ニコニコ大百科

記事作成乙です！
一見すると大人しめだけど、実際はぶっ飛んだシーンも多くて「正に今川」って思える作品だよなあ。

白昼の残月は今度こそロボット活劇かと思ったら
折角パラレル設定なのに雰囲気はＴＶ版と同じという

あんまり鉄人出てこななかったから
やっぱり予算がなかったんだろうかね・・・

目を逸らしていた忌まわしい過去が亡霊となって立ちはだかってきて
それとお前はどう向き合うんだ、って感じのお話

大鉄人は圧巻で良かったが劇場版故の即退場やお前こんな巨大兵器どうやって
隠したんだよ！って突っ込みがあるが今川だから仕方ない

今川作品の記事の中で一番まともだったきがする

今川鉄人とかでジャンプできるようにしたほうがいいかもねぇ

>>2鉄人が出てくるコマによって伸び縮みするように大鉄人も全長40～400ｍくらいに変わるんだよ、縮んでるなら東京の地下に隠すのもそれほど苦労はしない

この作品の不満点と言えば…大塚署長が富田耕生じゃないってとこだな。

太陽の使者がスパロボ参戦したし、今川版もどうか！
体当たりなら原作体系が一番強そうだし！

最終回の初見で鉄人が溶鉱炉の鉄浴びて溶けていく時、正太郎に対して
微笑んでるように見えてじわっと来た。「これで良いんだ」って
鉄人が言ってるようでさ

この鉄人、動力に爆弾を使ってるんだよな…

Gロボも旧世代の遺物である原子炉だったしね
だがそれ故に戦えるという設定がまたよかった

グリコのおまけの出来が半端なかったよな

横山光輝のドライでクールな作風が好きだったから、
この作品の陰鬱で戦争がどうのこうのというストーリーはちょっと…て印象が拭えない
絵柄は好きだったからホントに予算さえあれば…

まあ、そもそも今川も横山作品大好きだけど
主人公に葛藤を求めるのが癖だからな。罪と罰の清算も求めるし
陰鬱はどうにかなるだろうけど、ドライはちょっと無理だと思う

予算が潤沢にあった場合は
監督の作風から勧善懲悪、痛快活劇！な雰囲気はムリでも
毎回まっとうな戦闘シーンを入れることはできたかもな
つまり残月の30分版が続く

戦後僅か10年という、傷痍軍人や戦争未亡人や浮浪孤児が実際にゴロゴロしていた当時の社会背景で、
主人公が戦争の遺物である鉄人28号を遺して死んだ父親を持つ孤児であり、
高度経済成長の始まりとともに職の無い引揚者による人口爆発とそれによる日本最大の犯罪発生件数を伴った
昭和最大の暗黒時代・昭和３０年代の到来を舞台に、
何も考えずにカラッと明るい作風をやれってのが無理があると思う。
元ネタに引用された三鷹・松川事件、帝銀事件、下山事件、第五福竜丸事件だって
それぞれこの時代に実際に起こった出来事だしな。
むしろ現実のこの時代はもっと怖いよ。

この当時と同時期が舞台の映画『ゴジラ』だって、当時の日本の暗黒さと癒えぬ戦争の傷跡と恐怖の記憶を象徴する暗黒映画だし
怪盗ブラックマスクの回に影響与えた『電送人間』だって、
戦時中に事件の発端を持つフィルムノワール＆ピカレスク復讐劇の暗黒犯罪映画だった。
その電送人間を含む『変身人間シリーズ』に影響を受けてた『怪奇大作戦』も
この今川鉄人に与えた影響大だと思われる作品だけど、同じように戦後の戦争の傷跡を巡るドラマ（原爆病や戦時の研究遺物、復讐話）が多かった。

そもそもが横山光輝の原作の鉄人28号だって、
スタートはメアリー・シェリーの『フランケンシュタインの怪物』を強く意識した
マッドサイエンティストと人造の怪物がテーマの怪奇ホラーサスペンス漫画だし。

