ニコニコ大百科

最初聞いた時はアホかと思ったけどよくよく調べると相応の理由が…あるような気がしたけどでもやっぱりアホだという結論に戻る
袁紹の「息子が病気なんじゃ…」はそのパターンの典型

割とまじめに、耄碌が早かった人間だったんじゃないかなぁ
若い頃の袁紹は秀才ではなく天才もしくは奇才だったのはバカ以外は否定できない事実だろう
その袁紹がなぜ人生の総決算でああなってしまったのかっていう

曹操も老化は見える、逆に劉備は40越えてから本番っていう恐ろしいバイタリティ
日本史でも同世代の秀吉と家康が同じ知能とは思えないよね。秀吉の方が明らかに老化してる

「息子が病気で…」は、三男の袁尚を後継者として確立させるために大功で箔付けさせたかったんじゃないか？
千載一遇の機故にそこで大きく勝つとその後はもう小功しか残らないから、病気で動かせないうちは機を潰したくなかったという、まあ一種の親心
勝った後を考えて戦略を曲げて結果勝機を逃すと言えば典型的な判断ミスと言うかフラグだけど、これも結果論というか後知恵って言えばそう言えるくらいの国力差があったんだろうし

そもそも息子が病気で動けなかった話はどうみても創作でしょ。
于禁伝でも曹操がいなかった間袁紹の部隊を撃退したって文章が残ってるし
黄河を渡るにはそれなりの準備が必要だし袁紹の先行隊が白馬を攻撃した時期を見ると動いてるのは明白。
仮に袁紹がその時動かなかったらワープしたことになるぞｗ

官渡の残ってる資料が明らかに時期がとびとびで矛盾してるのがなぁ
袁紹を無能としてる記述や後付け設定が酷い
袁紹側の資料が殆ど残ってないのが残念

KOqbjzSzqA ＞アホは君でしょ
なんか昔のレス見たけど殆どとんちんかんな事しか言ってないし

袁紹個人の能力なんて高かろうが低かろうができることなんて限られるし…
後継者問題の火種になりそうな権臣を粛清できない自力の脆さが命取りだったねー
冀州手に入れるまで華北に勢力基盤持ってなかったからそれに貢献した連中を無下にできないのはしょうがないけど

どこかの解説で、昨今のイメージとは違ってあまり感情を表に出さない、感情が希薄な人だ、っていうのを読んだ
幼少期から家族関係でゴタゴタしてたみたいだし、息子が病気で～の部分もその影響だと思うとちょっと納得できる
現代でも、親から支配されたりネグレクトぎみだったりした子は、自分が親になった時反動で過保護になったりする場合もあるらしいし
感情を押し殺してきたけど、コンプレックスの象徴たる家族が出来たら、今までの分を取り返そうと盲目的になってしまったのかもしれない

でもそう考えるとちょっとかわいそう
息子にはちゃんと愛されて育ってほしかったんだろうな

感情を表にしたかはともかく、かなりの奇才、イカれた革新派だったのはほぼ事実じゃないかな

漢の事を第一に考えすぎたゆえに、大卒後に(現在の)漢に徹頭徹尾アンチする人間になってしまった印象。
曹操はもっとやわらかで、低俗だったから、人が慕った、
袁紹はあまりにも思想が頭でっかちすぎた感じはある。
めちゃくちゃに通理破壊をしまくってるけど、確かにやってる事は袁紹なりの正義が見えるんだよね。信長に近かったのかもしれない

他にまともなブレーンがいればな…

息子が病気で出陣しなかった云々は、袁紹軍の動きと年代を照らし合わせるとほぼ間違いなく嘘だから、その辺の話は割り引いていいんじゃないかな
愛情が深いのではなく、むしろ酷薄だったように思う。良くも悪くも徹底した実力主義者で、それ故に組織の軋轢が絶えず、結果、割と甘いところがある曹操に負けるというのは皮肉な話だ。

宮城谷三國志でボロクソ言われすぎてて泣けた
仮にも曹操の前半生で最大の宿敵なのに

結果的に見れば負けた以上は乱世での勝負強さは
曹操らに劣っていた
記録から部下や民から慕われてたみたいだし統治能力はあっただろうから
治世の君主になれたら名君だったろうな

