ニコニコ大百科

最終話まで見た
スパイラル小説版の人が原作者なのと、義足義眼ヒロインに惹かれて見たけど、期待外れだったね…

この手の作品って提示される「虚構の推理」が面白くて及第点、「解決そのもの」が面白くて満点って所だと思うんだけど
この作品はどうだったかと言うと、推理はガバだらけで「真実よりもそれらしい」とは到底思えないものを「いや場を盛り上げるのが主な目的だから」みたいな口実でそのまま投げて来て
解決法そのものは読者も真っ先に思いつくけど然程カタルシスも無いものをチート運命操作能力で通すという予定調和の二乗

ついでにこの掲示板の擁護派は辻褄が合っていることを教えてくれることに熱心なようだけど、そういう理屈があるならそもそもそれこそが作品の中に書くべき「解決」に思える
このアニメにはそれが欠けてる事には変わりない
（個人的には東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」を例として出したい話
あれって「前代未聞の犯人が明かされないミステリ」みたいな売り出し方されてるけど、実際には直接犯人の名前を書いていないという程度の話で、特定するロジックはちゃんと解説してるわけで、むしろ生半なミステリよりしっかり解決を書いてるんだよね）

そして、本筋さえ面白ければまあうん…と思えた程度だったけどそれ以外にも要素は多かった
まず基本的なあらましの格好付け方に対して、ヴィジュアル面がとにかくいかさない
まあ好みの問題も大きい部分だしここは大した話じゃないんだけど
可愛いし人格的に問題があるようにも思えない主人公が、ぶっちゃけキャラとして魅力に溢れてるとも思えない男に邪険にされ続けるのも見てて気持ちの良いものじゃなかった
最終話で本当は想いあってるってことは分かったけど…それで直前までの扱いに納得が行ったわけでは無いし、むしろ釈然としない
紗季さんの大袈裟なリアクションも主人公ヨイショという感じで鼻に付いた
尺調整なのか何なのか知らないけど…代わりに補足解説を担当させるくらいの器用さ無かったの

小説だったら「思ったより凡作だったな」で済んでたかも知れないけど、1クール分付き合うアニメでこれというのはしんどかった
少なくともアニメとしては失敗作だったね

完全主観による評価を長々とお疲れ様

いえいえ、それほどでもないですよ

おひいさまがやっていたことは一種の荒らしだけど人命第一だからやむを得ないな
原作は少し古いらしいけどそれでも基本的なネット社会の構造は現代のものとほぼ同じように思った
よくこんなアニメ化の難しい話を絡めてなしの直球で映像にした
アニメがただスピーディーに話を進めればよいというものじゃないというおもしろい事例になったと思う

>>478
それをご都合主義じゃないって儲が喚いてるからだろ
超常能力として作中で明確にし、あまつさえお互いで応酬してんのに

超常能力が超常能力として作中で扱われ活用されることのどこにご都合が…？
「SFやファンタジーを交えたらそれはミステリではない！！」みたいなこと言っちゃう人は流石に今時おらんだろうし

そもそも自分が書きたい展開のために都合良くストーリー組み立てるのが創作だから
それをご都合主義って言うならご都合主義の無い作品って何だって話になるな

自分のご都合で有りか無しかを決めてるんでしょ

そこまで本格ミステリ風にやってきた作品の密室トリックの解決シーンで何の前触れもなく「犯人は悪霊でした、探偵は実はシャーマンなので分かる、以上解決」とかやっちゃったらご都合呼ばわりされてもしゃーないけど
超常の力を持つ妖怪変化魑魅魍魎が当たり前にいると最序盤から知らされてる作品で、妖怪の特性を悪用して起こした事態の解決（≠謎解き）に妖怪の力が使われることはなんにもおかしくないやろ

>>478
逆に言うと、一般的なミステリは読者との間で「そういう合意を取ってる」んだよな…
どんなに荒唐無稽な展開であっても「少なくとも作中ではそれが真実である」という前提があって
途中経過の証拠や説明もその前提に基づいて出てくる

この作品の場合は、その「真実である」という部分を「推理」を聞く側に預けている
しかも、視聴者と作中の名無し達とには、怪異の実存性について認識の差がある
このへんの「合意の取り方」のややこしさは、
特にミステリ慣れしていない人にはハードル高めだったと思う
しかもアニメだと週一で、以前の話をどうしても覚えきれていなかったりするし

>>490
感想サイトで「ゲームやりながら見てたけどさっぱり理解できなかった。つまらん」って書き込みあったよ
そりゃゲームやりながらこの作品見たって理解できるわけあるまいよ…

前の話を覚えてなかったり、説明されてることを普通に理解できなかったりするのを
作品のせいにしてしまうのはダメな視聴者の典型だな

>>492
いや、そんな言い方は良くないよ
小説にせよアニメにせよエンタメ作品であり、
見る人に理解しやすくするのも大事な面白さの要件だと思うよ

作品好きな人には批判を受けるのは嫌なことだろうけど、
いろんな感じ方があるという事については冷静に受け止めてほしい

それとTweet見てると未だに琴子が「怪異たちの知恵の神」であり秩序を守るということを理解してなくて「人間を守る妖怪バスター」みたいな考え方してる人もいるな
なんで正攻法で退治しないんだとか、死んでいるなら七瀬かりんはどうでもいいのかとか、もっと怪異を大っぴらにすればいいのにとか
彼女が人殺しを止めるのはあくまで鋼人七瀬を消滅させるためで、人殺しをさせないために鋼人七瀬を止めるわけではない

