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果たして義経を討ったことは愚行だったのか否か

遙かなる時空の中で3十六夜記で知ったな。

義経を討った心境は如何に

もしも義経と組んでたら…

古い作品だと、牛若時代の義経が秀衡を頼った頃から、義経に辛く当たる徹頭徹尾悪役だったのが、
平成以降になると、義経と比較的友好だったが、頼朝の圧力に屈してやむなく義経を討つ、
温厚だが優柔不断な平凡な人物像が多くなってる気がする
炎立つや遮那王義経だと、義経を討ったのが忠衡になって、自分がその罪を被るというある意味史実と逆の展開になってたりするし

あと、義経が平泉に逃れたのが1187年2月、秀衡が没したのが同年10月とこの間わずか6ヶ月
そして義経を討ったのが、1189年4月（それも閏4月30日）だから、
1年半以上一応庇護は続けていた。その間に弟たちを粛正していたのでなんとも言えないが…
ちなみに、忠衡を粛正したのは小説やドラマだと義経をより先だが、
実際には義経を討った後ということはあんまり知られていない

扱われる歴史漫画によっては、頼朝が圧をかけてた場合でも静観してた場合でも
「疑心暗鬼をこじらせて弟も義経も殺した自滅型バカ」
にされてたりする。

典型的な非難すれば「じゃあ、お前なら何が出来た？」になる人だね。現代では「潔く散れば良い」も
言えないし、非難も出来ないが取り立てて回復すべき名誉もない立ち位置。

前九年後三年からの源氏と藤原氏の因縁の責を負わされた人
頼朝の真の狙いは義経じゃなくてこの人の方だから助かる道は多分無かった

そういう意味では義経と組んで頼朝にあらがった方がまだよかったか？

頼朝は義経よりも奥州藤原氏を潰したかったのが本音だろうしな

頼朝を凌ぎきっても北条氏が攻めてきたよ

巷で言われてるほど強大な勢力でもなくてその実態を一番分かってたのは泰衡自身だったのかもね
だから恭順しようとしたが、それが却って鎌倉側に大した勢力ではないなとバレたんじゃないかなあ

義経を置いとけば、少なくとも「最強のこけおどし」としてネームバリューによる押さえがきいたとは思う
実際に開戦したらどうなるか以前の部分で義経は必要だった

鎌倉殿の13人でも哀れな人物だったな
義経を匿いたくなかったってのは史実でもそう思ってたんじゃないかな

鎌倉殿の13人では義経を討った事の結果を突きつけられたナレ死＆首桶エンドか…。
あの状況では義時とアサシン善児の二人を欺くくらいできないと
どうしようもなかったとはいえ、タッキー義経の時と同様に
腹芸ができない＆先行きが見えない人にされてしまった感じ。

古い史観において「ひたすら無能で有害だったバカ」として扱われる存在の大体には、いやでもこの人の立場って難しいもので活路もあったか分からないしさ…というような擁護が入りやすい
だが大体は大体であって全部ではなく、この人や源行家、平宗盛のように好意的な意見が寄せられない例もある

秀衡は頼朝に恭順しても色々と因縁つけられて攻め込まれる事は分かってたんだろうなあ...

秀衡がそこまでわかっていたとも思えないけどなあ
そこまで読んでいたなら平氏や義仲と言った対頼朝勢力が残っている内に頼朝叩かないとダメじゃない？
のんびり傍観しすぎだよ秀衡は
頼朝を強大化させた一因は秀衡にもある

全部泰衡一人の無能のせいというのは違うと思うよ

泰衡が関わった地域ではことごとく名君扱いされて同情されてるので、ひと昔前のドラマでのバカ扱いはやっぱり不適当なんじゃないか
それに加えて食客として親しんだ義経を殺すほど追い詰められてたわけだ
彼が悲劇の将でなきゃ何だってんだ

>>13
改めて見返すと、普段は無表情に仕事していく善児が義経に対しては殺意MAXで睨み付けているから逃しようも無い状況だったな。

>>17
それは単なる地元びいきであって評価を修正する理由にならないのでは