ニコニコ大百科

若手スタッフの一人として園田英樹の名前が挙がってるけど、この人が脚本デビューしたのって1982年だぞ
まあ10年のキャリアがあっても若手扱いの世界なのかもしれないけど

当時幼稚園児だったけどVガンはとにかく怖いというか不快というか、富野風に言うなら「生理的に受け入れられない」作品だったなぁ
処刑とか人が死ぬのも怖かったけど猫目のモビルスーツがとにかく怖かった
ゲゲゲの鬼太郎とかぬ〜ベ〜とかと同じカテゴリーに入ってたわ脳内で

削除しました

Vガンはパッと見のクオリティでいうとダレてる部分も多いから無理もない(いきなり4話から始まるとか)。駄作ってことはないが、やっぱり粗自体は多くて基本富野上級者向けだと思う。御大も自分でそれ分かってるから褒めないんだよね、多分。
ターンエーは富野作品的にはバランス取れてるのがいいところ。フェチに行くならブレン。

Vガンの場合主人公含めて登場人物皆ナチュラルに狂ってるからな冨野が病んでる時期に作ったって的確過ぎる表現されてたし。

>>694-695
・白富野アゲ黒富野サゲ
・富野が病気だから駄作

☝
こういうクソみたいな評判だけで作品を深く語れない奴って、何を理由に書き込みに来るんですかね？
まぁ自己満足なんだろうけど、そんな理由でここでマウント取りに来て同意が得られると思ってんの？

俺はVガンがガンダムシリーズでは一番好きだよ
真剣にそう思ってる俺みたいな奴らに対しても、こいつら精神病だとか思ってんのかなこの子達は（苦笑

1話でちょっと話がよくわからなくて挫折しそうなんだけど序盤は時系列がめちゃくちゃなのってマジ？
4話から見直しても大丈夫なんですか？

2話から見て3話、4話、1話の順で見る。
5話から後は順番に。

>>697
それがVガンダムだ―機動戦士Vガンダム徹底ガイドブックという解説本が有るんだが、序盤の時系列が滅茶苦茶な理由とか語られていて、Vガンダムの副読本としてお勧め。

ササキバラの本は本編全部見終わった後で、ざっと読んで分かんなかった部分をおさらいする方が読み方としてはいい気がするけどな。
あれはあれで彼の主観がザックリ載ってるから

富野自身が当時の制作状況の内幕を明かして、この作品に納得がいってない、不本意で否定的な所感を述べてるからね
クリエーター本人自身が自己評価してないし、評価されて欲しくない、ってスタンスをこの作品に向けてる

でも放送当時は評判が悪かったけど、のちの社会への予言みたいな内容でもあったSEED DESTINYみたいに
Vガンも的確にその後の社会を言い当ててると言える
カルト宗教にはまって先鋭化していく人々、宗教テロ、宗教戦争、地球環境問題から過激化していく人々、組織の高齢化、頼り甲斐のある男性が減ったことによる男性の力の衰退
自分探しをこじらせすぎてスピリチュアルに傾倒して自分を見失っていく迷走する女性たち、女性の力が悪い方向に強くなって狂っていく女たち、腐敗した大人を憎むあまり狂っていく若い女、情けない大人だらけの社会で大人をイラつかせるほど賢くなっていく次世代の冷めた子供たち
正しさを振りかざし、環境問題を口実に人類を憎み、狂気で人類粛清や閉塞した社会への革命を振りかざす
オウムも言い当ててるし、中東問題も言い当ててるし、過激フェミもグレタもコロナと反出生主義も言い当ててると言えるかも

>>697
時系列順だとガンダムが出てくるのが四話になってしまうので
放送時の構成は正しい。

Vガンは色々詰め込みまくって破綻してるんだけど
その破綻具合が愛おしい作品。
序盤から人が死にまくるから緊迫した場面の時のインパクトが凄い。
あとガンダムが量産機としてきちんと演出されてるのが好き。

別に破綻してねえだろ。
何が破綻具合が愛おしいだよ。バカにしてんのか？

「常軌を逸した描写が存在した」とか「売り上げが振るわなかった」とか「この作品の後富野監督が休養を必要とした(作品そのものが原因じゃない)」とかは事実だけど、だから物語として破綻してるということにはならんわな
過激な描写やそれに纏わる評判、監督の言動ばかりが人口に膾炙して、作品自体が顧みられてないのは事実だろうね

富野監督はそもそも戦争を肯定的に捉えてない人、だけど自分に出来るのがロボットちゃんばらドンパチ作品作ることだから、その辺りのストレスが露骨に出た作品ではあると思う

