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みかん


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みかん(蜜柑)とは、ミカン科ミカン属の植物、またその植物の実部分の事。日本でみかんと言えば、ほぼウンシュウミカン(温州みかん)の実をす事が多い。この記事ではにウンシュウミカンに付いて解説する。

曖昧さ回避

概要


ニコニコ大百科植物
ウンシュウミカン(みかん)

[画像][外部]

分類[外部] ムクロミカン科ミカン属
学名[外部] Citrus unshiu

Citrusシトロンラテン語古名
unshiu日本語名から
ミカン科 Rutaceae[外部]

みかん - オレンジ - すだち - ダイダイ - - ゆず - ライム - レモン

このテンプレートについて

ウンシュウミカンは植物としては木に分類される。
その木に成る果物は、日本の代表的な果物とされ、単にみかんと呼べばそれをす事が多い。原産が鹿児島県長島と推測される事から、欧では"Satsuma"と呼ばれ、手でむけ簡単に食べられることからかなりの人気がある(テレビを見ながら食べられるので"TV orange"とよばれるというのはガセネタ)。

ウンシュウミカンの名は、柑橘類が有名な中国浙江温州(ウェンジョウ・うんしゅう)のイメージにちなんだもので、直接の関係はない。


果実


みかんの皮をむくと中に8-18個の袋(じょう嚢)があるが、これには通常種がなく、薄皮ごと生で食べられる。袋の外側には一般に「すじ」とよばれている部分があるが、正式には「アルベド」といい、食物繊維が豊富。

薄皮をむくと多数のいわゆる「みかんの粒」があるが、これは「砂じょう」といい、果汁が中に詰まっている。

缶詰のみかんの薄皮が余りにもきれいに剥かれているのは、薄いにつけて軟らかくしてから剥いているからである(はその後同濃度のナトリウムで中和するので健康上の問題はない)。物騒な名前が出てくるが、ナトリウムを中和させるとただの食になるというのは化学常識である。


食用


生食が最も定番であり、子供でも剥けるという皮の剥きやすさが最大の魅である。ただ、すじやふくろみ込むのが苦手という人も多かったが、近年はすじふくろがだいぶ薄くなっており、み込みやすくなっている。

また、加工品としては果汁が豊富なのでジュースゼリーなどに好まれる。産地なら持て余したみかんを毎搾ってフレッシュジュースに…ということもしくない。

凍らせて冷凍みかんとして食べることもあるが、これは学校給食でおなじみのデザートである。ジュース缶詰にも加工される。ジュース世界において、粒がたくさん入っていることは一つのステータスである。

みかんの皮を燥させたものを陳皮といい、これは七味唐辛子材料の一つで、漢方薬にも用いられる。また「マンダリン」の名でカレーなど香辛料にも利用されることもある。

みかんを食べる前に、揉んだりお手玉したり自転車のカゴに入れて走ったりすると、刺によってが減少して甘くなるのはよく知られているが、お湯などで温めるのもよい。


栽培と歴史


みかんみかんというと江戸時代にみかんで大けした紀伊屋文左衛門を思い浮かべる人がいるかもしれないが、その時代にはまだウンシュウミカンは普及しておらず、彼がの中、紀州から江戸まで運んだみかんは、現在のものよりずっと小柄なシュウミカンC. kinokuni)という種類だった。

日本では明治期から広く栽培され、ナツミカン・ネーブルとともに柑橘類三大勢をなし、その筆頭であった。戦後にハッサクとイヨカンも台頭してきたが、未だにみかんは王者の座を譲らずにいる。1世帯当たりの果物年間消費量はバナナ、そしてりんごにも抜かれたとはいえ、まだまだの味覚として存在感を呈している。また、みかん生産県ではみかんは買うものではなく、もらうものという認識があるため、消費量は相変わらず高い。

日本では最も多く生産されている果物で、に暖かい地方で栽培されるが、寒さにもそこそこ耐え、佐渡島でも生産されている。また、みかん産地の特徴といえば、(場所によっては河川沼)に面した急斜面となっているが、これには3つの理由がある。

