331 ななしのよっしん
2020/10/21(水) 10:09:04 ID: yJx5l2dHzS
前代未聞の3代世襲してる独裁者がいるがすぐそばに居るのに…
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332 ななしのよっしん
2020/10/21(水) 20:14:36 ID: rcEpbNei+G
あれは皇帝じゃないしちゃんと選挙やってる。いいね?
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333 ななしのよっしん
2020/10/21(水) 21:07:12 ID: zwK49954eA
西欧的には、本来は皇帝世襲である必要はないんだよな
統治の根拠が血筋にあるのはむしろ王で、それは国家世襲財産として私有していたから

ユーグ・カペーの血筋じゃないナポレオンフランス国王ではなく「フランス人の皇帝」になった
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334 ななしのよっしん
2020/10/24(土) 14:58:11 ID: qRmE3oR2aM
> 西欧的には、本来は皇帝世襲である必要はないんだよな
これは正しい

> 統治の根拠が血筋にあるのはむしろ王で、
これは10世紀以降なら概ね実態には即してるけど説明が必要
もともと古代ローマ系の軍人王(いわゆるゲルマン王)は選挙王で、選挙王が次第に特定一家に固定化されていって「王」が誕生した
そのため、あくまでも統治の根拠は世襲化した後でも一応は「貴族市民」からの推戴だった
だからフランス王国でも単に選挙に勝てなかっただけでカペー家以外の王補者はいたし王になることも理論上は可だった

> それは国家世襲財産として私有していたから
これも10世紀以降なら概ね実態に即してるが順番が逆なので説明が必要
もともと王世襲財産国家組みとは別に存在していて、10世紀以降に各世襲財産単位で国家が再構成されていった
それ以前のゲルマンについては歴史学では「王」であって「国家」ではないとしている
例えば国家法や行政機構はフランク王国やゴート王なんかの複数の「王」を跨がるように存在していて
それらの特定地方に「軍隊駐屯法」に従って駐屯が認められていた軍人集団が「ゲルマン」で、王は住民や行政機構とは別のレイヤで存在していた
例えれば、治外法権を持った在日米軍が同じ場所に何年も居座り続けるうちに土着化してできたのが10世紀以降の西欧国家

> ユーグ・カペーの血筋じゃないナポレオンフランス国王ではなく「フランス人の皇帝」になった
実はナポレオンイタリアでは普通に「イタリア王」になってる
ナポレオン皇帝称号を選んだ理由は単に当時のフランス政権が王を否定して誕生した政権だったので「王」という単を忌避する世論的な理由だったと考えられている
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335 ななしのよっしん
2020/10/24(土) 15:19:50 ID: zwK49954eA
>>334
なるほど
>>333的な認識ができるのは神聖ローマ帝国フランス王国の成立以降とかそのくらいか
全にカペー朝以降のフランス中心の認識で>>333を書いてたわ、解説と訂正ありがたい

イタリア
そういえば神聖ローマ帝国成立以降のイタリア王は基本は皇帝の兼任で当然選出制だもんな
うかつなこと言っちゃったわ
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336 ななしのよっしん
2020/10/31(土) 10:50:58 ID: SzPJjKIKno
そもそもエンペラーやツァーリと皇帝は微粒子一つ分の関連性も全く存在しない、社長校長くらい別物なので並べてがおかしい
世襲々は皇帝の話だろ
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337 ななしのよっしん
2020/11/03(火) 14:44:56 ID: nUp56l5Tuq
厳密に言うと、欧州皇帝ローマ帝国ビザンツ含む)の皇帝以外は「国王皇帝」何だよね・・・
例外は上記にも書かれている通りナポレオンだけだし
何故かこの事無視される事が多いんだけど

近代ドイツ皇帝プロイセン王との兼任だし
オーストリアの元々の君号に至っては大公だし
オーストリア皇帝の地位が出来たのは神聖ローマ解体後)
ロシアの君ピョートル1世の時代に議会から「インラートル(皇帝)」称号貰ってるし
ブルガリアの君ロシアと同じ「ツァーリ」だけど
称号が「ツァーリ」だけのブルガリア日本だと国王と訳されてたし
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338 ななしのよっしん
2021/05/21(金) 18:24:36 ID: gRzzl/7leq
>>336
としては関連性があるのでそこを整理するのは難しい
皇帝」の漢字エンペラーもツァーリもカイゼルキング
emperor”のアルファベット皇帝帝王も王も
日本では“the King”を「王の中の王」とか「皇帝」と訳したり、単に「王」と訳したりする

