ニコニコ大百科

無双で実装しそうで実装しないキャラ

>>58
寛容すぎたってのはあるかもなあ
バカ息子という表現すらなまっちょろい奴を後継者にした点も含めて

遂に三国志大戦にも登場

最終奥儀「陳寿の曲筆だ」
大概のものに難癖をつけられる奥の手

ロクに検証もせずあれも曲筆、これも曲筆と言うだけだったらそもそも歴史書を読む意味がないわな

蜀の史官がいないと陳寿が書いた問題は結局何なんだろうね
普通に史官がいた説やら本当にいなかった説やら色々あって確定してないんだよな

史官は全く置いていなかったということじゃなく、就任者のいない空白期間が多かった・災害等の事象を記録する係はいてもそれを編纂する/できる人材がいなかったってことじゃないかね
そもそも蜀漢は軍事偏重で他にもポストが空いたままだった官職もあるし、滅亡後のどさくさで散逸した資料や記録を残す前に死んじゃった官吏もいただろう
陳寿が嘘ついたと言うより、そういう逼迫した国だったということを示してるのでは

王朝の正当な後継を自称するなら史書をおろそかに出来るはずがない
都合の悪いことを書くのを止めたという遠回しな懺悔

この人に限らず、殺されでもしなければ歴史上の文化人の生没年なんて分からないと言えば
そこまでだが、地味に消息不明になってんだね。その後の情勢の悲惨さ考えると、297年に
死んでたら、たとえ亡国の経験と失脚続きの人生でも死んだ時期だけは間違えなかったかも。

蜀の史料の乏しさはたぶん鍾会の乱が主因だろうけど
その鍾会の乱は少なくともそれこそ目で見たように書けるだろうに
歯に物でも挟まったように書いてんのは、この蜀に甚大な被害を及ぼした直接の犯人どもが
生きて出世してるせいだろうしね

言うて蜀の慰撫を努めて略奪を許さなかった鄧艾の行為を褒め、段灼を引いて鄧艾の冤罪を示し
成都の混乱を鍾会のせいにしつつ（姜維のせいではない）、蜀の被害の記述は常に「乱兵」と
蜀人としてやっぱ衛瓘や胡烈をかなり恨んでたんだろうと思うが

その後陳寿は司馬遷に次ぐ歴史家として後世に評価されて
胡烈は戦死して衛瓘は賈南風に粛清されて
奸臣として世に名が残るとかホント皮肉