ニコニコ大百科

改めてみたらロザミアパダムのお兄ちゃん　何かの特殊プレイにしか見えない

ゼータの考察を書いてみたので、よろしければ感想、コメントなどお願いします。
https://fast-run-winding.hatenablog.com/entry/2018/11/26/234520

コテハン君、どんだけかまってほしいんだよ

>>332
Gレコをエヴァのパロだの言ってるやつの考察なんか当てにならんわ
ここはお前のブログを宣伝する場じゃねーんだよ

>>327
そう、個々の場面は良いのに、全体としてはいまいち煮え切らないんだよな。スポンサー命令でとりあえず作らなきゃいけなかったから仕方ないっちゃ仕方ないんだけど。
御大が新訳作りたくなった気持ちもよく分かる。

Ｚって要するに地球圏で地下活動するダイクン派ジオン工作員と地球至上主義として芽吹いたギレン思想の対立の物語だからねぇ
要するにジオン対ジオンになってるストーリーだから…
一年戦争でジオンがやってた事の御鉢が今度は連邦側に回って来たていう感じの話
でも結局戦争やってるのはジオンの連中でしたっていう具合ですかね

今回のデアゴスティーニのZの説明、映画版全否定なんだけど、正史はTV版ってどこかで明言されてる？

削除しました

とはいえ、映画からＺＺにはどうあがいてもそのままには繋がらないんだから、正史というのが「宇宙世紀の一連の流れ」のことならＴＶ版が正史と言わざるをえんでしょ
ディアゴスティーニがどう書いたかは知らんけど

1stガンダムは『戦争を引き起こすのはオールドタイプ（大人、老人）』で
全ての元凶のギレン・ザビがその象徴だった
そして、人類社会の運営が次世代（ニュータイプ、若者）に委ねられれば
いつかは戦争の連鎖を克服できる、という救いを残してたのが1stガンダム

ところが、Zにおける巨悪、敵は『ニュータイプの敵（シロッコとハマーン）』だった
ニュータイプにも傲慢なエゴで人類の支配を目論んだり、戦争を引き起こしてしまう愚かさがあったとZで判明した
Zにおけるギレンポジションのジャミトフは途中で死に、その引き金を引いたのはニュータイプのシロッコで
エリートのニュータイプが傲慢な選民思想でもって、戦争を拡大したり、人の命を駒のように利用し、弄んでいた
ニュータイプの正体は人類の問題点、エゴを克服した存在などではなく、自尊心の怪物、
また新たなエゴと傲慢さを持った怪人が増えただけだった

だからハマーンやシロッコがどういう悪で、何をやりたかったかははっきししてるし、
『人は分かり合えるかもしれない』というわずかな希望、救いのある1stガンダムに対し
『人は死ぬまで分かり合えない』という、わずかな希望も許さない、救いのなかったイデオンと同様
『1stガンダムへのセルフアンチテーゼ、自己否定』になっていた
シャアも次世代（カミーユ）に期待していたのに、カミーユは潰れてしまった
そこでシャアが持っていた次世代への希望も潰れてしまったと

1stガンダムのラストで、未来への僅かながらの夢と希望を持てて、心地よかったエピローグを
Zガンダムは思いっきり自己否定して、夢もへったくれもない、最悪に後味の悪い結末と残酷で絶望の未来を見せつけてきた
だから後日談として蛇足、余計に感じる人がいたり、こんな未来（続編）なら見たくなかった、と感じる人がいたのだと思う
それが狙い通りで意図的だろうし、製作当時の富野監督の精神状態と、作中のシャアの気分がそういう絶望状態・人類不信だったのだと思う
シャアが人類の何もかもが嫌になって隕石落として全部を終わらせる、って展開も、尺に収まればテレビのZでやる気だったんだろうね

340の凄い分かり易い解説でZは解ったんだけどZZの意図も全然読めなくてどうすりゃいいのか解らなくなった。
次世代(ジュドー)が居るじゃんが惜しい

シャアとアムロが呉越同舟という、敵の敵は味方という言葉を体現したような作品

つうかアンチシアターが富野イズムって事でしょ
ミノフスキー＝イヨネスコ型ってそういう意味らしいのね
ＺＺでは子供はみんなニュータイプとか言ってる始末
つまり1st:「若人」→Z:青少年団→ZZ:少年団と「低年齢化」していっている
でVでは中一児童が主人公、と
つまり未来＝若者・年少者という安易な発想自体が非常にお粗末だと明らかになっていく過程が宇宙世紀ガンダム
要はシアター：加齢・成長/成熟物語に対してアンチシアター：低年齢化・幼少化というテーマになった形
主役は民間人から軍属へというお決まりの流れも陳腐になっていった
正規軍人同士で闘争するGセイバーで〆てるのが何とも象徴的