宗教神話や思想だと、もっとグチャグチャに混ざっていてそのまま現代へ続いている
とはいえ歴史学を詳細に見ていけば、言として「皇帝」と“emperor”が一切関係だった時代もあったんじゃないかとは思う
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339 ななしのよっしん
2021/05/21(金) 19:48:41 ID: 2Yv0gK9fzM
イスラーム圏でもマムルークは王とは名ばかりでスルターンの地位は世襲されずに
事実上の軍事共和制貴族共和制に近い政体だったしなぁ
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340 ななしのよっしん
2021/05/22(土) 00:46:47 ID: qRmE3oR2aM
>とはいえ歴史学を詳細に見ていけば、言として「皇帝」と“emperor”が一切関係だった時代もあったんじゃないかとは思う

そりゃあ、ほとんどの地域の君は基本的に漢字英語も使わなかったし、むしろ「皇帝」と“emperor”に関係がある時代の方が限定的

例えば始皇帝なんかは当然のように emperor とは関係
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341 ななしのよっしん
2021/05/22(土) 09:46:50 ID: rcEpbNei+G
まあ、emperor皇帝は「王より偉い統治者の呼び名」って」大雑把な括りでいいだろうさ。少なくとも創作でこの称号を使用する場合は、これくらいのニュアンスだ。

個々の使用例が文明によって(ビザンツとかだと時代によってすら)差異があったり、詳しく見ると本当に統治者なのかも微妙なんてのは当たり前なわけで。
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342 ななしのよっしん
2021/05/22(土) 10:34:02 ID: 2Yv0gK9fzM
ファラオなんかも邦訳としては「王」が歴史的な訳だったけど
強大な支配権を行使していた事から「皇帝」と訳すのが正しいんじゃないか?

という感じもする
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343 ななしのよっしん
2021/05/22(土) 10:48:07 ID: HddI9xYhrf
合衆が合州に戻る日は近いな
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344 ななしのよっしん
2021/05/22(土) 17:30:52 ID: qRmE3oR2aM
一応は記事本文の『訳としての皇帝』の節でも

「単に皇帝翻訳されているだけの全く別種の存在である」

「それらの言特定の君号を皇帝エンペラーに一対一で対応させることは不可能である。そのため最近の傾向としては、他の文化圏の君号を理に王や皇帝、あるいは kingemperor といった特定文化圏の組みに押し込めるのではなく、できるだけ当時や現地の概念・発音に近い形で理解・表現しようとする努がなされている」

解説されてるな。
長くて見落としがちだけど。
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345 ななしのよっしん
2021/05/22(土) 17:41:37 ID: qRmE3oR2aM
>長くて見落としがちだけど。

と書いて思い出したが、さすがに『ローマ皇帝』の節は『ローマ皇帝』だけで単独記事に分離独立させるべきでは?
日本語の「皇帝」の基になった中国皇帝について触れるならまだしもローマ皇帝歴史だけで記事半分ぐらい占有すほど集中的に取り上げるのは皇帝の記事としては違和感ある
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346 ななしのよっしん
2021/05/23(日) 07:51:11 ID: rcEpbNei+G
とはいえ、単に皇帝といった場合、普通イメージするのは中国ローマだしなぁ……バランスとるなら「訳としての皇帝」を加筆して概要に持ってきて、「中国皇帝現在概要から移動)」「ローマ皇帝東方世界における~以降は削って詳しくは神聖ローマ帝国ビザンツの記事へ)」「その他の皇帝」くらいかと。
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347 ななしのよっしん
2021/05/26(水) 00:12:50 ID: 2LNT+S1mlk
ハイキングArd Ri→High King→上級王で二段階直訳してるから国王より偉いとか皇帝に近いと思われがちだけど
ハイキングArd Ri)と較されるキング(Ri)って地方単位の首長(部族・プチの小王)のことだし、首長への任命権のような強な中央権を持たない、あくまでも宗教上・外交上の代表者としての権限に留まるから
成立背景皇帝に近いけど帝王というよりも「部族連合の盟」って感じ
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348 ななしのよっしん
2021/05/26(水) 00:50:49 ID: zwK49954eA
>>345-346
一般的認識における皇帝の半分はヨーロッパ皇帝だけど、
そのヨーロッパ皇帝を説明する前提としてローマ皇帝の話は不可欠だからなぁ

確かにローマ皇帝の記事はあったほうがいいだろうし記述の整理の余地はあるけど、
理に基準を設けて漢語としての皇帝とかに限定するよりは、
「その他の皇帝または Emperor と訳される君」についてもっと増補して全体の率を整えたほうが
皇帝」というこの記事としては充実した面いものになるとは思う
(なんて言っても実際に書くのはとてつもなく大変だけど)
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349 ななしのよっしん
2021/05/26(水) 01:06:15 ID: qRmE3oR2aM
>成立背景皇帝に近いけど帝王というよりも

これなんかもそうだけど
一言で「皇帝」と言っても色々な皇帝があるし「帝王」って言葉にも色々な用法があるんで
どの皇帝と、どんな意味での帝王イメージしてるのかで全く違う内容に見えたりする
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350 ななしのよっしん
2021/05/30(日) 22:50:16 ID: gRzzl/7leq
>>340
現代英語の“emperor”は初出が13世紀なので、少なくともそれまでは現代英語emperor”と漢語皇帝」は関係だっただろうと思う

