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過小評価されてるのは、ずっと現代がデフレ続きだからでしょうね
特に「財務省はクソ、消費税は廃止、国債を刷って刷って刷って刷りまくれ！！」とか言ってる人達にはすさまじく恨まれてそうなのが定信。
だが歴史上の人物は自分の死後の世がどうなろうと知ったこっちゃないのに未来の情勢でコロコロ評価を変えられたらたまらない

べつに未来から追ってみるまでも無く、結果論で彼の功績は非常に少ない
批判点は多くとも一応結果は残している田沼と比べ、マイナスポイントにどう絆創膏を貼ったところで高い評価は付かないのが松平定信

まあ、「何故そういう政策をとったのかは理解できるし、その発想が間違ってるとまでは言えないが……」ってとこじゃないかと　＜結果論で彼の功績は～

見る角度によってプラスにもマイナスにもなる

田沼は年貢ではなく商業中心の経済にしたとかいってる奴いるけど、大間違いで田沼の時代も税収の主役は年貢だよ。商業が中心になるって、そんなの産業革命が起こった後だ。
それなのに天明の大飢饉まえから農村の崩壊を放置して最大の財源の保全を怠った結果、大崩壊を助長した田沼と、崩壊した農村を建て直してたうえにセーフティーネットを設置し、民の生活の安定化を施した定信。
一次産業が基盤の社会という前提を考えれば定信は幕府財政を復興し安定させたといえる

　松平定信の最大の功績はラクスマンに長崎への入港許可証を交付した事だろう。当面開国を避けつつロシア側にも成果が出たと納得させ、武力衝突を回避できたのは大きい。
　他には人足寄場の設立も大きな成果の一つだと思う。

飢餓の時代に登場した老中で農村復興事業を起点に諸産業の供給能力を回復して当時の日本人の生活水準を元へ戻した功績は絶大
ただそれが上手く行って今度は需要不足に陥ったけど、そこで経済政策を転換できなかったのが失敗
長谷川平蔵たちの進言や朝廷からの提案もガン無視で緊縮続けて失脚してしまった
バブル期と崩壊を経験して緊縮を叫び続ける年配と被る

不遇の生い立ちが関係してるのかもしれないけど、
独善的過ぎて柔軟性がなかったように見える。
いかにも目の前しか見えていない視野が狭い人。

言われるほど無能でもないし有能でもない
老中としては役者不足で、藩主としては優れた人物といったところ

白河の民に学問禁止の愚民政策を押し付けた話は？

一生懸命やろうとしたのは間違いないと思うんだけど…まあ仕方ないね

>>9
司馬史観並みの『風雲児たち』史観は間違いだらけなのでNG。それって、ベルばら読んでフランス革命に詳しくなったつもりでマリーアントワネットを非難してるのとなんら変わらないぞ。

愚民教育どころか寛政11年に庶民用の教育機関を立ち上げてるし、「徽典館」「講武所」「医学所」などの庶民でも入学できる公立教育機関を立ち上げて、就職まで便宜を図ってるよ。

この人が将軍になっていたら改革ももっと上手くいったのかな？

過少過大評価されるだけよさそう
次の改革のアレはタイミングも悪かったが逆張りマンすぎて

田沼も定信も毀誉褒貶あるけど、再評価される気配のない水野忠邦ェ・・・

田沼　面白そうな発想、着眼点がある　
定信　飢饉対策とか凄いところは凄い
水野　何もない

こんな印象

水野忠邦のは改革ではなく、尊敬する定信の真似をしただけの単なる復古主義だからね。

最大の問題は、為政者が神経質で疑り深いところにあると思う。
密偵の後ろにさらに密偵をつける、と揶揄された猜疑心の強さが定信の評価を下げた一因だし。
スターリンと同じで、部下を信用しないトップには誰も本心から従わない。手抜仕事が横行して腐敗する一方、監視密告社会になる。
誰も本気で天下国家のために働こうとは思わなくなる。
田沼時代、大御所時代は、仕事を下に任せて責任は上が取るという構造はうまく機能してたわけで。
定信に限らないが、トップになるべき人間じゃなかった。藩主で終わるか、学者にでもなっていればはるかにましだったはず。

>>17
定信ってプライベートだと、自ら大名社会を皮肉った戯作を書いたり、源氏物語にハマって半ダースほど書写したり、浮世絵コレクションが嵩じて吉原の遊女をテーマにした絵巻物語りをプロデュースしたりとオタセレブ全開なんで、トップにならなければ趣味人として名を残していた気がする。

図書館に本あったから読んでみたけど結構面白かったな
猜疑心てかとにかく名前が傷つくのが嫌って感じに見えた
老中辞めてから和解したって大名もちょくちょくいるみたいだし
公人としてはすげえめんどくさそうだが、私人として付き合う分には面白い人だったりして

>>15
幕府と言う家は

綱吉が土台を作り
家宣が冗長な部分は修正し
吉宗が建物を作り
田沼が内装を手掛け
定信が華美は削りつつ電気や水道を通して完成させた

のかなぁ。改革と言うよりは100年かけた創業だったんだと思う。

そして、文化文政で食いつぶし、天保で倒壊させる。

藩主で終わっていればおそらく日本最高の藩主の一人として名を馳せただろうな。

少なくとも当時のロシアの極東地域の進出の影響もあったとはいえ
万が一に備えて北海道の領土化を進めた事は評価しても良いよな

「白河の清きに魚も住みかねて　もとのにごりの田沼恋しき」
真面目とユーモアのバランスが国民には大事ってことなんだな　だからといって賄賂は論の外だが