特定作品をさして「ガンダムらしくない」「ガンダムとして見なければ〜」とか言う表現してる連中の言ってる「ガンダムらしさ」、七割ぐらいはゼータっぽい要素の事をさしてる説
残り三割は種とか0083とか

>>340氏の明快な説明、素晴らしい。

その流れ、シリーズ通して一本の大河として、（ZZはともかく）逆襲のシャアにもきちんとつながるね。
絶望して隕石落とす（そのくせ、内心止めてほしい）シャアと、
現実を受け止めつつ、地道にやっていくアムロ。

ニュータイプの素質を持ちながら、喧嘩ばかりのクェスと、ザ･オールドタイプでありながら、
地球の正念場には、一致団結して隕石押し返すジェガン＆ギラ・ドーガのパイロット達。

「ニュータイプ」なる概念は、めんどくささを丸投げする安直で都合のいい幻想に堕す危険性を孕んでて、宇宙世紀でも幻想をめぐって膨大な血が流れたが、最後に残るのは、手品でも魔法でもない根本的な「人としてのありよう」

ものすごく今更だけどなんで映画だとダカール演説カットされたんだろ？

>>344
いやいや、ゼータ放送当時だって”変形ロボット”という最新トレンドを取り入れたことに対して
「変形なんてガンダムじゃねぇ！」って叩いてる連中もおったやんけ…
ファンのいうガンダムらしさなんて所詮個人の感想だろ

そもそもサンライズが「ガンダム」と公言して出してる作品にガンダムらしくないってどういうことなんだ…？

本当にそう思うよ。個人の感想だって
これだけ長く、沢山シリーズの続いてる作品だからこそ、だとは思うけどね

0083なり種なりZなり、どれでもいいけど、
見てる方としてはこういうのがガンダムなんだなーってすりこまれる
その上で新しい作品が出た時、それまで自分の持ってたイメージと違ったら…？て、そういう感想が出るのもある意味必然と言うか

でも、ガンダムらしさってこれだけシリーズがあるから、その想定してるガンダムらしさというものが上記の物だったり他の物だったり個々人よってブレがあるけどね

結局、今となっては初代は初代で別物になってるというか、今さら第二次大戦を彷彿とさせるような描写はもはやガンダムらしさとは言わないような気はするけど
もうあれはあれで、初代らしさとか1st関連とか独立してる気がする

二次大戦の世界観にトミノ宇宙造語が飛び交うのが1stらしさ、一年戦争派生はそれに加えてジオンにドイツ語、連邦に中二ネームが加わる
Zガンダムは宇宙世紀らしさが始まった感じ、ガンダムらしさと宇宙世紀らしさは基本的に交わらない

ガンダムと言う作品自体はプラモやブランド化させる為にV字アンテナで二つ目の顔を模したマスクを持つロボットで
定着させようとした商業形態も有りますし、概念上の「ガンダムらしさ」や「ガンダム」を議論するのは難しいと思いますね

ZとZZを見て思ったけど、アムロやシャア、カミーユの様な逆シャアでも言ってたけど「人間のエゴを全部飲み込めない地球を背負う」「ニュータイプの思想を引き継ぎ革命を起こす」と言う一人の人間に変革を促す要素を丸投げすると
壊れてく印象が有ると思う。ジュドーがルー達と共に木星で地球とは独立した文化を作り自活できる人類を生み出せたかは解らないけど、人と高い共感で分かり合い協力し変えていく活力に溢れた人々が次世代のニュータイプなのだなと思った。　そう考えると劇場版ダブルオーはZや1stのニュータイプ論の別解答だったのかな…

水島監督が00のことを富野ガンダムの正統な続編と唄ってるあたりあの終わり方は水島なりの回答なんだろう
あとは福井が宇宙世紀の総括をUCでやった、みたいなこと言ってたけどアレも意見が割れるよな

やはりGレコに答えがあるんじゃないか？

『「ガンダムらしくない」という発言をする人間の「ガンダム」とは大体Ζ』って説は分からんでもない
『相互理解の不足によっておこる問題』の提示がガンダムらしさと感じてるんじゃないか
ファーストにもそれはあるんだが、どちらかというとアムロの成長譚としての意味合いが大きくて、
改めてＮＴだからといってコミュニケーションがうまく行くわけではない、と提示されたのがΖのように思えるから