1つはみかんは太陽を浴びて甘くなるといわれるように、急斜面と面からの反射をふんだんに木に採り入れているのである(加えて石垣、またはマルチシートを使っている産地もある)。2つめははけの問題であり、急斜面にすることで、地面にしみこんだがいつまでも滞ることなく、捌けていくからである(分がたまりすぎるとみかんがっぽくなる)。3つめは、みかんは燥に強い反面、湿気、そして霜には弱い。そのため、通しがよくないと湿気が多くなったり、霜も降りたりしてみかんが育たないのである。また、西側と南側の斜面に産地が多いが、これは場になっても一日の気温が下がりにくい(温暖な時間が長い)ことが関係しており、実際東向きや北向きの産地より寒が少なく、燥を保つことができる。そのため、これらに該当する産地は収穫のい極生種を植えたり、ハウス栽培でみかんを作ったり、別の柑橘類(寒さに較的強い中晩柑。伊予柑はっさくなど)を植えたり、他の果(特にキウイフルーツいちじくが多い)を植えたりしている。

そんなわけで、要な産地のほとんどは太平洋瀬戸内に面した沿域で、和歌山県愛媛県静岡県が首位を競っており、内外で不毛な争いを続けている。その後熊本県長崎県佐賀県九州勢が続き愛知県広島県福岡県神奈川県三重県が上位10位以内を競っている。その他、大阪府山口県徳島県香川県高知県大分県宮崎県鹿児島県の19府県が産地として扱われる。ちなみに、西日本太平洋瀬戸内に面して産地に属しないのは兵庫県岡山県沖縄県だけであるクソ寒い日本海側の山陰2県と内陸の近畿2県、それと両方の要素を兼ねえる京都府は問題外)

最北端は佐渡島南部となっており、ここは明治時代から細々とミカンが自消費用に栽培されていたが、近年温暖化の影なのか出荷を行い話題となり、産地にもなってしまった。ちなみに、近年の地球温暖化にそなえ、山形県がみかん栽培に挑戦中らしい(同県で一作れない果物がみかんで、果の誇りに賭けているのだろうが、5℃以下の日が続くと枯死するのに正直無茶しやがって…

みかんは千両みかんなんて落語もあるように、昔はにしか食べることができない食材だった。今日でもこたつにみかん(そして)といえば、日本冬の風物詩であり、場にビタミンCの豊富なみかんを食することは理に適っている(また、ふくろごと食べることで保温効果も期待できるという)。しかしながら今日ではハウス栽培の浸透にともない、年中みかんの味を親しむことができる。ハウスみかんでは佐賀県愛知県大分県高知県が多く、熊本県愛媛県静岡県和歌山県でもハウス栽培に特化した産地が見られ、ハウス栽培からもブランド産地やブランド品が誕生しているなど、露地物に遜色ない。また、に左右されることが少ないので、安定した品質を見込めるのが強みである(ただし、原油高騰の影モロに受けやすい)。

みかんの生産量はコタツの需要低下とともにオレンジ輸入自由化や転作奨励、果物の多様化などによって年々減少を続けていたが、近年は色々と栄養効果が見直されたり(果物一、健康効果を標榜できるようになった)、皮やふくろが薄く、糖度の高く甘いみかんがあちこちで栽培されるなどして、横ばいと微減を続けている。また、個人農家や組合、各JA、共同選果場などの努もあってブランドみかんがあちこちで開発されている。


