ニコニコ大百科

義信事件で次世代を粛正したのが後々まで影響した
あの事件がなければ、次世代は本家筋の子飼い生え抜きの家臣で固めて、家中は盤石になるはずだった

それはそれで信濃や駿河の親族外様連中が離反するのが早まりそうではある

そんなに武将としては無能とは思わないけど
やっぱ長篠の戦いの敗北影響がでかすぎてどうにもならないってのがな

ではどうすればよかったか？
・信玄死後、当主を息子の信勝(生母は信長の姪・養女)にして勝頼は後見人になる(元々勝頼は庶子で肩身が狭い)、そして信玄の西上作戦で織田との敵対関係を修復方針をする(松姫の婚姻を急ぎで成功させる)
・信長に家康との争いは介入しない密約結んで(信長包囲網で援軍出せない事にして)史実通り高天神城の戦い勝利後、信長仲介で家康と和議結んで駿河・遠江一部を勢力にする
・御館の乱の仲介は史実通り景勝から多額の金品貰いつつ、支持する代わりに上杉景虎の身柄を受入れて北条氏政に無事に送り届ける

後は信長が天下取ったら潔く臣従する、本能寺の変みたいに暗殺や早死にで織田家お家騒動が起きたら混乱に乗じて信忠と松姫の間に子供が居たら、とか信勝を織田の親戚の大義名分として介入して天下取りを開始する

こんな感じかね　うまく立ち回って長篠の戦いを回避してれば滅亡にはならないし織田親戚大大名として残ったんじゃないの？

甲斐の国衆が強いのは風土病の影響もあるのかな？
甲斐は地形的に甲府盆地に農業生産力を大いに依存する訳だが一方でそこで作業する=風土病で若年〜壮年の戦力的には中核になる層がポロポロ欠ける。結果的に農業生産力が高い割に比較的兵の弱い国主と、資源的には依存してるけど強兵の国衆が出来上がる。
ただ国衆も国主に成り代わると同じ悩みを抱える事になるのが分かりきってるから国主自体はそのまま立場が変わらない。

甲斐も越後もそうだが、農業より戦やらないと生活できないのが兵が強い理由かも。
甲斐信濃は米が足りず蕎麦やほうとう食ってる土地柄。
越後は冬が早く二毛作が基本的にできない。
なら戦して略奪で食おう。となるのは当然の成り行きだったろう。
結局、濃尾の温暖で肥えた土地を拠点とする織田には補給兵站でどうしてもかなわないことに…。

※573
勝頼が「自分のせいで終わった」のは長篠じゃなくて小館の乱だって上で幾らでも言われてるだろ
しかも大河とか見て付け焼刃で勝頼アゲしてる人間はほぼ全てがここ無視するが擁護できたもんじゃない

長篠はまぁ、しゃあない

構想としては甲相越同盟を間接的にでも良いから成立させたかったってのもあるんだろうし、信豊や春日虎綱らのお陰もあって和睦一度結べたけども…
あくまで「停戦」どまりでもう御館の乱の質が既に「景勝と景勝を嫌う国衆らの内紛（景勝も景虎より上杉憲政を元凶と敵視してた節あり？）」から「景勝か景虎かの家督争い」に属性が変わってしまってたってのもあるし仲介用の軍勢も対徳川に回してしまったからあっさり和睦が立ち消えになってしまった
しいていうなら「中立」をうたうんだったら憲政死ぬ前（元凶と認識してない間）に景虎らを北条へ逃がす手伝いをすればって感じかな
金をもらってたんかとかは後世からの視点じゃわかりようがない

>>576
御館の乱で本格武力介入し景虎を勝たせたとして
内乱で疲弊した越後上杉、関東統一・東国独自指向が強すぎて当てにならない後北条、目の敵のあまり朝敵にまでなった甲斐武田、の同盟なんて烏合の衆すぎて、織田家相手だと結果は大差ない
多分、甲斐武田が朝敵になった辺りで、まず後北条は縁を切ってくるわ

正直、信玄が没したあたりから本願寺との
関係はすっぱり切って徳川に手は出さないと
約束し、更には姉川で家康がやったように
北陸の一向一揆との戦いに遠征で参加する
位織田に頭下げないと生き残れなかった
かもしれない

信長激おこだったからどうやっても無理じゃねえかなぁ
まあ裏切ったあげくすぐにくたばった親父が悪いよ

>>579
親父が死んだ途端にいきなりそんな土下座外交やったらどう考えても国衆が着いてこないと思う。侮られていたかは議論の余地があるにしても統治して自分達の国を守れないと見られるのは明らかにまずい。

>>579
それはそうなんだが、宗教が政治に介入する
本願寺に与した勢力が悉く滅亡or瀕死にされて
信長包囲網構築後で勢力伸ばせたのは、
一向一揆と終始敵対し信長に終始味方してた
徳川家康だけだったというオチを見ると
一向一揆と手を組んだのがそもそも間違いだったと
思えてくるんだよな

