きえた機関車(原題:Duke The Lost Engine)とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」(原題:The railway series)シリーズの第25巻である。
著:ウィルバート・オードリー/挿絵:ガンバー&ピーター・エドワーズ
概要
汽車のえほんシリーズ第25巻。英国では1970年に出版された。日本では1981年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。しかし、2010年12月に「汽車のえほん」シリーズ65周年記念として本商品、ミニ新装版が発売された。
この巻は主にサー・ハンデルとピーター・サムの回想が中心となる。廃線になった中央ソドー鉄道で、ファルコン(サー・ハンデル)、スチュアート(ピーター・サム)そして年寄り機関者車のデュークとの思い出が語られる。
収録作品
邦題 | 原題 | TVシリーズ対応回 |
---|---|---|
おじいちゃんポッポ | Granpuff | 第87話 ガミガミじいさん |
デュークとフォールコン | Bulldog | 第89話 ブルドッグ |
デュークとスチュアート | You Can't Win! | 第90話 かちめなし |
ねむれる森の機関車 | Sleeping Beauty | 第88話 ねむりひめをさがせ |
キャラクター
- デューク:中央ソドー鉄道という鉄道に所属していた年老いた機関車。仲間たちと一緒に穏やかに暮らしていたが、路線の廃線に伴い、山中に放置されてしまう。デュークの名はソドー公爵から取られたもので、本人はこれを名誉に思っていた。「公爵に申し訳ない」が口癖。皆からは「おじいちゃんポッポ」と呼ばれ慕われていた。
- スチュアート(ピーター・サム):スチュアートはピーター・サムが中央ソドー鉄道にいたときの名前。20巻以来、「本当のデュークは来なかった」と、不満を漏らしていた。彼とサー・ハンデルの口から、年老いた機関車デュークの話が語られる。昔はピーター・サムもやんちゃだったらしい。
- ファルコン(サー・ハンデル):ファルコンはサー・ハンデルが中央ソドー鉄道にいたときの名前(旧版では「フォールコン」表記)。昔から生意気だったようだ。
- ダンカン、スカーロイ:サー・ハンデルとピーター・サムの話に耳を傾ける。
- 2号機関車:中央ソドー鉄道の2号機関車。不遜な態度をとったため、発電機に改造されてしまう。裏設定ではその後鉱山に移設されたが大破してしまって洪水をおこし中央ソドー鉄道閉鎖の原因となった。
その他のキャラクター
- 捜索隊:デュークを救出するために組織された捜索隊。ほっそり牧師(原作者ウィルバート・オードリー)も参加していた。
- ドナルド、ちんまり鉄道の機関車たち:山中から救出されたデュークを輸送する役目を負う。
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関連項目
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