ニコニコ大百科

しかし若干浅はかというか、
２０世紀的なブラックさであまり普遍性はないと思う。

20世紀的なブラックさってなんだ？
アシモフやブラッドベリを読めばわかるとおり優れたSFの風刺は常に普遍性を持つもので、F先生のSF短編も題材が古くてもテーマは十分普遍的だよ。
「定年退食」や「間引き」なんて今の時代だからこそ怖いんじゃないか。

上で冷徹って言われてるけど、俺もあんまし情緒挟まない人だなぁ、て印象がある。
晩年はちょっと変わってきた感じもするけれど。
こういうことをすれば当然こういう結果があるだろ、て思考実験。
だから俺は普遍性を感じる方かなぁ。SF臭さと言ってもいいか。
ドラえもんならのび太がヒィヒィ言うぐらいのもんだが、
短編だとさっくり人類滅亡とかして、そこに盛り上がるドラマとかは無いw

ブラックかどうかの判断基準は社会（時代・地域）で全く違うわけで、
「20世紀的な（20世紀の基準で見た）ブラック」はあるかもしれないが
「普遍的なブラック」なんて存在しえないだろう。
その点では「普遍性はないと思う」という指摘は的外れと思う。

描写が淡々としてるから黒い話にも
嫌味や粘着的なものじゃなくて
ただ単純に怖いと思わせる力が凄い

この人の絵ってぱっと見単純で
誰にでも書けるんじゃないかと思うんだけど、
よく見てみたらシンプルで見やすいだけで
本当は色々な所がすごく書きこまれている
他の漫画でも書きこまれてる絵は見るが
なんかごちゃごちゃしてわかりにくい人も多いのに
書きこまれてるのに見やすいってすごいことだと思う。
というか昔からF先生の漫画を読んで育ってきてるのに
何で最近までそのことに気がつかなかったんだ自分・・・orz

何と言っても「行間」が巧いよね
短編集だと特にそう
何故かドラえもんやコメディ物だと無言のシュールな物になるのも凄いが

>>37
マンガって基本的にコマごとに分断されてるんだけど、次のコマにそれまでの全てを引き継いでいかなきゃならない（もちろん、意図的に分断・中断する場合もあるけど）。
それなのに短いセリフにあそこまで行間を持たせるのはすごいと思う。
藤子さんや手塚さんがもしツイッターに参加したらどんな事を書いていたのであろうか・・・

>>32
というか現代がＳＦ化してしまってるってよくいわれてるな。
だから今の時代はＳＦ小説が売れんとかなんとかんとか

ちなみに筒井康隆の短編に「定年食」というのもあった。たしか新潮文庫の「メタモルフォセス群島」に収録されてたはず。

「20世紀的なブラック」
面白い概念だな。

生きてる！動いてる！ってのび太のセリフじゃないかｗ
たしかタイムマシンでおばあちゃんに会いに行ったときの

F先生、原子炉の上にタイムふろしきを落としてください…＞＜

と、宇宙開拓史を読み直して思ったよ

>>36
確かに　あとGペンの綺麗さは先生の右に出る人はいない気がする
あんなに鋭く均一で綺麗なペン使いは他の漫画で見たこと無い
ペンで一度でも描いたことあるひとならあの凄さは気づくと思う
特に後期80年代の絵は完成されすぎてる　キャラの絵によるブレがない
完全に漫画を極めた完成された絵だ　でも本人からしてみたらまだまだと思ってるんだろうな…

ピョ～ロロと人間製造器はトラウマ
表紙を見るだけで怖い

でもそういう面だけじゃなくて長編のドラえもんとか、エスパー魔美、TPぼんのように熱い展開のはなしだってある。
小さな子向けから大人向けまであって、しかもどれも面白い。

水が超怖いんだよ、水の描写が。

・F・

削除しました

死体の描写はちょっと焦げて白目向いてるだけで
欠損や内臓が飛び出てたりのグロさは全くないのに
どこか寒気がするほどの感覚がある

「コロリころげた木の根っこ」のラストカットが怖すぎる…

短編の『パラレル同窓会』が個人的にトラウマ。ネタばれは避けるけど、本当人生って一つの選択肢で変わっていっちゃうんだなと思った。

祝・ミュージアムオープン！

この人の漫画偉人伝持ってる

>>sm15757893

月面基地のなけなしの予算で取材に行ってきてくれました。
きれいなジャイアンには吹いたwww

誘拐ヲ実行スル!!

>>54
いったい「ヒョンヒョロ」とは何なのだね？

コマのすすめ方？がうまい

今の漫画家には才能がないと誰かが言っていた
天国で御大も悲しんでいることだろうね
いつまでも若い心を持った人だったから

今の漫画家に才能が無いわけがない。
必要以上に昔の漫画家を持ち上げて今を貶す風潮には賛成できないけど･･･。
ただ藤子先生もそうだし手塚先生も石ノ森先生も、この頃の漫画家はすごく勉強してたし、視野がすごく広かった。
今の漫画家は自分の好きな世界だけに特化してしまってる気がする。

最近になって藤子先生の作品を読んでみたが、なんというか先生の作品は執筆時の時代背景や、自身の思想に反映したものばかりで考えさせられた。原作ドラえもんやチンプイ、SF短編を見ていると、ザ・ドラえもんズに首をかしげていた人達の気持ちが何となくわかる気がする。

才能が無い以前に努力が方向性がおかしい、パワーがない
自分の主張や感性を出す作品にするでもない
大衆娯楽として商品として広めるでもない
キモオタに媚びてそれでおしまい。
馴れ合い、内輪で持て囃して満足するか
ソニーや角川に代表される汚い工作でブームを捏造し
金を儲ける手段としてしかみない

創作ってのはそうじゃないだろ？
権力と戦う意志、己の意志を出す行為が創作だ