武田家の寺社勢力の影響力に関しては手切りにしたら一部家臣が離反しかねなくてそれが致命的な体制を敷いてたので厳しいかと

一向一揆に対する難しさは後知恵では語りにくいな。
徳川は、家が内部分裂する事態になった。
前田や柴田は制圧に成功した代償に、国の労働人工が激減して生産高の低下に悩んだ。それだけ民に信徒が多かったから。
当時はそれだけ力のあった勢力と組むのは間違っていない。
信長が一向一揆の驚異に悩まされなくなったのは、本能寺の変のわずか２年前。
武田に敵対する力はなかったろう。

日蓮宗の本山久遠寺がある身延山に延暦寺再興しようとかいう謎計画考えてた信玄も大概な気がしなくもない
甲斐善光寺も信玄が別当ごと連れて来たそうな

甲信では影響力が乏しそうな一向一揆は割と手切れしやすそうではあるが
一向一揆だけ切っても延暦寺の生き残りを保護したり、覚恕に権僧正にしてもらってたりしたんじゃ一緒だろう

それに本願寺本家に関しては信長のほうから仕掛けた結果の感があるが、武田は自分たちから織田と手切れしたんだからな
結果見ても本願寺本家よりよっぽど恨まれてたんじゃないか

北条の時勢の読めなささがな
武田上杉滅んだら次は自分達の番なのは明白なのにな
関東重視で思考が古い勢力があったのも不運

長篠の戦い直後に甲相越三和は上杉謙信が当初嫌がってた（勝頼なら良いけど北条氏政とは嫌だ、義昭に縁切られても拒否する）し、見通しが立ったと思いきや佐竹や宇都宮らのアンチ北条組の反対や要請で北条と戦ったり御館の乱だから北条と上杉の３国で組むってのがムリゲーすぎる

>>586
北条の場合は多分、小田原城に籠城してりゃ、そのうち敵の補給が苦しくなってどうにかなるって思ってたんでしょ
畿内の桁外れの動員力を存分に活用できる、全盛期の秀吉相手でもなきゃ、それが通用したんだろうが

関東の歴史を見るに北条の認識が甘かったというより、一撃で関東完全平定した全盛期秀吉がおかしいとも
信長でももっとゆっくり侵攻進めてるほうが多いと思うんだけどね

全盛期秀吉は信長や晩年家康をも超える超チートだと思うわ

長篠の敗戦は多くの将兵を失うなどしたが結果的に新体制を構築することに成功した。一番マズかったのは御館の乱のとき景勝の味方をし北条家を敵に回したこと。武田滅亡の要因は長篠の敗戦でなく北条との同盟破棄が原因。

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>>590三木城の頃はともかく、ほぼ自分の
手勢だけで鳥取城を攻略し備中高松城も
水責めでも売りを翻弄してたから、
1580～1590の秀吉はマジでヤバい。

センゴクでは毛利方面は羽柴勢単独で
切り取れるから武田を心置きなく攻めれる
とか信長に言われて甲州崩れが始まってるし

自分が勝頼の立場だったら多分「付き合ってられるか」とさっさと出家してるわ
父親のせいでほぼ打開不可能の戦略状況の上に、継子扱いで親族は舐めてくるし
たしか謙信もそんなムーブしてたよなあ

だから親族が具体的に舐めてるエピソードないだろ
勝頼が裏切られる時は岡部の見殺し以降
もうその頃なんて勝頼が嫡流とか関係なく、重税＆家臣見殺しのダブルパンチ状態で嫡流とか関係ない
適当な事言うなよ

先代からの負債で勝頼は大変→わかる
長篠で負けてもまだまだ国力はあった→わかる
小館の乱は正常な判断→！？？？？？？？？？？？ｗｗｗｗ

信長のシェフでちょうど武田家滅亡のとこやってるけど運が無さすぎたな…

景虎ー景勝の停戦仲介してる中（双方に自分は中立、あくまで共通の相手は織田と起請文）氏政は降雪恐れて援軍来ないし…
家康が高天神城奪還に備えて駿河の田中城で苅田、小山城包囲となって仲介に赴いてた越後から撤退しちゃって景勝らも「あ、こいつ和睦仲介放棄した」って思われて内戦再開はまずかったっちゃまずかった（といってもしれっと１戦始まっちゃってるけど）
御館の乱起きる前に兵卒となるべき武勇人、有徳人の人的資源が底ついて百姓らも一時徴兵しても良いと規定したり、藤田信吉調略して沼田城落としたは良いが殆ど藤田の知行地になって恩賞不足で上野衆の不満が蓄積したりと色々と末期臭がヤバい

なんだか経営が傾いて泥縄式に粉飾決算や脱税に手を出す落ちぶれ会社そのものだなあ。
いや、元を正せば先代の悪手が原因ですけど。
気がついた時には銀行にも取引先にも見限られ、あちこちから裁判起こされて四面楚歌。ついには役員までが離反して…。
絶望感が半端ねえ。

武田滅亡を取り扱った動画とかのコメントで真田昌幸の言うことを聞いてれば。なんてのをよく見かけるけど実際のところ岩櫃城に逃げ込んで何か変わったんだろうか。