ニコニコ大百科

「なんか、手間、かけさせちゃったね」

　「ううん、こっちこそごめん。
　さやかちゃんを救うには、何もかも無かったことにするしかなくて、
　そしたら、この未来も消えてなくなっちゃう。
　でも、それはたぶん、さやかちゃんが望む形じゃないんだろうなって……。

　さやかちゃんが祈ったことも、そのためにがんばってきたことも、
　とっても大切で絶対、無意味じゃなかったと思う。
　だから……」

　「うん。
　これでいいよ。
　そうだよ、あたしは唯、もう一度あいつの演奏が聞きたかっただけなんだ。
　あのバイオリンを、もっともっと大勢の人に聞いてほしかった。
　それを思い出せただけで十分だよ。
　もうなんの後悔もない。
　まぁそりゃ、ちょっぴりくやしいけどさ、仁美じゃ仕方ないや。
　恭介にはもったいないくらい良い子だし……、幸せになって、くれるよね」

　「うん。
　じゃあ、いこっか」

　「うん」

拝借したものだが、文字にするとこの場面また泣ける

>>1861
折角貯めたSAN値が一瞬で無くなったじゃねぇかこの野郎・・・

さやかにほむら・・・じゃなくて荒川の拳王のような逞しさがあれば・・・

みんな救いはある、って言ってるけど、普通にかわいそうなんだけど

一番は魔法少女にならないことだな。
だが、まどか自身が魔法少女やってないから、数が合わないのだろうね。

>>1864
本人が全て納得ずくで、自身の幸せより愛する人の幸せを選んでしまったからねえ。
魔法少女にならずピアニストの夢を絶たれた想い人を支えていくと言う道もあるのだろうけれど、本人は魔法少女になってでも彼の腕を直したいと望み、そしてその望みと決断をまどかは無駄にしたくなかったんだろう。
さやかが自分の幸福を優先しない性格な限り、つまりさやかがさやかのままである限り、人魚姫のような結末を迎えるとは思う。さやかの本質を捻じ曲げてまで幸福にするのはまどかにはできなかったんししたくなかっただろうし、そこまでやるとそれはもうまどかの知っている「さやか」じゃないだろうしね。

可哀想ではあっても救いはあったし、少なくとも彼女自身にとっては改変前より遥かに幸せな結末だったと思うよ。さやかの願いと思いを否定してまで、『観ている誰かの思い描くハッピーエンド』を作るべきっていうのはさすがに視聴者のエゴだろうしねえ。それってもう思い描いている誰かの為のものだろうし。

虚淵が自分だったらさやかを主人公にするって言ってたっけ？
あの人の作品は割とスパっとした結末になることが多いから
さやかの物語の終結、としてやっぱこういう形になったんだろう、さやかの性格を考えてもね。

魔法少女の戦い自体が続いていくのは、この先のメディアミックスがあるからってのもあるだろうけど、だからこそさやかの話はしっかり締めたんだろう。（と考えると裏主人公ってのはやっぱり嘘じゃないな）

そりゃファンの本音からすりゃ生きて幸せになって欲しかったんだけどねぇ・・

さやかが幸福になる時間軸もひとつくらいはあったのだろうか…

ラストのさやかは本当に人魚姫だったなぁ・・・
魔女化して呪いを撒くこともなく、健気に一途に純粋に想い人の幸せを祈って泡になってしまった

>>1867
さやかが虚淵の寵愛を一身に受けていたというのは本当だったんだな。

この作品に出てくる魔法少女は基本的に自分の幸福を優先させる考え方は持っていない。
マミさんは自分が生きるために魔法少女になったけど、その後は魔女から人間を守るために孤独に戦い続けてきた。
杏子は願い事は家族のためであったし、その後は自分本位の生き方をしていたけど
さやかやまどかとの出会いで魔法少女になる前の杏子に戻っていった。

