ニコニコ大百科

8年前に見たっきりだけどやっぱピンドラ最高に最高だ

'10年代の傑作だわやっぱ

ウテナ最終回は「暁生ザマァw」で気持ちを紛らせることができたし爽やかに迎えられたけど
ピンドラ最終回はもうしんどすぎて、しばらく何もやる気が出なさそうだ
ユリ熊嵐も一挙見るけどこんなに心を掻き回されたら嬉しい辛い

一挙後編視終わった！感動した！（小泉並み感）

ピングドラム真面目に見てもいまいちわからん
ウテナは昔キッズステーションで全話
ユリ熊をリアルタイムでgyao（放送後の無料かも）で見てたけどね
ピングドラムは見てなかった

全部みたけどやはりいまいちわからん

この間の一挙で全話見たけど、なんとなくテーマや話は想像しやすい(分かりやすいとは言ってない)一方で、
細かい設定が気になる作品だったなあ。
面白かったし、特にラスト3話ぐらいは画面にかぶりついてみてたけど、設定や世界観の考察が楽しめる人向けかも。
一応ネタバレ注意












例えば桃果がなんで運命を乗り換える呪文を知ってたのかも、もしかしたら俺が見逃しただけかもしれないけど、作中で教えてくれなかったから気になる。そのへんはなんかセカイ系作品っぽいなと思った。セカイ系って言葉そのものが自分よく分かって無いが。
ペンギンの詳細も分からないままだし。可愛かったし良い考察要素でもあるけど、とっかかりが無さ過ぎてどう解釈すればいいのか。
あと子供ブロイラーのシーンとか、それに対して人権団体はどういう態度をとってるのかとか、世間のそれに反応とか無かったせいで、最初は心象風景とかなんかの暗喩かと思ったわ。剣山が言及してようやく「あれ実在してる設定なのか」とか思ったし。
ピングフォースの教義の詳細も知りたかったかな。剣山が子ブロを苦々しく言ってたことを考えると完全に真っ黒な団体に思えない。政治的に過激な団体に自分には見えたけど、実際にはどうなんだろう。
とにかくあの三兄妹と苹果に話や描写が集中してたからもっとそれ以外も書いてほしかったけど、あのピクトグラムを見るに、この作品ではそういう社会、世間の詳細な描写を書こうとはしてないよな。主人公たちの運命に抗う姿を見て欲しい、っていう感じ。
人によっては置いて行かれやすい作品だわ。自分にとってはNot for meだったかもしれん。それでも全話見てしまうくらい面白かったから、それだけ傑作だし嵌る人は本当に嵌ると思う。
チラ裏に書くような長文スマソ
あと定期的に挟まってたさらざんまいの広告見てて思ったんだけど、この人が監督した作品のモブって全部ピクトグラムなのか？　

勿論これは一解釈にすぎないことを断っとく
>運命を乗り換える呪文
そもそもモモカって何なのという話まで行ってしまうのでピンク色はピンドラ世界に実在する超能力以上、で気にしなくて良いと思う。具体的にどういう力なのか考えてみるのも面白いかもしれないけど。
>ペンギン
そもそもペンギンは氷の世界の生物。主人公達に憑いているのは95から続く呪い(因果のシンボル)とも取れるし、親から受けた呪いとも取れる。後はマスコット兼ギャグ要員。
>子どもブロイラー
具体的にあるわけではなくて、概念的な物を隠喩していると思う。選ばれなかった(林檎=無償の利他的な愛を貰えなかった)子ども達は透明(自我や個性を殺しモブ)になる、という社会構造を風刺している。この状況を変えたかったのがピングフォース。ピングフォースは元ネタが元ネタなので深く掘り下げられなかったんだと思う。元ネタを調べてみても良いかも。
>モブって全部ピクトグラム
そうでもない。ユリ熊嵐も見てみると、一つ二つ無くなっても変わらない透明な存在をピクトグラムで示しているのかなと思う。

>>1446
わかるよー気づけた者たちだけじゃなく、透明になった人やピクトグラム化した苦しんでいるはずのその他の、マクロな問題もどうにかしてあげたかったよね。

でもその問題はこのアニメが風刺である以上、現代の社会問題を扱うと同義で、そこは劇中で説明しないほうがいいと思う。
説教臭くなるし、それぞれが現実で向き合わってほしいからこのアニメ作ったんだろうしね。
でも納得いかないって理由を真剣に考えるってのはすごく大事だし自分も勉強になった。
もし知識的な意味でわかんないなら>>1417さんが勧めてるブログを自分も推します。

設定が曖昧というかあやふやなのはウテナ時代から一貫してるスタイルだしなあ

上手く説明できるかわからんけど、
現実に置き換えても真実の愛とか変わらぬ友情とか永遠のものとか桃の缶詰とか、あるのかないのかあやふやなものを信じる人がいたり、
他方では世間に埋没してる自分とか親の過度な期待とか成就しない恋とかフグ刺しとかクソどうでもいいことに苦しめられている人がいるわけで、
そういう「不確かなものではあるがその人にとっての真実」みたいなものを表現してるんだと思うよ

