ニコニコ大百科

ジョニー・ライデンの帰還だと、アルレットがνガンダムの設計図か何かをちょっとだけ見て「普通ですね」って報告して、シャアが不満そうにしてたっけな。

よーいドンのタイマンならサザビーの方が強いかもしれないけど
「乱戦極まる戦場」という状況を設定するとνの方がよくない・・・？とは思う

アムロと戦いたいのにザコが邪魔してきたらシャアとしたらイラついてそりゃ腹ビームぶっぱで一掃したくなる（結果νの戦いでパワーダウン）

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前に言ったシャアが「互角に戦ってたけど女に気を取られて負けたの実にシャア」っての、MS戦の勝敗はその前に決していたかもしれんが、1stのような肉弾戦に持ち込んだりポッドで脱出して再戦の機会を作れる可能性はあったと思う。それを自分で潰したって感じの意味
映画の流れ的にはそんな可能性は無いんだが、何度もMSを乗り換え何度も死地を潜り抜けて来たシャアというキャラにはそれらの可能性は残されていたはずと思うんだよね
けど同時に、自業自得の女絡みで窮地に陥るのもシャアってキャラだよなぁ、と
これは絶対に富野監督意図的に描いてると思う。色男が女に気を取られて負けるの

>>1202
コンセプトが多分νがマラソン選手でザザビーが短距離選手だと思うから同条件でタイマンならザザビーはジリ貧になってたんじゃないかなぁ…？

現にνはαアジールヤクドドーガ戦でファンネル数基とシールドを失ったうえに無補給状態でザザビーと戦って互角だったし

実際当時10年ぐらい続いていた人気シリーズのライバルキャラの本性をマザコン+ロリコン+自己中にした御大は凄いと思う

ベルトーチカが登場しなかったのはアムロが認知しなかったから

自分は公開後数十年経ってから一気見したからまだショック受けずに済んだけど
初代からリアタイで10年くらい追っかけてたライバルキャラが吐き捨てるようにララァママ発言して困惑したアムロと一緒にそのまま光の中に消えてくのってどういう感覚になるんだろうか
虚無感すごそう

ベルトーチカ・チルドレンで産まれるであろうアムロの子供が平穏な人生を送れるとかあんまり想像出来ない。

色々思うところはあるけど宇宙世紀最強と謳われるエースパイロット同士の異次元の対決は間違いなく見られる
格闘戦、射撃戦にファンネル組み合わせて殺陣作れるのマジですごい

シローたちがあのまんま世捨て人やってたなら冒頭の5thルナで死んでることになるのか

正直逆シャア神格化してる層って芳ばしい
結局戦闘シーンがカッコいいからこんだけ言われてるんじゃないのって気持ちが拭えない
だって、話が面白くねぇんだもん。自分が初見のときは初代とzは通した状態でみたけど最後になんか皆が頑張ったら不思議なことが起こってなんとかなりました。なにこれ？って感じだった。
率直に思うのは戦闘シーンがいい。これだけだ

正直
ロンド・ベルの兵士がνガンダムに続いてアクシズ押すだけならまだしも、ネオジオンの兵士までが「やってみる価値ありますぜ！」って熱いこと言って隕石押し出して
なんかオーロラが出て、ゆっくりクェスが言うところのT字型チートアイテムが宇宙をバーっと漂うってオチは未だに若干腑に落ちない
作品の内外を通して、アクシズショックのあれこれはオールドタイプ置いてけぼりって感じだった
別にネオジオンの兵士が全員アクシズ落としに乗り気だったとは限らないとは聞いたが、そういう描写も本編にはほぼないからやっぱり腑に落ちない

映画全体の作り的に後年の富野作品もそうだけど、
視聴者の感情の動きを誘導するんじゃなくて、淡々と話の流れを見せるみたいな演出や空気作りみたいな感じなのよね
導入からして「Ζ・ΖΖの後、こうなりました」という結果は見せるけどそうなるに至った経緯は教えてくれないから(特に肝心のシャアの乱心が過去作の流れからするとかなり唐突)、
視聴者の心情としては映画のシチュエーションに乗り切れないみたいなところはある

俺個人としては逆シャア自体は大好きだけど、
お話を楽しもうとすると後年のメディアミックス作品や外伝による補完や解説等が無いと厳しいとは感じる

自分もストーリーは単品で見ると完結編としてどうよとは思うけど
(人間ドラマとは別の)テンポや全体の流れとかソビエト風のかっこいいbgmとか観客の没入感を高める作りはすごくいいいだよね
戦闘シーンだけって言っている人いるけどそのかっこいい戦闘シーンを素直に消化できるよう作りがよくできているんだよね
次回作のF91そこがうまくできていなかった。例を挙げるとシーブックの初陣の次のカットで唐突にシーブックの潜入編が始まって、戦闘シーンで上げた高揚感が困惑で打ち消されちゃう。逆シャアは最後母親発言があるといえアムロvsシャアの決着が着くまでボルテージはエスカレーションされている

>>1213
庵野秀明さんが作った同人誌の中で、編集に参加してた小黒裕一郎さんが「（サイコフレームが）宇宙をクルクル回って皆を洗脳してしまうってわけですね」と表現してたから、リアルタイムで視聴した人の中には、ネオジオン兵の一見すると矛盾する一連の行動がサイコフレームの洗脳効果によるものと考察していた人もいたみたいね。最近だとこの洗脳説は否定されてるようだけど