あと違う作家の例になっちゃうけど、
妖怪漫画家の大家水木しげるが妖怪ホラー漫画・怪談漫画のジャンルで大成出来たのも、
戦争で地獄を体験し、おびただしい死を目の当たりにして網膜に焼き付け、腕一本を失って自身も死にかけ、
極度の飢えと乾きと病と生き地獄と餓死病死寸前の臨死体験を通じて発狂寸前まで追いつめられ、
戦後引き揚げてからも極貧生活と戦後の混乱期による飢えと貧しさとの戦いが引き続いて、
昭和の暗黒と地獄を身をもって体験した、地獄の生き字引だからこそ
あそこまでリアルな恐怖を描ける大作家になれたからなわけだ。
今ホラー漫画やら描いてる人間で実際に人の大量死や殺人やら死体や自分の体から湧く蛆やらを観た人間なんかいないだろうけど
水木しげるは実際の死を観てるから。

あの時代の事をちゃんと描こうと思ったら、時代の闇を描かずに避けて通る事などできないよ。
一作目のゴジラがあんなに怖いのも、昔の東宝や円谷を始めとする特撮作品がやたらと不気味なのも
本当に戦争を体験し、おびただしい同時代の人の死に触れてきた人間たちが作ったからなんだし。

>>10
今川は無表情の無機物に表情をつけるのがうまいよな
鉄人も眉庇で目を隠す角度によって喜怒哀楽がほとんど現れてる
GRの方もコ＝エンシャクが似たような感じ（楽は無かったけど）で無表情なのになんだか考えてることが分かる感じがしてた

なんていうか能面の美に近いものがあるよな

デビルガンダムやブラックオックスヘッドの気持ち悪さとか、機械を機械のまま生物的に見せるのが上手だよね

関係ないけど「鉄人28号」で検索しても何故かこの記事が引っかからない（今川版でリダイレクトあるから辿り着けるけど）
なんでだろ

・・・ひさしぶりにちゃんと見たけど事件のほとんどが「大体敷島（がもったいぶって秘密にした）のせい」で終わるよね？これ

祝ブルーレイボックス化
だが思わず第一話の敷島風に驚いたのは何故だろう

大塚が更迭されてクロロホルムがわざわざ代わりに来たのって誰かの陰謀だったのか？理解力が低いせいでいまだによくわからない

>>23
ベラネード財団の差し金だろ
大塚は敷島寄りで鉄人の秘密を握るのに邪魔だったから更迭した
ベラネード財団がアメリカ、クロロホルムがフランスで連合国で西側
黒服（関智一）が東側のスパイ
敷島は日本がアメリカのいいなりになって鉄人＝太陽爆弾が西側諸国に渡って
戦争に利用されるのを恐れてたから、あえて東側のスパイの手を借りた
もちろんそっち側に鉄人の秘密を渡す気もないだろうけど

改めて見返すと第１話からバー・メッカ殺人事件の舞台のバー・メッカの看板が描かれてるのが細かい
昭和の実在事件題材ってコンセプトはこの時点で確定してたんだな

超人ケリーの話切なくて好き(´；ω；｀)

dアニメで配信始まったな。
この機会に全話見るか。

本放送の時に最終話あたりの数話だけ見たのが懐かしくてdアニメストア使って一気見したけど面白かったー。
しかし快活なOP・EDからは予想もできない陰鬱な話ばっかだなw
鉄人毎回苦戦して腕もげるし。

単巻DVD9巻の青空をバックに笑顔の正太郎が鉄人と共にしてるパッケージは本編ラストの重さ、救えなさと真逆すぎて泣ける
今川監督もこういう爽快な話が書きたかったんだろうなって

潤沢な予算でパワフルなアクションいっぱいの今川鉄人、叶わぬ夢だけど見たかったね