意見自体は賛同できるけど、文章が攻撃的すぎる人ネットでよく見るが、心荒んでんのかなあ・・・
>>696

Vガンダムは語り口がどうしても作品の外側で起きたこと中心になりがちだからファンが怒るのも分かるけどね

怒りも凄く分かるけど、今のネットって中高生もいるからムキになってると疲れてくるぞｗ
スルーしてかないと・・・戦争になる

REシャッコーもうすぐだな
スマートすぎるって意見もわかるがキットがでたことを素直に喜ぼう

総評でしか語れない奴ってもしかして作品を見たことないんじゃないかって思うんだが
せいぜいスパロボかGジェネであらすじを知ってる程度の知識とかさ

ガンプラ売れてないってのも予定数に達しなかったって情報が悪い方に伝わってしまっているんじゃないか

庵野がVガンダムについて、アニメージュで1Pくらい語った記事があった。確かウッソの父親についてだったと思う。

今思うとエヴァのゲンドウという父親像には、その要素が入ってるかもなぁ。

一回り年齢の離れた会社後輩に「ガンダムシリーズで一番残酷だけど、観るべきガンダム」と言って観賞を薦めた。
一週間後に
「なんてものを薦めてくれたんですか！」
と抗議が来たが
「でも、観るの止められなかったろ？」
と言ったらうなずいていた。

カテジナさんで好きなのは、最後まで女を盾にしなかったことだな
私は女だから、とか、女の苦しみは男にはわからない、とか、そういうところを見せなかった
その上で女性の社会を作ろうと戦った、そこが好き

ネネカ隊は盾にしたけどなｗ

>>710
庵野はVガン好きだもんな〜、ただ放送当時は周りにVガン好きがいなくて話せる相手が皆無だったとか
のちにBOXが出た時のコメントでVガンにもう１要素あったらエヴァの制作は無かったっていうくらいだし
Vガンに影響されてそうな部分を探すのも面白いかもな

プラモでも仮面ライダークウガの小物として出たのはちょっと

外伝の黒いV2が埋もれさせるには惜しいぐらい格好良い

>>716
現行設定だとハリソン元大尉が変形合体テストに使っていたプロトV2ガンダムという設定になったので青い

マーベットさんの「ウッソの母親役が出来なくて悩んでる」感じとか、今考えるとエヴァのミサトさんにかなり近いな・・
他にもエンジェル・ハイロゥと人類補完計画とか、壊れていくヒロインとか、キリスト教的な符号とかかなり影響を窺わせる要素が多い

富野ガンダム……っていうか富野アニメって明確にVガン以前と以降で区分けできるなって感じる

V以前
「人類はエゴを増大させるだけの愚かな生き物だから滅ぶしかない」
エゴを捨てられない人類を滅ぼすもの　…　ガイゾック、ダイターン3、イデ、オーラ力
エゴを克服し調和させる新人類　…　波乱万丈、イノセント、ニュータイプ

ただこの路線って逆シャアで行き詰まっちゃうんだよね
人類はいつまでたってもわかりあえない（わかりあえるのは肉体を捨てたとき＝死の瞬間のみ）、
アクシズショックも人の心の光が見せた奇跡なんて楽観的な見方だけじゃ収まらず、エゴと憎悪によって触発されたTが人の思念を吸って人智を超えた力にまで達してイデヤオーラ力の領域に踏み込んだ

ここから今までの自分の考えが間違っていたと大胆に改められるのが富野のすごいところだと思う
今までの思想（メインはガンダムとNT論）を否定するためにVが描かれてる

最強のNTであるウッソと、NT的感性の塊であるカテジナがお互いを理解することなく互いを否定し続ける
そのふたりの戦いが、エンジェル・ハイロゥを破壊する（上で書いた通り、NT的な思念の暴走が加わればガチで人類の精神を因果地平の果てまで飛ばしてた可能性もある）
Vは「わかり合おうとしてもわかり合えなかった」逆シャアの否定であり、これまでの自分の否定なんだなって

その一方で、ウッソとマーベットはNT的感応のような手段に頼らず、地道な対話と心の触れ合いで相互理解を達成する
ウッソ・エヴィンという歪みまくった存在について「マーベットの子供にはこんなふうになってほしくない」と意見を一致させることで、
ウッソは「次世代の子供を守るために戦う」という父性を獲得し、マーベットは「親のエゴを押し付けるのは本当の愛情ではない」という母性を自覚する

ここが富野ワールドが革命された瞬間だと思う

V以降
「人はわかりあえなくてもいい　ただそれでもわかりあいたいと願い、生と死の輪廻の間で愛し合うことに希望がある」

これがどこに該当するかを考えてみるのも面白い
たとえばオルファンなんか「V以降のイデ」だよね

首を落とせば、命も消える！そうすれば、命の輝きに万博が脅かされる事も無い！！