>>493
少し考えりゃわかることさえ理解しようとしない奴をフォローする必要性はないな
同じ視聴者側の人間としてなら特に

こうやって語ったり考えるのが好きか関心ある人が集まる一方で、
大半の現代アニメ視聴者はSNS実況しながら頭からっぽの片手間に眺めてるからしゃーない。
それで楽しいんだろうから間違ってもない。そういう意味で最初から不利かつ難しいジャンル

自分は原作読者だけど、漫画化の時も今回のアニメ決まった時も
ある程度すらウケるの難しいと考えてた。好みや完成度として色々言いたい点はあるが大健闘としか思わん

自分が違和感あったのはまさにそこなんだよな
作中の名無し達も「少し考えりゃわかることさえ理解しようとしない奴」みたいな扱いかと思ってたから
一緒に「推理」を聞いてて「この名無しらめっちゃ人の話聞けるじゃん！！」と思った
作中の名無しには能力が効いてるけど、現実の視聴者には能力が効かないわけだから
まぁ「長い」「わからん」「飽きた」って感じても仕方ないかな…と自分は思ったよ

頭からっぽの人間を相手にする必要性もないのでは？
どんな作品だって、そんな考えなしの視聴者と語りあっても面白くないだろ

この作品がご都合主義と言われているのは解決第四に合理性も必然性も無いからだと思うよ。

解決第四が面白いから掲示板のみんなは受け入れたと言うなら、何がどうして面白かったかくらいはちゃんと教えて欲しかった。

解決第一だって刑事が刑事をヤルというスキャンダル性や遠隔装置というミステリーの定番を詰め込んであるのだから、第一はダメでしたが第四は面白かったと言うなら何かしらの理由が欲しい。

少なくともここでご都合主義と言われている、というか「ご都合連呼する人が沸いてる」のは「超常能力の応酬じゃないか！」ってのが理由なので
今更「ぼくにはそう思えませんでした」レベルの根拠でそんなピントの外れた横槍入れられてもっていうか

意見には格差がありますよね。
真剣に見ていない人の話は聞かなくてもいいんですよ。

どんな意見をもっても良いし存在しても良いんですが、本来そもそも関わらない筈の物なので。

>>499
まあ、とりあえずもう一回見直そうか
全部説明されてるのを無いとか言われても困るんだ

5chみたいな匿名掲示板じゃなくて、個人のファンサイトみたいなところの掲示板だから
利用者のタイプが違うのも納得できる
後はくだんの能力で荒らしを沸かない未来にしてると言うのも納得できる

後は真実がどうかじゃなくて面白い方を支持するってのも十分理解できるから
批判する程のものじゃなかったな

>>490
ルールとしては一般的なミステリと同じく「捜査によって提示される情報はすべて正しい」という点は変わらない。
ただ「捜査段階で真相まで知ってしまうこと」「その後の推理によって提示される仮説が、事実と異なるという」点は異なる。

作中の怪異＝万能の操作手段の別名なので、怪異の実存性は、そこまで重要ではない。ただ「怪異＝ファンタジーを人々がどれだけ受け入れるか」については解釈が分かれるだろうね。
順序が違うだけで、作者いわく「少なくともミステリと同じ成分で構成されている」のは間違いないと思う。

週一でやるのがハードル高い面はあると思うし、あなたの批判はある程度同意する。
ジャンルは違うけど（しかし作者がミステリ出身ではある）「刀語」のように、1時間アニメならまた変わったかもね。そうすると鋼人七瀬は5話弱、対決編は2話弱になる。

>>502
見てもわからなかったから聞いてるんだ。
というか、二行有ったら解答出来ただろ……

一瞬、怪異のおかげかな？　と思ったけど、解決第一も第四も条件は同じだし違うよね。

誰でもいいから教えて下さい。

>478

九郎や六花の能力って、結局のところその辺のミステリの「お約束」にあえて能力で理屈つけてるだけなんだよな。

あれは「読者のお前」ではなく「ひと昔のネット掲示板にたかってる民衆」のためのプレゼン合戦なので
「俺にはあんまし変わらんように見えるわ」とか言われても「そっすか」で終わりなんだよな

強いて言うなら２ｃｈ（現５ｃｈ）の所謂釣り文化の文脈が頭に入ってればより分かりやすいとは思うけど
幾ら何でも本編でそんなとこの説明に尺とか使うわけもなく

>>505
まず全員が1、2、3で納得せず4を気に入ったわけではない
1を信じた人間もいれば2を信じた人間もいるし、相変わらず鋼人七瀬を信じている人間もいただろう
目的は一つの解決に導くことではなく鋼人七瀬がいるという一つの解決からバラけさせることなので、実際原作では同僚が紗季犯人説を信じてる描写がある

最大の問題点はやっぱり長過ぎたことだと思う
原作のその後を見ても一エピソードを数話で回していくタイプの作品なのに、最初の鋼人七瀬だけが異様な長さ
どうしてもダレるし勢いもないから粗の方が目立ってくる