カミーユとハマーンが同調しかけたんだがなぁ、ハマーンが自分の中に他人が土足で入ってくる感じを嫌って結局わかり合うことはできんかったしなぁ

そもそもニュータイプになったら本人の意思とは無関係に勝手に自分の思考が相手に伝わったり、相手の思考がわかってしまうって現象は、人に知られたくないことやトラウマを持っている人にとってはマイナスな能力よな

いくら相手が受け入れてくれる存在であろうと人間誰しも他人に知られたくないことあるだろうに
むしろアムロとララァは特異な関係なんじゃないか

むしろちゃんと一歩一歩信頼を重ねていくコミュニケーションの過程をすっ飛ばして、勝手に相手の内面を覗き見るNT能力とかわかり合うことを妨げるだけじゃないか？
極端な話、強制的に裸にして襲った相手に「俺たちは互いの全てをさらけ出して結び合っただろう！」と迫ってるような…

ニュータイプといえる能力者は確かに存在するのに、能力者達自身も含めてそもそも誰もニュータイプがどんな存在なのか理解できてない過渡期故の悲劇もあるんじゃないかね
シロッコなんかは分かりやすいけどハード(肉体)はニュータイプなのにソフト(思想)がオールドタイプみたいなのも多いし。ハマーンもニュータイプでありながらオールドタイプ的な考え方から離れることが出来なかったといえるんじゃないか

カミーユとフォウは一応成功したわけだ、共感
でも、カミーユとハマーンでは成立しなかった
描写的に言えばハマーンの時の方が共感の度合いも高そうにすら感じられるのに（現在だけでなくハマーンの過去も覗き見れた。おそらくハマーンもカミーユの過去を見たのでは）
そこにはやはり大人として築き上げてきた自我があり、その境界があやふやになるのはすでに成熟した人間には耐えられない

シャアはそこに自覚的であり、カミーユの死を以って自分たちの世代ではもはやＮＴによる世直しは不可能だと悟って逆シャアの動きになったんじゃないだろうか
つまり老人がいなくなり、ＮＴが当たり前の世界になれば共感による拒絶もなくなるのではという
で、それに対しアムロは「人類の知恵」という今まで受け継がれてきた物を以って否定する。シャアのやり方は世代の断絶を意図的に発生させる行為だから
これはキンゲなどの後期富野の思想が現れ始めてるように思う
「新世代の若者が正しく歩むにあたって、それでもダメな大人達の手助けが必要である」というような

カミーユみたいなニュータイプはUCやNTで断絶して後世は近い人に寄り添うみたいな縮小の道を辿っててMSの進化と同じなのがなんか皮肉

メタに見るなら御大自身がニュータイプ的な存在(による恒久平和)を信じてないし、それっぽい言い方するなら「生理的に受け入れられない」んだろうね
Ζが描かれたことでファーストの大円団を裏切られた、竜頭蛇尾だという批判が放送当時多かったという話は聞いてるけど世代じゃないからその辺のことはよくわからない
けどニュータイプ論は一歩間違えれば一年戦争でジオンが提唱した優生思想の変奏にしかならない、という部分に決着を付けなければならなかったが故のΖでもあるんじゃなかろうかと想像したりはする

宇宙世紀の後続作品でニュータイプの発展が描かれないのは「それはもうアムロとララァ(カミーユとフォウ)でやったから」というマンネリ回避のためだろうが…

アムロとララァやカミーユとフォウは戦闘する以前に直接顔を合わせていてお互いに悪くない印象を持ってたのも共感するのに影響したんじゃないかな

逆にハマーンの場合は直接戦闘する以前に何度かカミーユのプレッシャーを快くないものと認識（鳥肌が立つ等）していたから、その辺が相互理解に悪影響を与えちゃったのかもしれないね

カミーユとフォウは別にNT同士だからわかり合った・理解しあったって感じはせんのよね個人的には。
あの二人はアムロとララァみたいに突然名前がわかったり一瞬でお互いの全てを理解しあったわけではないし

ちゃんと言葉で自己紹介をしてお互いの過去を話してそれでいてお互いの敵味方という所属を越えてわかり合うという、いわば普通の恋だと思うんだ。

これって別にNT同士じゃなくても人間を好きという気持ちがあれば例え敵同士だろうと許し合えるし理解しようと歩み寄ることができるって表れだと思うのよね