ニコニコ大百科

片目の猿とカラスの親指好き
向日葵は・・・終盤よくわからなかった
あと記事がものすごく気合い入ってる
詳しく有難う御座います

性的な被害にあう（未遂含む）少女がよく出てくる
その加害者がミスリードされるのもセットで

カラスの親指を読んだ。
どっかのバラエティーで「映画にしたら面白いだろうな、と思って小説を書いたことがある」みたいなことを言ってて、
それがこの作品だったんだろうな、と読んだ後思った。

他の作品も読んでみたいが、最近のはミステリじゃなくなってるの？
推理小説でデビューして一般向けにシフトしていく人も多いし

月と蟹以前のものはホラー以外ほとんど読んだが、1番好きな作品はカラスの親指だな。だけど、1番衝撃的で記憶に残っているのは向日葵の咲かない夏。これが確か初めて読んだ道尾作品だった。
当時中学生だったからラストにかなりびっくりして何だこれ訳分からんと思ったけど、それから10年くらい経った今でも内容を何となくでも覚えているほどインパクトのある作品だから凄いよ。

暗いテーマでも読後感は悪くない作品が多い。
カラスの親指が好きなら最近の作品も読んで損は無い。
片目の猿、サーモン・キャッチャー、スタフ　staph、笑うハーレキン
満月の泥枕
この辺りは色んな人間が協力して何かを解決するっていう点が
カラスの親指に近い。

何気に向日葵のやつミリオンいってんだなｗ

ミステリから若干純文学っぽい方向に行ってしまったのがな・・・

「月と蟹」で直木賞を受賞してることからも分かる通り、世間からそっちの方向が求められているというのも理解はできるんだけど、個人的には超超超ミステリに偏った作品をもうちょっと増やしてほしいな・・・

サーモン・キャッチャーの映画はいったいいつになったら完成するんじゃい(道尾さんというよりケラリーノ・サンドロヴィッチさんの問題だとはいえ)