ニコニコ大百科

スターウォーズネタが来てるんでちょっと便乗するけど、新共和国と銀河帝国の間で交わされた銀河協定って、なんかバーラトの和約っぽい内容だなーと思ったんだよね。
まあこの場合、帝国の立場は180度逆になっちゃってるんだけど。

>>241
どちらも戦争で完全敗北した国家を、無理に完全に駆逐するのは反発が強すぎて骨折り損という作中の理由と、続編で戦う相手が居ないと困るというメタ的な理由で飼い殺しにしているという点で似てるね。

新アニメで同盟がどう描写されるか楽しみだけど、後半の政治的グダグダ劇まではいかないかなぁ…（残念）

>>243
帝国側は絢爛豪華な新無憂宮殿とかが描写されてたし、同盟側の都市ってどうなるんだろうね。
戦艦の艦内の描写を見る限り、だいぶサイバーパンクな雰囲気なのかな

>>244
帝国側は新古典主義的なデザインだけど、同盟側は（よく言えば）モダニズム、悪く言えば工業規格化が進んだ画一的なデザインになりそう。

>>245
DNT公式サイトの美術監督のインタビューだと、
同盟はアメリカ的、シカゴやデトロイトのイメージで作ったって言ってたね

>>244
サイバーパンク都市はフェザーンがそうなるかな、って期待もしてる。原作にある“豪商”とか財閥が保有するアーコロジーがあちこちに建ってるみたいな感じの。
ハイネセンにも、フェザーン系財閥のアーコロジーが建ってるかもね。

新アニメ版の国旗は結構変わったな
水色と白の縞模様の背景に三角組み合わせた五芒星と月桂樹
五芒星の周囲にある文字はハイネセンの理想「自由・自主・自尊・自立」かな

水色と白の縞模様と星の組み合わせは3話冒頭の旧銀河連邦の国旗にも描かれてたので
同盟が連邦の正統な後継者であることを強調しているという考察を見てなるほどと思った

元々、打倒帝国で動いてたけど
打倒ゴールデンバウム王朝か打倒帝国かわからなくなってたんだよな。
目的が打倒ゴールデンバウム王朝だったら
戦意喪失してもおかしくないが。

その両者はラインハルトの出現までは、分けて考える必要がないことだからね
拠って立つ理念がいきなり変わっちゃったら、組織は数年で適応できたりはしないものよ

おまけに看板はゴールデンバウム王朝のままで、ラインハルトも今までの帝国の有力者を（リヒテンラーデ派とか味方だった奴も含めて）抹殺して権力握った危険人物にしか見えないからな
帝国領遠征なんて無謀なことしても主導した政治的有力者が政治生命を絶たれるだけで済んでしまう同盟的価値観からしたら、一族郎党粛清とかしてるラインハルトも充分怖いよｗ

>>251
別の視点で見ると圧制者（貴族）を打倒し国民に（限定的ながら）自由と平等を与えた名君って側面も有るから、
反ゴールデンバウムって立場から見れば共存が可能な相手でもある

こういう発想が根付く前にフェザーンが暗躍しちゃったけれどさ

>>252
その頃は同盟政府が自由も平等も与えない状態になってるし……

帝国打倒の定義から考え直すべきだったんだろうな。
ゴールデンバウム王朝打倒か門閥貴族をつぶすのか帝国そのものを潰すのかと。
帝国そのものを潰すのは不可能だが。

国民感情複雑なんだよな。
主戦派のトリューニヒトの人気が集まりやすいけど反戦派のジェシカも選挙に当選したし。

経済のためじゃなくて主義で戦争しているところがイカれてるよな、だから戦争するたびにガンガン国力減っているのにやめられない。

主義ではなく政治家の私欲のためでは？
作中でヤンが指摘してるように戦争ってのは内憂から目をそらす効果があるから、国内の諸問題から帝国打倒へと国民の意識を傾けていると
例えば、政治家が賄賂を取ったり、特定の団体を優遇したりしても、
メディアの記事は良くて新聞の片隅に載るぐらいで、多くの放送時間や紙面を飾るのは帝国の動向と
ガイエスブルグ要塞だけでなく、ちょっとした軍事訓練とかでも大騒ぎして、国民に一丸となってこの国難に立ち向かえと
で、トリューニヒト派の政治家が腐敗している事を糾弾する記事を書いたりすると非国民のレッテルが貼られると

同盟の良識派で情に訴えて説得できるタイプはいないのは否めないな。

まあ、現実問題として良識や和平を説いたところで帝国軍は攻めて来るからな。政治目的の出兵って、４０年間で合計7回のイゼルローン攻略戦と、帝国領侵攻作戦くらいじゃね……そのうち半分にヤンが関わってるあたり、状況が悪化してる感はあるが。
トリューニヒト派も口ではともかく、無駄な戦争は実はしてないし。まあそんな戦力ねーよってのが一番大きいが。皇帝亡命事件への対応は、一応外交手段として使うつもりだったから、ただの初動ミス。ボルテック弁務官も似たようなミスしてたから、まず大見えを切ってから相手に譲歩を迫るが「戦争しか知らない金髪の孺子」通用すると思ったんだろう。