>>1864
そして、魔法少女の行く末は完全なハッピーエンドで終わらないのも共通点。
自身の幸せを一番に願うなら魔法少女にならないことであるのは間違っていない。

魔女化したり何もなかったことにするのよりいいから、いい
というのに違和感を感じるんだ

あれはただの消去法で、納得できたんじゃなくて、無理やり納得したんだと思うよ

>>1870
無意味にコテハン使う奴はスルーしとくほうがいいよ

>>1871
まぁ確かにさやかの理想は上條の手が治って、自分の体は抜け殻なんかじゃなく、上條と恋人になって、何とか魔法少女としてもボチボチやっていくって人生だったろうからな。一番の心残りは上條に告白出来なかった事だろう。
しかし、さやかの記事見てる時に隣の部屋のテレビからドラマの仁のＣＭ聞こえてくると、あの物悲しいＢＧＭが涙腺に響くわ。

誰もが自分の出来る範囲のことを、現実と折り合いをつけつつも精一杯やり切った。
理想ではないかもしれないけれど、どこかで折り合いをつけないと先に進めない。

現実的な魔法少女アニメとして紹介されることが多いけど、何が一番現実的かってこの部分だよなあ。

現実と折り合いがつけられなかったからこそ８～９話みたいな展開に
なったのに、何でいきなり物わかりが良くなってるのかよく分からない。
未来を見せられた程度で納得するなら、最初から８話みたいにはならなかったろうし。
まどか神に洗脳されたとしか。

>>1871
しかし、さやかの事情は「ご都合主義」と叩かれるぐらいの『都合のいい奇跡』無しでは単純なハッピーエンドには持っていけるものじゃないぞ？

上条を慕う友人がいて、上条自身そちらの方が想い人で、上条の夢が諦めるのが耐え切れず、かといって腕は現代科学では治らないと言う状況。
これではさやかが死なず、上条の腕が治り、さやかの恋も叶い、誰も傷つかず不幸にもならない、そのくらい非現実的な条件が重ならない限りさやかは結局何かしらの不幸になるだろう。自分を責めることになるかもしれない。誰かを恨むことになるかもしれない。それこそ「かなーしーみのー」とかの展開もありうる。
それではたしてハッピーエンドと呼べるのか？ 観ている人間は嬉しいかも知れんが、最終的にさやかが苦しむのならそれは視聴者のエゴじゃないか？ 正直個人的にはどうすれば馬鹿みたいにハッピーなエンドにつながるシナリオになるのか、まったく見当もつかない。悲しみがあるとはいえ、自分にはあの結末が最もさやかにとって幸せなものだったんじゃないかと思えるんだが。

それこそ魔女になって願いをかなえるとか人間から神様に代わった少女の起こした奇跡とか以上の、無償を愛を振りまく全知全能の神様が光臨して全てを救ってくれるぐらいの奇跡が無いとひっくり返せない状況だとは想う。

>>1875
理解も覚悟もなく状況に流されて魔法少女になった改変前と、ＱＢが利害の一致により騙す必要もなく全部説明し、全て知った上で覚悟をして願いをかなえたと思われ改変後の状況を一緒くたにするのはどうなのよ？

悩んだ末にそれでも選び取ったものなら、後悔はしても納得する余地がある。最初に一緒に居る事が出来なくなることがわかって決断したのなら、想いを秘めて一緒に歩ける人に譲ることも出来る。誰かのために命をかける覚悟を決めているのなら、涙を隠して前に進める。
自分は、つまりそういうことだと思った。

まどかだって苦渋の決断だったわけだし･･･さやかとしても納得せざるをえない部分はあったと思う。
けど、ラストの発言もまたさやかの本心なんだと思うよ。

･･･まぁでもそういう細かいことは置いといて生存してほしかったがなぁ。
ＮＴＲを乗り切ったさやかが並行世界のどこかにいれば嬉しいなって。

>>1861ってつまり、「本当はさやかの願いをなかった事にしてさやかを蘇らせる事も出来たけど、敢えてその辺の経緯は改変せずにさやかの魔女化だけを防いだ」って事だろうか？
それってまどかの願いで出来る事の範囲とはちょっと違う気もするんだが、どういう事なのか教えてくれキバヤシ

