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[1076] アメリカの爆撃 投稿者：アナーキャ 投稿日：2012/07/25(Wed) 23:28

あ、富嶽でしたっけ（笑）

おっしゃる通りで、アメリカの精密爆撃は、
やってる本人たちが思ってた以上の成果を上げてたりします。

例えば石油。
昔からアメリカ潜水艦によって外地から石油を輸送するタンカーが撃沈され、
その結果、日本の石油は枯渇した、という話をよく見ますが
少なくとも私はそういったデータを見た事がありません（笑）。

実際、戦後に日本の資料を基に米軍がまとめたグラフを見ると、
1943年から1945年2月位までその生産量は10％前後の低下に収まっており、
潜水艦による通商破壊の影響は小さなものしかありません。
が、製油工場への爆撃が本格化した1945年春以降から、
今度は数十％という勢いで生産が低下してゆきます。

1945年春は例のルメイ閣下が対日戦略爆撃の主導権を握り、
無差別爆撃に舵を切った時期ですが、実は一部の精密爆撃派がその仕事を続けており、
ここから石油精製施設への爆撃、関門海峡の機雷封鎖と
日本全体を本格的に締め上げてゆくわけです。

ところが意外にも、戦後のアメリカ側の調査だと、
日本中の石油工場を面積で見た場合、その消失率は10％を切っています。
それであれだけの減産が起きた、という事はよほどピンポイントで
正確に重要な施設を破壊していた事になります。

日本の場合、海から入ってくる石油の精製工場を
内陸部に疎開させるなんてできませんから、
これで日本の石油精製は息の根をほぼ止められることになるわけです。
http://majo44.sakura.ne.jp/b01/light.cgi


↑これホント？

爆撃機が無ければ第3帝国は未だに存在してるってくらい脅威

>>33

考慮すべきは生産設備ではなくて、そこに搬入・搬出する輸送路が
叩かれたせいで減産が起きたんじゃないかな。

機雷封鎖が出かかったと思いますよ。
当時の日本国内の貧弱な陸路輸送ではなくて近海の海上輸送で潜水艦なり機雷封鎖なりされればそりゃ干上がります。
海自が機雷掃海と潜水艦狩りに注力する理由もわかります。

ついでにいうと今も昔もパイプラインも少ないし、
送電線もいろいろ問題あるし、結構ねぇ…。

>>33
物凄く嘘臭い（笑）。常識的に考えるならフィリピン陥落でタンカーが走れなくなって、何ヶ月かは国内備蓄で持ってたけどあとはがっくんがっくん、って感じだと思う。
まー機雷封鎖はとにかく、爆撃自体が奪った戦争継続能力っていうのはそこまで大きくはないと思うがねぇ。極端な話、飛んでくるのがムスタングだけでも日本の空軍力は枯れ果てたと思うが。

で、その辺りはアメさんも分かってたはず。二年前からドイツ相手にやってるんだから。戦略爆撃で敵の国力を破壊して勝つのは相当難しいし、損害と釣り合わない。日本の防空体制は貧弱だったけど、それでも損害と釣り合うかは……。
だから、文字通りの『戦略爆撃』だったんだよ。高度に政治的な作戦だと思った方が良い。

しかもa1スカイレーダーという切り札が隠れてて､46年には1000機前後まで配備される予定だったという

>>29
別に枯れた技術ってことを積極的に評価してるわけじゃなく、
本当は最新の技術で作ったB-52みたいなのに更新したいんだが、議会が許さないんや。

P51なんて硫黄島から飛んでくるのがやっとで
大して役にはたってないわけだが
一晩で28機も喪失するという大損害を受けた事もあったし

日本の防空体制が貧弱？
そりゃナチと比べれば貧弱に見えるが、ナチは1940年から終戦まで本土爆撃を受け続けたから、必要に応じて強化されただけだろ

日本軍は1944年末から9ヶ月間の本土防空戦の間にＢ29を合計485機を撃墜して（事故機を含めると714機損失）2700機以上撃破してるんだぞ。
特に高射砲による戦果が大きく、撃破数での内訳では
高射砲によるもの：2.063機（76.4％）迎撃機によるもの：348機 （12.8％）双方によるもの ：234機（8.5％）
と高射砲部隊の善戦が目立つんだが
Ｂ29の総生産数は3900機だが、第二次世界大戦中の生産機数は2500機だから、日本軍は当時生産されてたＢ29の20％を撃墜し、ほぼ全機に何等かの損害を与えていたことになるんだがな

