ニコニコ大百科

心臓が息の根を止めるまで、真実に向かってひた走れ

>>105でもう述べられたかもしれないけど、ジョジョのラスボスは基本的にこれのアンチテーゼなのよね。
自分はＤ４Ｃのラブトレインも同じだと思う。
真実を追い求めれば、時には不都合な真実を突き付けられるかもしれない。
ラブトレインは害悪なものを他人におかっぶせる。つまりは不都合な真実を誰かに押し付けて自分に都合の良いものを選ぶような行為ではないのかとも思う。

小学生の時に衝撃を受けたセリフ
こういうことを言える大人になりたかった

正直｢正義｣っていうのは｢法や倫理｣に基づくものではないからねえ。
無論守るべきではあるのだろうが、それに則して生きているからその人は正しい人間であり、善良な人間かといえば、それは必ずしもそうではない。
アバッキオはあまりにも漠然とした｢正義｣という概念に固執してしまったが為に心を闇に落としてしまったのかもしれない。
東方良平も警官だけど｢杜王町や家族を守りたい｣という確固たる思いがあったからこそ、最期まで職務を全うし続けられたのだろうと思う。
そう思うと｢ブチャラティを手助けしたい｣｢娘を平気で殺害しようとするボスを倒したい｣という明確な目的で行動し、死に際に立たされてもその思いを全うしたアバッキオは、短い人生ではあったけどある意味幸せな最期を遂げることができた、と言ってもいいのかもしれない。
いや、無論あのときのナランチャと同じで自分も｢死なないでほしい｣と強く願ってはいたんだけどね。

人間は完全な正義にはたどり着けないからね
正義相対論は嫌いだけど、正義は人の数だけある、これ自体は事実だ
じゃあ正義のヒーローに何ができるかっていうと、それぞれの正義の間で再分配を行うこと
だから正義の味方は「弱きを助け、強きを挫く」
正義の「味方」っていうのもまた絶妙なんだよ、人の正義は全ては救えないってことをあらかじめ含んでる
だから正義に「向かおうとする心」が重要になるんだけど、正義には実は二種類あるなんてのは
普通なかなか納得できる話ではないからね

それにしてもここだけ見ると第五部のシナリオすげえな
読んでる間はただアバッキオの感動エピソードとしてしか読んでなかったわ

涙なしには語れないシーンであるが敢えてツッコませて貰う

アバッキオお前は自分を庇って死んだ（元）同僚の名前も忘れたのかと

作者の都合といえばそれまでだが

>>186
出来事の方が印象的だったから名前までは咄嗟に出なかったんだよ

唐突な自分語りだけど
昔好きなキャラクターを描きたくて、イラストの勉強しようと思ったんよそして効率のいい習得法を探して枚数を全然描かなかったわけ
すると効率のいい方法を探してるはずなのにいつまでも上手くならない(そもそも両手で足りほどしか描いてないのだから当たり前なのだけど)
だんだんやる気も失せてそもそもそんなに好きだったか？ってなってしまった
末期になると液タブがねーから買うまで勉強する意味ないわってレベルにまでなってた

今はコピー用紙とスケッチブックに描くところから初めて描けるようになってきたけど、当時は完全に真実を未遂なっていた状態だったわ
少なくともイラストについては下記のジャイロのセリフ通りだった
「いつも最短の近道を試みたが『一番の近道は遠回りだった』『遠回りこそが俺の最短の道だった』」

便乗で、自分語りすみません。

>>188
私も似た経験があります。絵じゃなくて、小説を書くことで。
結局、短編さえ一作も書き上げられなくて、なかったことにしてました。
でも自分に嘘はつき続けられないもんで、今は、本当にちょっとずつだけど毎日書いてます。

>>188 さんの言う様に、ジャイロの言葉通りでした。
「いつも最短の近道を試みたが『一番の近道は遠回りだった』『遠回りこそが俺の最短の道だった』」

お願いだから自分語りで汚さないで

「『結果』を求めてはいない」じゃなくて「『結果』"だけ"を求めてはいない」ってところがポイントだと思う。
「頑張ったことを評価しろ」とか過程のみが重要というんじゃなく、評価自体は結果によってされる、結果が重要という事を理解した上で、何の結果も伴わなかったり評価が受けられなかったりするかもしれないけど、そこに向かって進もうというわけだから、それを継続するのは本当に強いメンタルが必要。

なんとなく、アニメ化したらアバッキオの同僚が吉良の同僚に差し変わってるコラが出そう、と思った

5部アニメの、アバッキオほか主人公たちのキャストが公開されたがアバッキオの同僚警官役は誰だろう。ある意味でアバッキオの人（諏訪部順一さん）以上にプレッシャーかもしれんなぁ・・・
「そこにシビれるあこがれるゥ！」ズと同じくらい、ジョジョが誇る名脇役だし