>>1878
まあねえ。魔女システムもなく、上条の腕がああなってもいない平穏な世界でのスピンオフで小説か漫画あたりで出して欲しいとは思うね。
特にさやかにとっては『上条の腕』があまりにもネック過ぎるとは思うからそれが起こってない、もしくはすがるような奇跡の方が無いまったくの別世界じゃないと単純なハッピーエンドにはなりづらいだろうね。それがなければまだ緑と取り合いを出来る状況に持っていけるし。

まどかはあくまで魔女化システムに自分を食い込ませただけで、世界の全てを思いのままに再構築したわけじゃないからなあ。

>>1878
NTR自体は乗り切ったんじゃね
それでも上條くん好きなままだったから惚れた男のために改めて命使い切っただけで

まどかは、大切な親友のさやかも救いたかったからこそ
あんな途方もない願いを言えたんだろうな。

男運は本当になかったキャラだけど、
まどかや杏子、創造主である虚淵神に好かれたりと
さやかって女運は作中ピカ一だったと思う。

できればもっとご都合主義全開の素晴らしい救いが欲しかったよ
魔法少女にもならずに上条くんもゲットできて満漢全席喰いたい放題みたいな

>>1883
さやか『だけ』を救うならそもそも上条が怪我しなければいい、さやかだけを幸せにするなら相手の精神をいじればいいかもしれない。ただそれはさやかがあの時願ったこと自体を踏みにじ行為になるとは思うけどね。
加えてそれを願うならば魔女システムの打倒は無理でそれ以外の魔法少女は全て見捨てることが必要になるかもしれないわけだし。

実際ウロブチさんの脚本だと、個人の幸せを求めるならそのくらいの犠牲を強いる覚悟は必要だよ。切り捨てる覚悟とでも言うか、選ばれなかったヒロインはだいたい死ぬし、選んだヒロインもたまに死ぬし。
今回のが信じられないぐらい救いがあって幸せな結末だと思うぐらい。

さやかの結末がああなったのは、上条をＮＴＲされたからではないよ。「上条の左手を治して欲しい」という願いを魔法で叶えてしまったのが原因。

一生をかけても叶わない願いを、魔法という反則で実現してしまった。その罪の対価として幸せを奪われたわけさ。実際、緑が現れなくてもさやかの命は長くなかっただろう。

さやかは優しすぎるからね；；

補足すれば、だからこそ最期は納得して旅立ったんだろう。

何回繰り返しても、「上条恭介の右手を治して」という願いは捨てられないし、その結果に後悔もしていないってね。この結末を知っていても、さやかは魔法少女になったんじゃないかな。

本心は……最期の涙を見れば分かるけど。

誰もわからないだろうけどさやかは殺し屋１の金子に通ずるものを感じる
過去レスにワンダと巨像のワンダみたいってのがあった気がするが、それもわかるわ

>>1873ごめんわからんｗ

>>1876いや、長文書かせちゃったとこ悪いんだけど、ハッピーエンドに白とまでは思ってないぞ
さやかを応援してきた時間は有意義だったと思ってる

にしても、いかにも応援したくなるようなキャラが不幸になるとはヒデー話だよな
実際、作中の登場人物（杏子とか）が応援してるし、絶対計算してると思うんだよなｗ

>>1845
ていうか失恋して落ち込んでるときに同姓の友達から
「私が結婚してやる」とかマジで言われてもドン引きするだけだろ
そんなことを言う友達がいるかよ

最後まで扱いが悪くて絶望した
いやさやからしいといえばらしいけどｗ

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