みかんの産地とその動向


まずは御三家とも呼ばれている三大産地である和歌山県愛媛県静岡県の近況である

和歌山県2016年現在内一のみかん生産県となっている。江戸時代から続く名産地であり、有田有田擁する有田みかんが全的に知られている(詰めるだけで売上がアップする魔法段ボールも知られるほど)。そして、実は沿いの有田より内陸部に位置する有田の方が生産量が多い(防災上の理由もあるから仕方ないね。「味一みかん」などをブランド化しているほか、新堂みかん田村みかんなどが、その品質の高さで全に知られている。有田に続くのが海南町であり、しもつ)みかんは、収穫後に土蔵に貯蔵し、糖度を引き出す蔵出しみかんが特徴、ブランド戦略が有田より活発である。他に、田辺大坊地区を中心として、「木熟みかん 」「」などのブランドを持つ紀南みかんや「ゆらっ子」みかんで売出し中の由良町、若野みかんなど隠れた名産地の日高町(旧川辺町)、極生、生みかん栽培が盛んなJA紀の里ブランドで知られ、観音山周辺など大規模農園も多い紀のはっさくでも有名)など、至る所にみかんの産地が展開する。ただ、首都圏での知名度が低い(シェアはだいぶ上がった)ことで、今後いかに首都圏にPRしていくかが課題となっている。一方、お膝元の京阪神では絶対的なブランドと販売網を持ち、特に有田みかんは現地の2~3倍近い値段で高級品として販売される。また、意外に思われるかも知れないが、他の産地が遠すぎて相手にしなかった北海道への売り込みは最も進んでいたため、今も内に流通されるみかんの半数が和歌山産である(毎年有田と下キャラバン札幌市場に遠征し、正直下みかんに至っては大阪よりブランドが高い)。それから新潟も得意先である(昔、汽車にみかんを乗せて走って行った名残)。

愛媛県2004年台風が原因で、みかん生産は和歌山に首位を譲ったものの、柑橘類の生産なら日本一を誇る。また、戦後から南和を皮切りに戦地の首都圏を相手にしてきたため、ブランドみかん戦略が活発である。中でも八幡浜市(とその周辺町)を持つJAしうわ管轄の共同選果場ブランドがよく知られる所で、8つの選果場で最高級ブランドの色からと呼ばれ、県が推奨する”」あるブランド”に選定されている)を持つ。築地市場で毎年最高値を付けるという日の丸共選(向地区のみかんで日の丸みかんと呼ばれる。日の丸千両」が有名)に選果場としては最も知名度が高い共選昭和の大合併まで存在した村で、網代と井の集落名から。「みかん」と呼ばれる)、そして「味ピカ」「味ピカ小太郎ブランドを持つ川上共選(川上も元は村の名前から)が三大選果場といわれ、この3箇所はみかん専門の産地となっている。これに「蜜る」ブランドを持ち、保内という名を捨てた選果場の名前を変えたみつる共選、同管内では最も生産量が多い八幡浜共選、八協共選、方共選(伊方町三瓶(みかめ)共選(西予市三瓶)と互いのブランドを競っている(あと三崎と磯がある。三崎は清見タンゴールで有名。は…まあうん)。これらの産地を総称して西和みかんとも呼ぶ。西和以外も、八幡浜の陰に隠れてしまった宇和島市吉田を中心とするJAひめ南もうわので名高い名産地で、古くから和みかんと呼ばれている名産地。特に玉選果場のものが知られ、和玉産は人気ブランドとして名を馳せている。「美柑王」「お袋さん」などのブランドもあり、近年はの産地としても名高い。他にも二大産地の八幡浜に挟まれた西予市(ここだけ管轄はJAひがしうわで、橙色、ちなみに同じ三瓶JAしうわ。どうしてこうなった)、みかんとして知られる松山市(ごごしま)、同じくみかんとして有名な中島まどんなやせとかの産地で知られる越智今治、そしてハウスみかんで知られる伊予・砥部などの産地があり、みかん県の通り名も決して大げさではない。また、伊予柑だけでなく甘まどんな、せとか、はれひめなどの新品種柑橘類の栽培も盛んで、和歌山県せいぜいミカンだけ作っていい気になってろと牽制している。出荷先は、関東のほか甲信越方面も多いが、関西市場では苦戦を強いられており、みかんや日の丸みかんの知名度はまるでないと言ってもいい。


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最終更新日: 18/12/03 20:32
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