THE X-FILESのモルダーはまさにこれだよね。
「真実へ向かう意志がクローズアップされている作品など」に加えてもらいたい。

アバッキオの声優が諏訪部さんになったから思いだしたが
フェイトのアーチャーの最後の救いとかもこれなんかな
まさしく人間賛歌の名言だわ

>>193
>>195
なら同僚警官の声優は杉山紀彰さんで決定やな。

※186
つっこみはその通りなんだけど、読者や作者というメタな視点から言うと、そんな文字通り名もなき警官（汚職や犯罪組織の前には無力な一人の男）が、こういう正義の意志を捨てずに頑張っているっていうことが何よりも勇気の讃歌になってるんだと思うのよ。
アバッキオの同僚ジョジョキャラの中でも大好き

なかなか凝った記事でワロタ

いい内容だったのに「クローズアップされている～」の項目の最後の2つで草

荒木先生の出身地である仙台市の状況を見れば
何が善で、何が悪であるのか強烈に印象づけられるであろう体験をしてきたのは容易に想像できる。
ジョジョの歴代ヴィランの思考
「どんな卑怯な手を使っても勝てば良い」
「過程や方法を軽視し、結果のみを求める」は
コミュニストや極左過激派で顕著に見られる。

そういう話がしたいんなら同類のお仲間が沢山いる他所でやれ

アニメでは家出少女のアンやマレーナのように同僚にも名前付けられそう

みんな「過程」と「真実」「結果」に目が行きがちだけど
「意志」てのがセットになるからこの話はすばらしいと思う

「意志」てやつは人に「伝播」するものだと思う
例えば「言葉」や「物」を媒体にして人から人へその意志が伝わっていく
よくここでも結果の伴わらない過程に意味はないと言いがちだけど
意志がこもったものは別の人に伝わって次の人にその意志を継ぐこともできるんだ
それは本や美術品に留まらずそこにある日用品にも作った人の意志がある
作った人のいろいろな気持ち　美しいモノ作る意志　人に喜んでもらおうという意志　効率を高めようという意志
いや物を作る行為より人生を歩むその姿勢にこそ意志がある
昨日より便利な生活　豊かで幸せな所　自分の信念を貫ける所
そういうものが真実ではないか　そこに向かって人は歩んでいる

その意志は例え志半ばでも誰かが見てる
誰かがその意志を継いでいる　人は一人ではない
かならず意志あるところに誰かが寄り添うもんだと思う　スタンド使いは惹かれ合う
結果だけ求める人はその意志が誰にも伝わらないのではないか？

ＪＯＪＯという物語にもその意志があるから人に伝わってるんだと思う
意志は伝播する　真実を求めて
真実を諦めてはいけない意志が無くなるからだ
結果だけ求めればそれ以上の意志がそこで止まってしまうのではないか？

そういう意味では結果ばかり求めたボスは「どこにも向かう事がなくなる」悲惨な最後を迎えたな
ボスも遠い未来、この意志を持つようになるのだろうか（→大冒険へ)

みんな色々アツいこと語ってんね。やっぱ響く人には響く、良いセリフだよな。
文字や音が頭に入ってセリフの言語の意味を理解できた・・・だけで終わらず、心の中にずーっと残って、「響く」。

ジョジョファンなのに明らかにこのシーンの意味が分かってなさそうな奴の感想も他所でたまに見かける。
「トリッシュのスタンド能力なんてボスと何にも関係なかったじゃん！」だの、
「ボスの素顔が分かっても暗殺なんて出来なかったんだからアバッキオ無駄死にｗ」とかね。

こういう空振りを繰り返してもジョルノたちは諦めずに向かい続けたから、
ポルナレフと出会って矢の秘密を知る縁が生まれ、
そしてボスの打倒という悲願を成した・・・という、無駄だけど無駄じゃなかった「意志」と「引力」の話だというのに、何で分からねえのかなあ。
「わらしべ長者」くらい単純じゃないとダメなのか、と思ってしまうよ。

アニメの方でアバッキオの過去話がもう出てたけど、ブチャラティがこれと似たような事を言ってたな
そして件の警官のＣＶはキャストになかったけど、このシーンでＣＶ公表されるのかな

先にブチャラティに言わせたのは蛇足かなあと思う
あの場面で同僚が言うから響くのであって

同僚が生前にもこの趣旨の事を言ってて
それと似たような事をブチャラティから聞いた事で
荒んで死んだ心を動かすキッカケにしつつ
ブチャラティにあそこまでの
信頼を置く感じにするのかなって考えたら
少し納得したけどどうなるだろうね
まぁまだアバッキオシーンはあるし個人的には保留

今回の回想シーン元々はマンミラ戦の途中にあったやつだから、そのタイミングでもなんか挟むかも

漫画原作では「兵隊は何も考えない」などと解説されていたけど、
船上でマリオ・ズッケェロと戦うアバッキオは勇敢な「戦士」！