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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいる個所を正しく表記いたしません。 ネタバレとなる説明を避けています。よって、情報が事実と異なることが書いてありますが、そちらはネタバレ防止によるものです。 |
こんや、12じ、だれかがしぬ
「かまいたちの夜」とは、チュンソフトが1994年11月25日にスーパーファミコンで発売したサウンドノベルゲームである。
発売当時、斬新なシステムと本格的なミステリーを感じさせるストーリーで人気を博した。続編と合わせて一般に「かまいたちの夜シリーズ」と呼ばれている。
1998年12月3日に、プレイステーションで『かまいたちの夜 特別篇』としてリメイク。
フローチャート確認機能の他、ミニシナリオとオーディオドラマが追加されている。
2017年2月16日に、PlaystationVitaで『かまいたちの夜 輪廻彩声』としてリメイク。
立ち絵が影絵からイラストに変わり、キャラクターの台詞がフルボイスとなった。また「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07による新規シナリオが追加されている。
立ち絵の仕様変更については「2010年代のライトノベル世代向けに」という事だったが、従来のファンからの反発が強く、Twitter上でイラストを担当した絵師が謝罪する騒動に発展した。
仕様変更について絵師さんを責めるのは筋違いなので、やめようね!
チュンソフト制作のサウンドノベル『弟切草』に続く第二弾。
アドベンチャーゲーム・推理ゲーム・ノベルゲームの潮流を作ったとも言える。
主人公の独白で構成されるストーリーを読み進めながら、途中で現れる選択肢によってストーリーが分岐し、エンディングが変わる。また、例外的に推理の過程で犯人の名前を入力するシークエンスがある。
脚本は「8の殺人」「殺戮にいたる病」などで高い評価を受けている推理小説家・我孫子武丸(あびこたけまる)が担当。本編は本格的なミステリーとなっており、これにロケハン撮影された高品質な背景、秀逸なBGMやSE、画面効果が加わり、プレーヤーに恐怖を与えることに成功している。
「1」以来のメインテーマは、中嶋康二郎によるもの。不穏な予兆を思わせる楽曲はいずれも評価が高く、ワイドショーや報道番組のBGMとして使用される事が多い。
「2」においてはオープニングおよびタイトル曲を東儀秀樹が担当。恐ろしくも美しい映像と相まってトラウマメイカーとなった一方、エンディングテーマ「海の向こうのさがしもの」は哀切で印象的である。
また、パッパラー河合、羽毛田丈史といった豪華な面子が音楽を担当している。
特定の条件をクリアするたびに分岐できるストーリーが増加するために「やりこみゲーム」としての側面も持っており、これもファンを増やす要因となった。
キャラクターは1では紫色(一部のシーンでは緑色)、2以降は水色の透過シルエット。ボイスに関しても本編には存在しないため、プレイヤーはキャラクター像について比較的自由な解釈が得られる。
マルチエンディングであるため、特殊なエンディングを見せるプレイ動画が多い。
また、かまいたちの夜をモチーフにした二次創作ゲームが人気である。
以下のガイドラインが有名。 ※ゲーム内容のネタバレのため、白地で反転。
- 宿の周りを4人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格のカメラマンが襲われた
- 裏口から徒歩1分の雪上でバイトが頭から血を流して倒れてた
- 突風でひやりとしたので窓に近づいてみるとバラバラ死体が転がっていた
- 勘違いされた社長が監禁され、目が覚めたら社長が殺されていた
- 車で焦って横転して遭難した、というか遭難した後からバイトの死体とかを発見する
- 宿が強盗に襲撃され、女も「男も」全員殺された
- 21時から3時50分までの7時間の間に4人が襲われた
- もうちょっと上までマッサージしてもらえば素敵だろうと思ったら、宿のメンバーが全員スパイだった
- 初体験の1/3が大阪経験者。しかも在学中は入社できないという都市伝説から「大学生ほど危ない」
- 「そんな危険なわけがない」といって二階へ行ったバイトが数十分後クローゼットで殺されていた
- 「冗談で答えれば襲われるわけがない」と自分が犯人と言った学生がバイトに腹を刺されて本気で殺された
- 最近流行っている犯罪は「ストック殺人」 ストックを手に持って恋人に襲いかかるから
- 初体験から2回は悲劇にあう確率が150%。一度サバイバルになってまた大阪になる確率が50%の意味
- ペンションシュプールにおける殺人事件による死亡者は1日平均5人、うち約1人が田中
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ピンク文字は「ピンクのしおり」解放後、金文字は「金のしおり」解放後に読めるシナリオ。
2・3の黒背景は「黒のしおり」解放後となる。
スキー旅行に出かけた主人公・透と彼のガールフレンド・真理。旅行の宿泊先であるペンション「シュプール」は真理の叔父が経営しており、シーズンともなるとスキーや料理を目当てに訪れる客で繁盛する。
美味しい夕食を堪能した後に宿泊客のOL三人組が部屋へ戻ると、部屋の前に一切れの紙が置いてあった。
「こんや、12じ、だれかがしぬ」
誰かのいたずらかと思われたそれは、12時よりも前に、突然起こった......。
雪山のペンション「シュプール」でおきた殺人事件を題材にしたゲーム「かまいたちの夜」(前作)が大ヒット。その礼として、透と真理はゲームの作者「我孫子武丸」から彼の別荘「三日月島の三日月館」へと招待された。
実際にはシュプールで殺人事件など起きておらず、楽しく過ごした思い出しかない。一方、作品に出てくる登場人物は、みな実在する人物だった。
ゲームをプレイした限り、当時シュプールにいた者しか知らないような描写もある。もしかして、この中に「我孫子武丸」がいるのだろうか?
あの時の宿泊客も招待を受け、次々と三日月島にやってきた。ただ一人、ある人物を除いては......。
三日月島における連続殺人事件では多くの血が流れ、生き残った人々も心に大きな傷を負った。事件解決後、香山は罪悪感からか、三日月島の呪いに苦しむ人の夢を何度も見るようになる。
祈祷師・ケマルーア彦田によると、かつて三日月島を統治していた岸猿家当主・岸猿伊衛門の怨念が、島で死んだ者の魂を束縛し成仏できずにいるという。そこで香山は彦田の助言に従い三日月館を修復、事件の一年後の8月15日に事件の当事者を集め、犠牲者の供養を行うことを決意した。
因縁の地で、一同はまたもや奇妙な事件に巻き込まれてゆく。
主人公として透の他、香山・俊夫・啓子の4人が登場。彼らの視点から交互に物語を進めていく事となる。