3巻のフレデリカの告発黙殺あるいはジャーナリズムの腐敗について、すわ衆愚政治の要諦すなわち情報操作に通じたトリューニヒトの指示か、あるいはプランナーであるフェザーン資本の介入が有ったかと久しぶりに読んで考えたけど、
落ち着いて考えてみればリンチ逃亡やアスターテの大敗の隠蔽みたいな前例が蔓延ってたんだし、自分の周囲に不利益が及んで初めて認識に至った不明の誹りさえ受けかねない案件だったかも知れないと思い直した
いわゆる「私は声を上げたが、その時には全てが遅かった」ってな奴で。
まあこの場合、ジリ貧の戦争を数世代前から続けてる国でフレデリカ個人に何ができたかって言うと、親父みたいな超法規的超民主主義的な事しか無かったろうから責める気にもならんけど

ところで最近読み始めたいくつかの二次創作で、同盟領には長征以前から連邦時代の住民がいたって設定を見たけど、原作にそういう記述あったっけ？
単に同盟の無茶な人口増と連邦～帝国末期の無茶な人口減の辻褄合わせの無難・順当な案ってだけかな

>>261
少なくとも原作にはそういった話は無いな
ただ、そういう先住民が存在しているとするとユリアンの祖母みたいな人が持っている長征からの一族って言う選民思想がとんだ茶番になりそうだし、
そういう先住民が居たという可能性は低いとみていい気もする
同盟は長征からの市民と帝国からの亡命者で成り立っているんじゃないかな

つじつま合わせというか、アメリカをモデルとしたんじゃね？
原作には先住民設定はない。無理やり探したとしても外伝2巻でジャン・ピエール終焉の地を主張する惑星が同盟領内に10以上あると読めなくもないくらい。

帝国が攻めてくるのは事実だが同盟から選挙目的で仕掛けることもあるんだよな
この辺が必要なら存分に戦え（トリューニヒト）派と余計な戦いはやめろ（ジェシカ）派が共存する理由じゃね
同盟は火の粉が降りかかってくる状況で火遊びしてるような滑稽さがあるんだよな

イゼルローン要塞を無血開城したにも関わらず
なぜか政権支持率が低下して無謀な帝国領侵攻作戦をする時点で敗北は決まっていたとしか思えない
政権が安定していたら国力回復と防衛体制強化をしつつ帝国の動向をうかがっていたのに

ビューフォート（銀河英雄伝説）のスレでも指摘されてたけど、同盟って辺境部隊や中堅クラスの部署には士気と能力の高い人材が末期になっても結構いたんだよね。中央の高官がグダグダすぎたから亡国につながったわけだけど。
逆にいうとバーラト自治政府発足という形でそのグダグダがリセットされれば、自由惑星同盟そのものの再興はないにしても旧同盟領での民主共和主義勢力の再起の目はあるのかな。

>>205
イゼルローンを獲った事で、悪い意味での中庸なサンフォード政権からタカ派とハト派に支持が別れたという説があったな
ある意味では市民の政治への関心が高まったゆえの現象とも言えるけど、
それにサンフォードが追い立てられて我武者羅と言うか場当たりな出征に踏み切る結果になったのは民主主義の皮肉としか言いようがないな

>>206
政界面はともかく経済面の問題が山積みだからなぁ…
自治領の扱いにもよるけど人物金の流れはある程度～相当減少するだろうし、都市型惑星にとってはかなりダメージ大きいだろう
軍隊解体で金食い虫が消失しても、同時に軍人雇用が喪失して失業者が溢れそうだし、ほとんどが戦死orバーラト以外に帰郷したとしても今度は軍需の喪失がのしかかってくるし…
正直レベロ時代に劣らず茨の道に思える

＞人物金の流れ
人は民主主義の総本山という歴史というか、帝国に立憲制を敷かせるための最前線、学術研究都市的な面を押し出して何とかアドバンテージをってところかな。その中でも最前線である自治大学の前学長がオリ何とかさんなのがちょっとあれだが……ユリアンにでも名誉学長やらせるとか（本人も政治家でなく歴史家の道歩みたがってるし）。
物と金はルビンスキーの火祭りで大ダメージ受けてるけど、逆に言えばそれらの復興特需が見込めるということでもある。そのあたりうまく処理して、フェザーン遷都のビッグウェーブに乗り損ねた商人たちの敗者再復活戦のステージになれればワンチャンあるだろう。


まあ、帝国が本気で滅ぼしにこないだけでも、レベロ時代よりはずっと明るいと思うよ。帝国に憲法を制定させるという、非常に険しいが帝国打倒に比べればはるかに現実的な目標もあることだし。

既知宇宙の統一は広大な市場の出現を意味するわけだけど、旧同盟領では
開けた自由経済を維持できたんだろうか、その辺の話はあったっけ

>>268
>帝国が本気で滅ぼしにこない
自治領の名目を逆手に取られて日干しにされるのが怖いんだよなー
公的な投資や振興からハブられるとか、関税や出入星を厳しくされるとかの。
地勢的アドバンテージが帝国がいつまで塩を送ってくれるかに左右されると言うか
共和政ローマに例えればブフリウス派に舵取ってくれればいいけど、大カトー派に流れればそれこそ民主制（と歴史）だけが取り柄の古都になりかねないな、と

あと個人的な妄想としては、政界遊泳的な目的での出兵とかトリューニヒトやレベロの醜態とかから来る税金と働き手を吸い上げられ続けた他旧同盟領からの、ハイネセンそのものに対する感情的反発が怖い