売国奴呼ばわりするなら蝦夷をドイツに租借しようとした会津藩

逃げるは恥だが役に立つ

渋沢栄一を保護しただけで超有能

西郷どんだと、脚本家と監督という無敵のサーバントに守られた西郷を敵に回さなければ、
逆らう長州や雄藩を殲滅して幕府の全盛期を再現しかねないような野心家の英傑に描かれていたな
だが史実ではこの水戸モンの本音は、色々と策謀を繰り返しながら幕府を潰して朝廷に返上する事にあったんじゃね

>>186
そのサーバントの正体どう動こうが最終的に対象を死に導く歴史の修正力じゃねーか！

北条高時や足利義昭と比べると優秀なイメージが強いんだよな
義昭も諸大名一向宗動かして信長包囲網作ったり決して愚かではないんだけど

鎌倉は内乱頻発状態だし室町はそもそも以前から既に政権そのものが崩壊していたわけで
ムリゲー感が違いすぎるからねそもそも

困難な時代でも誰かがやらなきゃならん舵取りをして、一番偉いお前が全部悪いというのはいつもの事

国内の闘争に負けただけだし
舵取り放棄したのが色々言われてるだけで別に偉いから悪いって言われてるわけでもないけどね
勉学は非凡なものをもっていたはず

その後の第二次大戦のポツダム宣言の凄惨さに比べれば敗軍の将としては
遥かに責任を取った方だわ、内戦と他国戦を比べるなといえばそこまでだが
負け方次第で国の疲弊さが段違いだからな

勝算が無くなり和睦が不可能になったから無条件降伏して、その降伏交渉も勝と大久保に丸投げした印象しかない
慶喜が責任取ったと言うよりは、短期間で決着がつく白兵戦が中心だったのが幸いした感じで、当時の要塞技術と最新戦術の浸透具合によっては、南北戦争のような犠牲者だけが一方的に増える泥沼の戦いになってたかもしれない

最近だと、大阪城撤退はイギリス大使パークスに脅されたからだってことになってた。
パークスが「私らイギリス他列強の艦隊が新政府についたら、あんたの幕府海軍では勝てないでしょ、さっさと江戸に帰れよ」と脅迫状を送ったので、籠城をあきらめて江戸に帰ったという。

大政奉還！→政治なんて朝廷に丸投げするよ！
近畿で勝てそうにないよ！→現場の兵士に丸投げするよ！
官軍が江戸城まで攻めてきたよ！→勝に丸投げするよ！

丸投げ将軍慶喜。
慶喜だけのせいで幕府が滅んだとまでは言わんけど、大事な場面になると逃げばかり選んでるあたり慶喜は悪くないとまで言えんわ。

https://plaza.rakuten.co.jp/gundayuu/diary/200811240000/
https://blog.goo.ne.jp/egawa_moritoshi/e/dae33c47f5009648b9feac0dbffdf1c9
http://tagamishihei.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-6d8a.html
まぁケイキからしたら頼る相手の身分の差とか卑しい出だとか色々と思うところはあるんだろうけども
散々利用した挙句ポイした勝に最終的に泣きつくの（今度は小栗をポイ）は如何なものかと思うその点だけは

＞大政奉還！→政治なんて朝廷に丸投げするよ！
まあ、これは政局を含めた戦略なので

＞近畿で勝てそうにないよ！→現場の兵士に丸投げするよ！
ぶっちゃけ慶喜が現場に残って指揮を取ったところで状況が変わる訳でも無いと思う。下手すれば官軍に打ち取られて終わり

＞官軍が江戸城まで攻めてきたよ！→勝に丸投げするよ！
意外にも１月末の時点ではまだ戦意はあったらしい。徳川慶勝の工作で東海道の諸藩が軒並み寝返ってからは完全に戦意喪失したようだが。もし東海道諸藩が抗戦の意志を示せば慶喜の対応も変わってた・・・・・・かも

こいつが生き延びてのうのうと老後を謳歌してたのは納得いかない

頭は回って呼び込んだ結果は悪くなかったしものによっては寧ろ良かったわけだけど、その際の手段と態度が立場と全く合ってなくてそこに評価の足が二本とも引っ張られてるって感じ。

幕府も決して無能ではなかったんだがな
他の植民地国と違って列強のアヘン産業の脅威にいち早く気付いて水際で完全に阻止してるし、よく言われる領事裁判権も外国に戦争の口実を与えない目的があった
当時比較的立場が弱く国内が不安定だったアメリカに最恵国待遇を与えてその他の列強の介入をセーブさせたりと、鎖国状態だった割に妙に外交が上手い
まぁ慶喜の成果ではないけど

王朝とか独裁軍事政権が民主化するときって、トップの末路はたいてい処刑されるか亡命を余儀なくされるかってのを踏まえると、普通に祖国で新時代の夜明けを迎えて、爵位と要職で遇された慶喜って、立ち回りがめっちゃ上手かったんじゃね

徳川家の主として徳川政権を守るために大政奉還をして。
それが叶わないと見るや、日本の主として国家独立を守るために徹底恭順をする。

フツー、負けた側の為政者て逆じゃん。政権を守れないとなったら自分や家族(慈悲深い殿様なら家臣)を守るために行動するか、徹底抗戦して玉砕の道を選ぶか。
要は、追い詰められるほど考える幅を狭めていくじゃない。

追い詰められて自分の政権から国の独立へと考えの幅を広げて、それを実行した主君て世界史上でも稀なんじゃないかしら。

この辺、戦って手柄を上げることが目的の家臣とはそもそも見ているものが違う。
家臣は全て大義を果たすための駒として見れる、生まれながらの殿様なのだろうね。

まぁ、仕える相手としては嫌だけどね。

独立とかそこまで頭回ってたかって確たる話は知らんのだよな
どうなんだろう、真実は闇か

水戸藩出身だからそのへんは確実に意識してただろうさ

いちいち戦って雌雄を決するのムダだし自分が折れてさっさと済まそうぜ、という対処自体は別に珍しくない
ただこういうパターンって勝ち側が血に狂って台無し多いので、目論見通りうまく収めたのは両勢力とも優秀だったとは思う

慶喜は自分のことだけ考え、行き当たりばったりに保身に走ってただけだし、上手くいったのは偶然

勝海舟がなぜ徳川慶喜の赦免に奔走したのか。
そこが徳川慶喜を考える上での一つのカギになりそうだけれどね。
かつての主君に忠義を示す武士としての矜持か、慶喜本人には興味がなく前将軍赦免による旧幕臣の処遇改善を狙ったか、明治政府で職に就いた自身の批判を躱すためか。
それか、勝海舟自身は慶喜の考えを理解していたのか。

どっちもえれぇ政治家だとは思うが、現役時の慶喜の勝に対する態度・ふるまいは色んな文献見ててもほんと草
偏屈にしか見えない（誉め言葉）筈の勝が凄い人格者に見えて困る
当の慶喜は最後まで勝に対しては、あいつちょっと誉められすぎだよーとかどうしても気に入らない・一言言いたいような所があったみたいだがｗ

>>201
亀だがフランスのブルボン朝の悲惨な末路を知ると徳川慶喜と天皇家は尋常じゃなく優秀だったと感じる
打倒された政府の権力者が新しい時代の後ものほほんと暮らしているのは普通じゃない

慶喜が助命されたのは慶喜が優秀だからじゃなくて慶喜に皇族の血が入ってたからだよ
慶喜に皇族の血が入ってなかったら確実に処刑されてる