ニコニコ大百科

>>150
張昭が徐州出身の完全な外様なのに対して陸遜が江南でのカースト最上位の陸家出身の人間だというのも事をややこしくしてそう

けど陸遜て陸氏の庶流なんだよな
敢えて悪い言い方すると袁術・孫策・孫権のお陰で棚ボタ式に陸氏の代表になれた共犯者と言うか（一応陸積のことも保護してたけど）
そういう経緯もあって孫権への個人的忠義心は強かったのかもしれない

日経三国志の陸遜の扱いがひどい
http://pr.nikkei.com/campaign_event/2017_sangokushi/

担当者のミスで消された上にそれをネタにされてるのか　ひどいｗ

>>151
そういえば、陸遜は孫策の娘婿でもある。尊敬する兄といえど、
君主の座に着いた孫権にとっては、孫紹とか陸氏と結合した孫策の血筋も、
扱いに困る存在だったんだろうなあ。

イケメンだったり不細工なデブだったりと作品によって
容姿の差が激しい珍しい人物。

>>155
孫策の諡号が最後まで長沙桓王のままで一度も過去の皇帝扱いされる事が無かったところも孫権の孫策へ対する複雑な感情があらわれてる気がする。
二宮事変で孫権と陸遜に溝が出来たのも孫策の子孫が冷遇される一因になったのかもしれんね。

基本的に天子が一番警戒する敵って身内だからな
孫氏の場合は兄弟・従兄弟以外だと孫静の子孫とか孫策の子孫とか

現代の北朝鮮みたいなもんだな

ちょうどこの時期お隣の魏が司馬師、司馬昭らによって実権奪われてたからな
それ以前にも曹爽の専横などもあり、孫権としては気が気ではない状況。
呂壱を変に重用したり、二宮事件を引っ張ったのも、結局大元は中央集権の失敗なんだろうな。

一族重用せず中央が形骸化した魏、一族重用しすぎて中央の暴走止められなくなった呉
わりと対照的ではあるな、晋の展開も含めて

孫皓の評判なんてその最たるものだと思うけど
時代が下るにつれて孫策は「偉大なる先人」として
呉の人間の中でどんどん神格化されていってたっぽいからなあ
孫権もその辺の配慮に注意してたんだろうね

>>161
孫策の悪い意味での影響力は孫策の死の直後からずーっと孫呉の内憂だからな
孫翊にしても孫皓にしても重臣たちが呉の主君挿げ替えを画策するときの合言葉が「孫策と似たタイプだから」だという
普通は「創業者の兄弟（ライバル）の上に横死した奴をそんなに褒めるのはどうなのよ」と思うが、呉における孫策の場合はそれがまかり通るという異常さ

良いも悪いも
そもそも、孫呉のを興した孫『家』の祖は孫堅だし
生前の段階で皇帝・王になろうがなれなかろうが
『孫呉』の創業者は孫策
そういう認識が呉内であったからこそのお話
そういった認識がされていた事が抜ければ
異常と感じるのも仕方が無い

権は孫呉の初代皇帝ではあっても、孫呉の創業者とは思われていないんだよ

どうだろうな、この場合は現状に対して不満を感じてる層が持ち出すのに
都合が良かったってだけのことだと思うがな、なにせ故人だ
「俺そんなこと言ってないよ」なんて言い出して梯子を外される心配も無い

朗報：無双８にて陸遜の帽子、４以来の復帰

いま公式見てきた。7のデザインも良かったが帽子あるとやっぱ陸遜って感じするな
全体的にシンプルだし何より腹を出してない…声も大人っぽくなってきたしこれは陸抗フラグ…？相変わらずショタ顔だが
関係ないけど趙雲の顔がすごい普通の人っぽくてなんかワロタ

美形だったりピザデブだったり作品媒体によって顔付が180度変わる珍しい人物。

なぜか講談とかでは美形扱いなんだよね。主人公である関羽と劉備の仇なのに
おまんじゅうもあれはあれで好き

なぜかって言うか、三国志においてある意味最も重要な武将だからな。
正史三国志において、単独での伝題名がつけられているのは皇族を除くと
諸葛亮と陸遜のみ。（穿った見方をすれば晋書の司馬懿も該当するが）
蜀においては、関羽を討伐し劉備を撃退、魏においては大司馬であった皇族曹休を撃退、
蜀魏ともに、呉の征伐を事実上頓挫させ、ともすれば三国鼎立と主因となった人物だからね。

流石の羅貫中も、こいつだけは関帝信仰の追い風で殺せないと思ったのか、三国志演義で関羽討伐に
関わった主要な呉将のうち、彼だけは天寿を全うしている。蜀で諸葛亮が伝説ならば
呉において伝説は陸遜というのが、正史も演義も共通している扱い。

そういえば演義は二宮の変なんかもカットされてるんだっけ。正直とても呉将とは思えん扱いだ

戦はともかく政争はどうやってもフィクションよりもノンフィクションの方が面白くなっちゃうからなー

演義では石兵八陣の逸話挿し込んで、苦肉の策で諸葛亮＞陸遜という
立ち位置にしてるな。まあ、創作でもそれが限界だったんだろう。

正史で持ち上げは劉備のためだと思うな
陳寿的に先主劉備を倒した人間は凄くないと駄目だったってことだと思う
夷陵の戦いがなければどんなに功績があっても単独の伝までは立てられなかったんじゃないかな

褒め方が「当時は劉備のことをみんな恐れてた、そんな劉備を経略で撃退した陸遜は名も知られてない中年なのにスゴイ！それを抜擢した孫権も流石！」だからな

呉の名将は早死にする人が多いが
60過ぎまで生きてたのでゲームの後半シナリオでも重宝する

>>175
ゲームだと陸遜の死後に冬の時代が到来するんだよな
この人とこの人の息子以外はパっとしない人がほとんどになって
魏晋との人材面の差が如実に表れはじめる

呉が彼の死後パッとしないという印象になるのはゲームである以上仕方ないな
末期の呉をドス黒く彩るスーパースターたちは非常に派手で読みごたえのある醜態をさらしているが、触れるわけいくまいし

むしろ呉は孫権の晩年～没後くらいから現れ始めて晋で花開いた逸材が多いイメージ

しかし最後は孫権と大喧嘩したあげく憤死とか、あまりに寂しい結末だなぁ
大概の作品だと、孫権と仲良しなままフェードアウトするもんだから
このあとの冷えきった二人を想像するだけで辛くなってくる
まあ、だからこそ息子と孫権の和解も感動するんだが

年齢的にもほぼ自然死じゃね
わだかまりを残したままというならそのとおりかもしれないが