酷薄というか猜疑心が強かったのは確かでしょうね

彼自身が戦に弱い事をある程度自覚していれば必然で
公孫瓚をほぼ一人で追い詰めたと言っても過言ではない麹義が早々に粛清されたのもその辺が理由にあるかと

また、配下の名士の力が強く
後継者問題と絡んで反目しあっている辺りは呉の孫権晩年を彷彿とさせる状況

よく袁紹が劉備と似てるみたいな事を言われますが
どちらかと言うと孫権や曹丕寄りの人物の様な気がします。

戦に弱いか？
黒山賊討伐の動きや本拠地が奪われた時の対応は見事だけどな
公孫賛も袁紹の戦略でじわりじわりと追い詰められてる
官渡も曹操が袁紹に押しこめられる状況作られてるし、許悠が完全に逆恨みで袁紹を裏切らなければ終わってたし
戦術より戦略の方が得意そうなのは分かるけど

トータルウォー三國志でまさかの大魔王枠

すまん
買おうと思ってたから詳しく聞きたいです

>>285
戦略の上手さを戦の強さに含めるなら孫権も戦上手になるし
劉邦は項羽より頼朝は義経より戦上手という事になるから
そこは分けないと意味ないやろ

あと許攸の裏切りについては袁紹の恐怖政治的ともいえる家臣掌握を考えると結構必然だったりする

正史の袁紹を見ると「項羽を倒す前に韓信を粛清する劉邦」といった印象を受けるんだよね

とても遅くなってしまったが
三者鼎立というと、本当は董卓と袁紹と袁術じゃないの?とか思う
群雄割拠と言いながら、紹派と術派に分かれてたから

コーエー三国志みたいに「ニヤついた隙のある大物」ってイメージが強いけど、この人ほど笑顔が似合わなそうな大物もいない
猜疑心が強くて、大ナタの振るい方もあまりに豪快すぎるし、上機嫌なイメージがあんまりない

陳寿が最初から言ってるけどもｗ

曹操の性格を演義の呂伯奢事件の台詞で考える人がいるけど正史の袁紹こそ似合う台詞だと思う（史書の呂伯奢事件だと曹操が反省してたりする、というか基本曹操は失敗する度に反省してる）
また反董卓連合の盟主となった際の高圧的で傍若無人な態度から「まるで董卓」と言われてたりしてる

反省しない曹操
上品な董卓

こんな感じなのかもしれない

>>290
コーエー三國志での袁紹の笑顔は嘘・演技による笑顔だろう
表面上は大物ぶってるが、いざとなると猜疑心に駆られるってあたりを表現してるんだと思う

よく彼の狭量さを示すエピソードになりがちな田豊を処刑する話も
敗戦後に田豊（と、その背後の派閥）の発言権が増して国内党派の
バランスが崩れることへの予防策だと考えると、袁紹のなかなか
怜悧な素顔が見えてくる気がするね
無双とかのアレもキャラとしては好きだけどｗ

ただでさえ戦死や責任に対する処罰で人材が減っているのに
戦争に反対して戦争に参加しなかった人材まで処刑するとか
人が居なくなった結果として得られるバランスに何の意味があるんやろな
何となく問題を長引かせて無駄に処罰を行なった孫権の二宮の変に通じるものがあるな

信長の野望・大志の鍋島直茂がにこりともしない仏頂面の顔グラに描き直されているんだが多分袁紹の顔で一番イメージに近いのはそれだ

というかコーエー三国志の曹操の顔グラがまさに袁紹そのものでしょ
中国の評価高い三国志ドラマの袁紹もそんな感じ
人に厳しくて体制をリスペクトせずあまりにも苛烈すぎるし、部下に猜疑心を抱かせる天才型。

そしてそっちの曹操は明代肖像画っぽい食えないブラックジョークばっかり言ってる悪役。おそらく実像もそっちに近いと思う。
袁紹は急進派のネジが外れた漢の最左翼、曹操は右翼の中でも濁流で嫌われているが調停もうまいタイプ

袁紹は正に覇王という感じかな
曹操よりもよっぽど独裁者タイプ

袁紹って無双はともかく三國志シリーズだと11くらいまでは怖い顔だったんだけどな
12になって一気に別人かと思うほど明るくなった。
13は戦争グラだけは11っぽくなった

>> 297
袁紹は独裁者だけど覇王って感じじゃないな本人が戦争に強い訳でもないし

自他ともに名門出である事も殊更取り沙汰されやすい人物ながら所詮は庶子という弱味も併せ持つ複雑な人物ではあるからなぁ
立場上、本人もそれなりに有能じゃなかったら出世すら覚束ない立場だったのも事実なので余計評価が難しい所だ