ただ翻訳史や通訳史的には、「皇帝」と“emperor”に多かれ少なかれ関連性があったかもしれない
emperor”の原は、ラテン語インペラトルやギリシャ語アウトクラトール。そしてヘレニズムやガンダーラ美術のように、ギリシャ文化圏と中国文化圏は繋がりがあった。特にグレコ・バクトリア王とか。
中国ローマ文化圏の交流は古代ローマから東ローマ帝国時代に至るまであって、移住者もいた。同時代の訳で、インペラトルとアウトクラトールは入れ替えられ続けていた

翻訳史や通訳史の中で、「皇帝」と“emperor”の原とに互換性がかったとは言い切れない。あったとも言い切れないけど。
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351 ななしのよっしん
2021/05/30(日) 23:24:45 ID: qRmE3oR2aM
翻訳史で2世紀のローマ皇帝は大王だな
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352 ななしのよっしん
2021/05/30(日) 23:36:33 ID: zwK49954eA
>>350
インペラトルじゃないが、インドクシャナカイサラ(カエサル)を王号に使ってたのは興味深いと思うんだよね
クシャナ後漢外交関係があったし、後漢皇帝を自分たちの言でどんな地位称号と並べていたのか気になる
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353 ななしのよっしん
2021/05/31(月) 19:22:51 ID: dcv8725my9
「大」がローマ、「安」がアントニヌス、「大王安」がインペラトルアントニヌス
じゃあ後漢以降の漢文化圏は、インペラトル(ローマ皇帝)を「王」と認識していたのか

インペラトルであるアントニヌスに「王」よりも権威的・皇帝的な意味があることは、当時どの程度知られていたのか
そのことを深く知っている人間漢文化圏にいたとしても、中華思想的に「王」と訳しただろうとは思うが
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354 ななしのよっしん
2021/05/31(月) 21:09:32 ID: rcEpbNei+G
ローマの方に記録がないから「大王安」が直接かかわってたかどうかかなり微妙だし、中国における「大」の記述も結構怪しいからな……そもそもインペラトル(に相当する称号)自体伝わってないんじゃないだろうか。
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355 ななしのよっしん
2021/05/31(月) 22:43:54 ID: qRmE3oR2aM
>インペラトルであるアントニヌスに「王」よりも権威的・皇帝的な意味があることは、当時どの程度知られていたのか

そもそも『インペラトルであるアントニヌスに「王」よりも権威的・皇帝的な意味』があるのだろうか……
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356 ななしのよっしん
2021/06/03(木) 07:31:39 ID: rcEpbNei+G
言うて五賢の末席だし、「王」よりは権威あったろう。

自ら選んだ後継者はあれだったが。
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357 ななしのよっしん
2021/06/03(木) 07:50:31 ID: 2Yv0gK9fzM
の様な絶対的権者で民衆に媚びる必要がない中華皇帝べて
議会の承認を必要として民衆に媚びる必要があったローマインペラトルは格下の様に感じられてしまう

カエサルも部下にハゲだの女たらしだの借だらけ小馬鹿にされていたし、中華皇帝じゃとてもじゃないが考えられない
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358 ななしのよっしん
2021/06/03(木) 10:43:28 ID: rcEpbNei+G
形だけしても全く従う気がない(そしてそれを咎める実もない)場合もあるし、あだ名しみを込めた敬の念から発し自然と権威を形作ることもある(ハゲはともかく借王は流石に厳しいが)。

最後ってことは衰退の始まりとはいえ、一応最盛期のインペラトルにはそれ相当の権威あったと思う。一山幾らの軍人皇帝時代じゃないんだし。
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359 ななしのよっしん
2021/06/03(木) 23:13:16 ID: qRmE3oR2aM
ローマ皇帝に「皇帝」の訳を与えてしまったことについては、歴史学者の間では「誤りだった」として評判が悪い
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360 ななしのよっしん
2021/06/09(水) 00:33:30 ID: dcv8725my9
>>355
おおよそカエサル以前のインペラトルは王に優越しているわけじゃないだろうけど
中世以来ヨーロッパで問題となる,王に優越するものとしての皇帝という名称はローマ帝国に由来する。その場合,ロマンスおよびケルトではインペラトルimperatorゲルマンおよびバルト・スラブではカエサルcaesarという,いずれもラテン語の名称が用いられている」
とあるので

>>357
中国皇帝天子)が政治思想の頂点だったのは確かだが、春秋戦国時代には一人しか存在しないはずの皇帝が複数いて争い合うようになっていた
」の字はもとは世界々の中の最高を意味する象形文字だったが、「」や「(子)」が卑俗化し始めた時代は意外といと思う
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