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アカマンボウとは、魚類の一種である。
アカマンボウ目アカマンボウ科に属する魚。名前にマンボウと入っており、体格もマンボウに似ているが、マンボウの仲間ではない。マンダイ(万鯛)とも呼ばれるがタイでもない。実際はリュウグウノツカイやフリソデウオに近い種であり、それらの魚と同じく銀色の体に鮮やかな赤色の鰭を持つ。
世界中の熱帯・温帯の海に広く分布しているが、生息域が深海のため、あまり生態は知られていない。近年の研究で、魚として初めて血液を冷やさずに全身に循環させる機能を持つことが確認された科学史上初の「恒温魚」、深海の生存競争で優位に 米研究 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News[外部]。体の一部を温める機能ならマグロやカジキも持っており、アカマンボウも実は速いらしい。
食用にもなる。色合いと食味がマグロに似ているため、マグロの代用魚として注目されている。見た目だけなら区別はつかないので、ひょっとするといつの間にか口にしているかも…景品表示法の取り締まりの対象になる場合がある。
アカマンボウの英名は複数あるが、ハワイでの呼び名である「opah(オパ)」が主流。
また「moonfish」という幻想的なものや「sunfish」というマンボウと同じ英名で呼ばれることもある。月と太陽どっちだよ。
▲以下にアカマンボウ科アカマンボウ属の種を挙げる。
従来アカマンボウの仲間は、世界中の暖かい海に生息するLampris guttatus(アカマンボウ)とニュージーランドや南極海周辺に生息するLampris immaculatus(ミナミマンダイ)という種の2種だとされてきた。
が、2018年の論文A taxonomic review of Lampris guttatus (Brünnich 1788) Lampridiformes; Lampridae) with descriptions of three new species | UNDERKOFFLER | Zootaxa[外部]で分類が再検討され、Lampris guttatusが生息域の異なる5つの種に分けられたため合計6種になった。その内日本近海で見つかる種はLampris megalopsisなので、現在はLampris megalopsisの和名がアカマンボウである日本魚類学会 - シノニム・学名の変更[外部](他の種に和名は無い)。ややこしい。
それぞれ体型や目の大きさ、模様が違うらしいので、見分けられるようになったらアカマンボウマスターかもしれない。