ニコニコ大百科

火事場の馬鹿力ってのはあくまで一時のハイテンション状態みたいなもんで
少しでもネガティブな空気が流れるとあっけなく総崩れになる。
完全な短期決戦向き。

でも項羽のやった作戦は食料絶って勢いまかせと見せかけて、優位を取り戻した後はじっくり仕掛けるんだよな
本当の背水の陣ってのは短期決戦というか、ここぞという勝負時を如何に見極めてそこに力を注がせる努力をするかなんだろうな

>>91
カイジの電流鉄骨渡りみたいなものか

『スペースインベーダー』の「名古屋撃ち」も正にこれ！
敵からの攻撃を受けない代わりに、あと一段、
下に来られたらプレイヤーの残機がいくらあってもゲームオーバーになるから！

でも先の面に進んだら最初からインベーダーが低い位置にいて敵弾もすさまじいから
名古屋撃ち以外の手でクリアできる気がしないよ。

城を占拠したのも少数精鋭とはいえ所詮は二千人だから趙軍が腰を据えて本気で取り返しに来れば蹴散らされる。いや、そもそも城外で普通に戦っても20万対3万が平等な条件で争われるだけだから勝ち目などない、はずだった。

少数で一時的に城を落としてもあらためて攻め直されれば無駄死にのはずだからあの城には相応の大軍が入っているに違いない。大軍連れて韓信の陣から抜け出した上で先回りなんて高速機動は無理だから、あれは未確認の増援に違いない。
今戦ったばかりの韓信が帰城前に追撃をかけるには、初めから状況も精査せず出陣を決めていなければ間に合わないはずだ。もし我が軍が待ち構えたり城に入っていれば、有利な陣を捨てるのは無謀な自殺行為のはずで、逆に言えばこの突撃は漢軍優勢の証拠以外に考えられない。
対処すべきは、韓信軍か、城の増援か、あるいは両方か、そもそも一刻も早く退却すべきか…
そんな事を迷っている内に20万もいる軍は、命令の遅れる端の方から自分たちが生き残るため早計に逃げ出したり勝手にその場で戦闘体勢に入ったり統制を崩していった…

のかもしれない。

>>96 微妙に補足
途中「有利な陣」と書いてるけど、平地で戦うのに比べれば陣内の方が相対的に有利…的な意味です

>>90
武田勝頼の長篠の戦いも見ようによっては
「河を背にして退却しにくくなるリスクを
背負ってまで自国の精鋭で弱いと言われた
織田に打撃を与えようとしたら迎撃されて
失敗し、逃げられなくなって勇将を十数人も
無駄死にさせ兵にも大損害の愚策」にも見えるな