大阪府摂津市が
2018年、
市内の
男性に本来より約
1500万円多く住民税を還付した問題で、
市は1日、
全額の回収を断念したと発表した。約550万円は回収できる見込みとしている。
市によると、18年
4月に
市の担当者が、
男性の住民税の控除額を端末に誤って入
力。約166万円のはずが、約1668万円と1ケタ多くしていた。約1年後に
ミスに気づいて返還を
求めたが、
男性は「使ってしまい、返還できない」と答えたという。
市は
男性を提訴し、
大阪地裁は21年
10月に過払い分約
1500万円の
全額を返還するよう命じた。その後も交渉を続けたが、
男性は22年に
破産を
申し立てたという。