朝鮮戦争で失われたＢ29はわずか34機だったことを考えれば、日本軍の防空網が貧弱とはとても言えまい

ドイツとイギリスの爆撃合戦を見ていると次元の違う争いやったんだなと思う。

ところで誰か、ランカスターとかもお願い……

>>37
それはどうだろうか。戦中の敵国の事情なんて、講話してほとぼりが冷めてから資料を漁ってるうちに明らかになる部分が大半だろう。

デーヴ・グロスマン著「戦争における人殺しの心理学」によると、あの頃戦略爆撃と呼ばれてた行為に戦略的意義はあんまりなかったらしい。
爆撃機に爆殺されるってのは、被害者と加害者の距離が、精神的にも物理的にも最長の部類。これほどの距離だと「何かに殺される恐怖」はあっても、「人に殺される恐怖」ってものを感じられないらしい。
この「何かに殺される恐怖」ってのが曲者。「人対人」の構図だと、本能的に取りうる選択肢は「戦闘」「降伏」「逃走」の三択だが、「人対何か」になると「戦闘」「逃走」の二択になっちまう。自国の領土から逃走なんてできっこないから、消去法で戦闘以外に選択肢が取れない。追い込まれた日本人の戦闘意欲は高まる一方。精神的効果はマイナスと言ってもいい。
壊れた機械は直せるし、隠ぺいしようと思えばできるからね。

アメリカがB-3作ってるっていうのはどうなったん？

>>43
戦時中、アメリカは日本の国情をかなり正確に把握していました……（小声）

どうも爆撃機と聞くとロックマンゼロ2のあのトラウマステージしか思い浮かばんなー
まぁここに来たのもそのステージのBGMからだし

関連に書いてもいいんじゃないかな、ステージ名もまんま爆撃機だったし

>>主に対地攻撃を主任務とする。　

『爆雷投下攻撃』を行うからこそ「爆撃機」なんじゃないかな？
（今は「爆雷投下攻撃」が「対地攻撃」だったりする訳だけど）

>>45
そういう話ではなく、「ドイツに対する戦略爆撃が思ったほど戦略的被害を生まなかったのに日本に対して爆撃を敢行した」って部分について、ドイツの戦略的被害なんて漠然としてて分かりにくいものをアメリカがしっかり分析できたのは戦争終わってからなんじゃないか？ と。

>>47
爆雷じゃなくて爆弾じゃない？

>>44
B-21の事かね

敵国に対して爆撃を恒常的に行うことができるって点だけでも政治的に大きな意味があるからヘーキヘーキ

爆撃機と攻撃機の違いは急降下爆撃できるか否か
すなわち爆撃機のB-29スーパーフォートレスは急降下爆撃が可能
太平洋戦争のドラマや映画で空襲時に聞こえるサイレンはスツーカと同じく
急降下すると音の鳴るサイレンを付けたB-29が急降下してくるから

＞５１
それって旧日本海軍限定の分類だろうが。太平洋戦争映画のサイレンは空襲警報、風切り音は爆弾の安定翼もしくはプロペラ式信管安全装置の音でしょ。匿名だからって堂々とホラ吹かすんじゃねーよ。

爆撃するのが爆撃機
爆撃と言っても落とす物はスイカから核爆弾まで、落とし方も急降下爆撃から絨毯爆撃まで色々あるので、それに応じて爆撃機も色々

爆撃以外の方法で地上や洋上を攻撃するのが攻撃機
主な手段は陸なら機銃掃射やロケットなど、海なら航空魚雷が歴史的にあった。この辺なら爆弾投下との区別は構造的に明白
ところが対空も対地もミサイルを使うようになったり、爆弾も精密誘導できたり、兵装の違いで分けるのは微妙になって現代に至る…かな？

攻撃機と爆撃機の区分？
運用してる組織の趣味だよ（暴論

アメリカおかしい

Ｂ１７爆撃機、空港施設に衝突　７人死亡　米コネティカット州
https://www.cnn.co.jp/amp/article/35143452.html

絨毯爆撃(魔法の絨毯に乗って空中から爆弾を投下する戦法)

搭載量を活かして敵戦闘機の行動半径外から巡航ミサイル放り込むのが最近の主用途になるのかな
高度なステルス性があれば敵地深くまで侵攻できるだろうし航空優勢を確保した後や防空網が貧弱な相手なら近接支援爆撃でも猛威を振るうだろうけど

戦略爆撃の戦果をある程度把握できたのは、戦後に戦略爆撃調査団が本格調査したあとやろねえ

一応米軍の戦略爆撃運用はミサイルと精密爆撃の両面から運用しているね。特に、Ｂ−１などは戦闘機並みの機動性と大量の精密爆弾、更に爆撃機特有の滞空時間を活かしてイラクやアフガンでの地上支援任務に従事してる

絨毯爆撃と言う戦争犯罪に引っかからずに民間人を殲滅できるという国際的にも有利な戦術。

wwⅡで枢軸国側も連合国側も無差別爆撃による虐殺は戦争犯罪と認識されず裁かれなかったしな。