シュールレアリスムとかマジックリアリズム的な手法に近いんじゃないか？
ガルシア・マルケスの「百年の孤独」とか小林恭二の作品とかでもこんなノリが出てくる
別に作中で魔術とか超能力を扱ってるわけでもないのに、唐突に超常的な出来事が起こり、
作中の人物はその超常現象を解明するわけでもなく、避けがたい現実として受け入れているし、

問題の本質は「現実ではないなにか」が起こったことではなく、それに比類するほどの「重大なこと」が起こっている
（と、登場人物は思っている）ことだから

>>1446
あああああああああああああああめっっっっっっっっっちゃわかる。
ツイッターで大絶賛してる人が居たから観てみたけど、ほぼ同じ感想。
こどもブロイラーが抽象表現だと思ってたら違うみたいで　ん？ってなったとことか、え、ここ最後まで解説しないの？と思ったところがたくさんあったとことか。
前半〜中盤は楽しめたけど後半はよくわかんなくなって結構観ててしんどかった。
22話時点で「あ、これ諸々の謎解決しないまま終わるな……」と思いながら観てたら本当にそうだったし

星野リリィの原画展やるってさ

小説版(だったかな？)で作者さんが登場人物に合うテーマソングみたいなものを選んで書いてたんだけどどれもピッタリすぎた…
特にピングドラムの登場人物全員にピッタリな曲は斉藤和義の「やさしくなりたい」という…
ピングドラムを見た上であの曲を聞くと胸にこみ上げるものがあるよ

>>1417 さんが勧めてるブログ本当におすすめ。今もたまにブログだけ見返しに行く位一番わかりやすくてふに落ちるというか的確な考察と思う。読み物慣れしてないのでちまちま読み進めたけど読んで良かった。

本当に大好きな作品…愛してる。

ネトフリで。動きいいしストーカーJKくらいまではど・どうなるんだ！と食いついてたけどつまらんかった…
20話前後からあぁこれ伏線回収しないやつだ、と気づいたし
パチンコなってると知ってなんだパチ用アニメかーと。
中盤で育児放棄とか深刻に描いてるくせに序盤でメインヒロインに無計画な妊娠企てさせるし男の世界やな。
美形2人にちやほやされる女子設定に女性向けかとだまされた。
あと東京育ちでないと無関心な人ごみとか電車ネタわからんね。

>>1455
きも

最終話の公式動画の最後
コメント欄がありがとうで埋め尽くされてるの
とても好き

ふと「運命の果実」=文字通り「結果」の事かと思った

運命の果実を一緒に食べよう=どんな結末が待っていたとしても、私と同じ時間、同じ世界線の上を生きて結果を分かち合いましょう=この世界(私の世界)にあなたが存在していて欲しい

りんご=運命の結果だけをもらう、与えるだけでは孤独は癒されないままで、
「りんごを一緒に食べる=世界を共有する」事でようやく同じ世界に存在できるという事ではないだろうか

興味はすごいあるんだけど内容が難しそうでなかなか手を出せないでいる

リアタイで見て即切ったけど、今更解説なり記号や文脈を確認しながら見てみたら、1話から鳥肌たったし最後まで面白かった
伏線回収も、張られた伏線も明示的なものから暗喩まで多彩で全てを追えきれず、それも何度も見たいと思わせる魅力だね
サブテキスト見ながら視聴しても底が見えないのは名作だと思う

乗り換え後の陽毬ちゃんは普通にアイドルデビューしたりするんやろか

>>1460
補助輪なしだと即切りする奴が今更何言ってんだに尽きる
サブテキストで「深さ」とやらを補強すればなんだって名作になるもんだろうさ

>>1461
勝手な解釈だがプリクリは母の事故が起こらずアイドルになって傲慢に成長した場合の陽毬と思っているから
乗り換え後ならもっと他者に優しくなれるアイドルになってるかな、とは思う。

でも乗り換え後は顔に傷があるからアイドルは無理なんじゃないかなぁ。
だから9話の母親の話は泣けるんですよね。

母の事故と高倉父母の罪で諦めてしまったダブルＨとの絆やアイドルや女王様
プリクリは陽毬の内に潜む抑圧された欲望の象徴、と私は思うんだよなぁ。

前半edのサンちゃんを見つめてた最初の方のひまりの服装って制服っぽくない？
自分が覚えているに運命の乗り換え前ではひまりは学校に行けてなかったから当然制服を着てた所はなく、乗り換え後に同じ服装をしていたからedタイトルdear future に掛けて乗り換え後の未来のアイドルのひまりを表していたんじゃないかとおもう

まあ好意的な解釈でしかないんだけどさ

陽毬が牛乳苦手なのにプリクリが飲めたのは20話の捨て猫と同じ、って所かな。

猫やプリクリは自分の命をつなぐ為に「欲望」のままに牛乳を飲むけど
陽毬という「自我」は自分を「いらない子」だと思っているから
他者からの施しである牛乳を意識的に拒絶している。

それ見て高倉兄弟は陽毬は牛乳が苦手だと誤解している、とか。

>>1466
ED映像は陽毬の叶わない夢かなぁと私は解釈してます。
所々ダブルHの色彩が陽毬よりモノトーンで、最後に歌い始める陽毬からダブルHが離れていく所とか。
それと鍵盤ハーモニカは中学の授業では使わないらしいので
小学校で学生生活が止まった陽毬でしか夢想しえない３人の映像じゃないかなと。

一番最後の陽毬のセリフで全部救われた気がした