まあアムロとロンドベル兵士の想いがサイコフレームを通して拡散された結果を感化されたと解くか洗脳と見るかはその人の善性によるやろうな

他者の意思に同意することを誑かされたと解釈する人は洗脳としか思えない
人間不信のオタクらしい解釈かもしれん

アムロ「貴様ほど急ぎすぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない」
シャア「こんな温かさを持った人間さえ地球を滅ぼす」

真逆の主張だけど、結局のところ人間は白か黒かみたいな極端な生き物じゃないってこと

サイコフレームの光がきっかけでアクシズ押し返しに参加したネオジオンの将兵たちは、連邦側なら感化させたと解釈するだろうし、ネオジオン側なら洗脳されたと解釈するだろうな。
尚、超大型サイコミュ洗脳装置エンジェルハイロゥを開発したザンスカールの連中は洗脳と見なしていたかもしれない。

もっとも、ニュータイプが嫌いな連邦軍上層部は、あの現象を洗脳と解釈しているかもしれないな

今なら原作ハサウェイ読んでる人もそれなりにいると思うけど「なんとかなりました」→「なんともなりませんでした」で「機動戦士ガンダムという物語」は終わってるからなあ
この降り幅の大きさがなんで生まれたのかは知りたい。逆シャアに参加したスタッフの裏話聞くとかなりめちゃくちゃなスケジュールだったらしいが

その辺は結論じゃなくて天秤のように揺れ動いてるだけだよ
その辺りは富野監督の作風でもある

結論とかでなく「機動戦士ガンダム」の最後の作品のオチを悲劇にしたのはなんでだったのかなと
作風は1stとZがそうであるように大きく振るタイプの作家だし、小説とアニメで別の展開を仕込む人でもあるんだけど
予定に無かった劇場版ガンダムの制作とその劇場版ガンダムを映画として成立させるために用意したアクシズの奇跡という荒業が閃ハサの結末に影響したりしてるのかなと改めて考えてしまって

アムロとシャアから解放されたかったんじゃないの。知らんけど

初代で人間はいつか皆NTになってわかりあえる
ZとZZでNTは一部能力が肥大化しただけ
精神性は人間のままなので結局戦争を引き起こすかその道具にしかならんって変遷したんだから
逆シャアでNT能力を持つ二人は最後まで争うことしかできなかったが
ただの人間達の持つ心の光の暖かさが地球を救う
というオチがつくのはハッピーエンド寄りだと思うけどな

クロスボーンでのトビアの
やがてくる新しい力に期待する前に人間としてやれることがまだ残っているのじゃないか
という手紙は直接的かつ明るすぎて長谷川節を感じるが
富野原作らしいから考え方としてはそういう事なんだと思ってる
まあでもまず初代と逆シャアは続きが出る事自体がおかしいというくらい綺麗に落ちてるとは思うが

主題歌の「メビウスの宇宙」ってのは
「ガンダムの世界は地獄が続くよ、そこで永遠に足掻くトゥルーもハッピーも無い無限地獄」ってメッセージなんだと
そこからの「メビウスの宇宙を越えて～」って願い

陰鬱とした終わり方ばかりの宇宙世紀から路線変更したのがGガン(以降のアナザー作品)ってのは有名なお話

富野監督的には逆シャアのオチは映画という媒体の必要に迫られて用意したもので、他にも例えばチェーンの死は映画を意識するあまり雑に過ぎたというような回想をしてる
チェーン殺しが惰性の産物に似た何かなことは閃ハサでのチェーンの扱いに現れているようでいて、今風に云うなら「闇堕ちしたハサウェイ」というインスピレーションの基礎になってるはずなんだよな
若者（子供）という存在は戦後日本の創作的には大人顔負けの活躍をする希望であって、それはより華々しい未来への期待を意味していた、それをカミーユという前例はあるにせよ、より無残無情な結末をハサウェイに用意した御大の意図、「機動戦士ガンダム」と決別して次の作品（結局ガンダムだが）に進みたかっただけなんですかね
それともやっぱり逆シャアの結末に痼のような感情を抱いていたのかな…

あとはまあ、逆シャアで名も無いネオ・ジオンパイロットが押し返しに参加したことを「そういう描写がないから腑に落ちない」と疑問に感じる視点、かなり意外なんですよ
シャアの作戦を静観することを命じられた連邦パイロットの感情も描写されてないし、アクシズを落とされる地球の住民の感情も描写されてないから

>>1223
逆シャアの同人誌での庵野監督の取材に対して、富野監督は逆シャアの企画段階から「歳は隠せない。映画にしてはいけないのでは。だけどケリはつけなくちゃいけない。職人芸でやるしかない」の葛藤の連続だったそうです
技術論としてアムロを主人公らしく描こうとするも、Zガンダムの頃からコントロールできないキャラになってしまっているアムロをカッコ良く描けず、苛立ちからシャアにサイコフレーム提供という敵に塩を送る行為をさせてまで花を持たせたくらい、アムロを強く描けなかったからこそ、あのラストの結末に繋がったそうです
富野監督は逆シャアのアムロに対して、創造しながら放任してしまった子供特有の怖さを感じたそうで、「（シャアに）勝てなかったじゃないか！おまえがもっとヒーローなら、もっとカッコよく終われたんだよね！という不足感が、少なくとも僕にはある」と述べられています

でもシャアはシャアで双方互角のＭＳでの戦いではアムロに勝てなかった上に、最後はあんなカッコ悪いセリフでアムロを驚かせて幕を閉じさせられたのも事実。
小説版の方の最後のセリフはまだ良かったのに・・・