ニコニコ大百科

>>30
>足利三代の木像の首を晒してた話
八重の桜でこのエピソ－ドをやってた
攘夷派の仕業かと思いきや取り締まる側のはずの会津藩士が攘夷派に感化されて犯行に及んだという顛末

まぁ会津も関わっていたとはいえ中心は平田派国学者なので攘夷派の仕業と言っても間違いではない

最近の研究だと簒奪を狙う野心家とは真逆の説が出てるね
義満は天皇含む伝統への敬慕が行き過ぎて廃れた祭事を山ほど復活させようとしつこく提案して、実現したら負担激増の天皇と公家衆から嫌われたとか

将軍としては珍しく権力も強いから
皇位簒奪のイメージが強いんだろうけど
実際としては朝廷との利害の一致で合体してたみたいだからね

本当に天皇の権威を一番否定しようとしてたのは
徳川幕府の初期なんだけどな 徳川幕府も途中から吉宗とか水戸学とかで皇室に対して尊皇思想が復活するけど

足利義満逆臣説にはろくに根拠がない
当時の公家の日記にすら簒奪計画なんぞを示唆する内容は影も形もないのに

義満の代日本は冊封体制下にあったと言っていいだろう

経済大国日本の先駆者が貨幣経済を築いた平清盛とすれば、
国父と呼べるのが足利義満。

彼が公認して以降日本の国際貿易は急拡大し、
民政と地方自治を重んじた幕府政策もあって各地の産業も急成長
戦国時代には明国を追い抜いて、以来現代まで至る

最大の敵は懐良親王（日本国王的な意味で）
実際軍事面でも南朝方最後の大敵だったろうが外交面でもその没後まで苦労させられるというｗ

義満の急死だけど、昔の平均寿命とか考えれば50歳ぐらいでポックリ逝くのは珍しい事でもなんでもないしなぁ

ポジション的には今の政治家で例えるとプーチンに近いのかな・・・
ロシア連邦も足利幕府も創設者が無能で創設当時は未曽有の混乱期で
まともに政府として機能するようになったのは二代目以降（こっちは三代目だが）だし

当時の50歳は平均年齢だけど、義満本人からしても
やりたい事がまだまだ残ってる内に死んじゃったから
やっぱり10年くらい寿命が足らなかったと思う

母方の血筋を武器にイトコである後円融上皇をイジメぬき妻を後小松天皇の義理の母親にすることでさらなる権威の拡大を謀った
自称保守のいう日本、特に皇室は男系社会というのは大嘘じゃないか

一族の才能全部ここで使い果たした感が凄い

足利義稙とかは一度京追われてからしれっと復帰できたりしてるし…（震え声）

幕府の全盛期は義持か義教のどっちかじゃね

>>43
義輝とかは才能が有った「かもしれない」
まぁそれ以前に状況が悪かったからね
他のも義満の時に生きていたら、違う結果になりそう
義昭なんかはむしろ有能になりえたかもしれない

信長みたいに朝廷に対して「もっとしっかりしろよ！！」って感じで圧かけてたとこあるからその辺で皇位簒奪論疑われるようになっちゃったんかね

義満の時って御所巻きもされてるし全然安定期ではないけどな

>>40
プーチンは足利義満になれなさそうだな。
自分で国を衰退させているし。

自分の代では御所巻もされてるし戦場にも立ってるけど、義持の代にはいずれも起こらなかった。だから義持時代こそ全盛期とする意見が多いのだけど、その基盤を息子に残したのが義満の偉大さだと思う。
義持本人の育成も、教育や側近選び等かなり気を使っていて、10年程かけて段階的に政権を移譲していってる。ただこれは将軍個人への属人性が強いということでもあって、義量義持の急死から幕府が迷走しだすんだけど。

あと義持との不仲説は根拠がなくて、当時としては普通の仲だった様子。義持も義満の遺産を取捨選択こそすれ、別に否定はしていない。この辺は2000年代以降に義持研究が進んで大きく変わったところ。　

>>lv343495968

ブルアカのイブキの瞳の中にいることにされるとは思わんかったろな