7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します
アラド・バランガとは、ゲーム『第2次スーパーロボット大戦α』の主人公及び『スーパーロボット大戦OG』の登場人物である。CV:鶏内一也。
リアル系男主人公。パーソナルトルーパーパイロット養成機関であった「スクール」出身の新米パイロットの少年。推定年齢15歳。
登場しているタイトル双方で過去の記憶を失っているが、本人はスクールに入れられるくらいだからろくなものじゃないのだろうと気にしていない。前向きで楽観的な性格をしており、お調子者でもある。非人道的なものに関わったときはそれが許せずに怒る熱血漢な面も持つ。
閉塞的な環境で実験動物のごとく管理されて育ったにも関わらず上記の通りに育ち、自分達の環境が異常であると考えたりするように結構な洞察力があることがうかがえる。
また、スクールで刷り込まれたはずの思想にはまるで興味を持っておらず、パイロットをしているのも食べていくためと割り切っている。さらに自他共に認めるおちこぼれのはずであるがまるでコンプレックスを持っていない。
案外生得的な強さを持って生まれたのかもしれない。
タスク・シングウジあたりと被りそうなキャラクターだが、こちらは危なっかしい弟分といった雰囲気を漂わせている。
スクールという施設やそこにいたマッドサイエンティスト達には怒りを覚えているが、投入された被験者同士で寄り集まって作った擬似的な家族への想いは強い。
大食漢。
ダジャレ好き。助けた少女を励まそうとした時もそうであったし、OGでは戦闘台詞に駄洒落をはじめとしたネタ台詞が非常に多い。
専用BGMは『ACE ATTACKER Ver.W』、『WILD FLUG』。
▲『第2次スーパーロボット大戦α』で初登場。ティターンズ残党のヤザン・ゲーブルの下に補充要員として配属される所から物語が始まる。この時点の「スクール」はティターンズのPT研究機関扱い(Zガンダムのムラサメ研究所やオーガスタ基地と酷似)初登場で主人公サイドと交戦するというスパロボシリーズオリジナル主人公で珍しいケース。
「シミュレーションでアムロを相手に3秒以上持ったことがない」と本人も述べており、こういった縁もあってかαナンバーズ加入後はアムロを上官として尊敬しているほか他のガンダムシリーズのキャラクターとの絡みも多い。
また、後に敵対する上官・ヤザンにも「鍛えれば化ける」という旨の発言をされており、モビルスーツのパイロット達にはいろいろと目をかけられているらしい事が解る。
ストーリー序盤でアルビオン隊と交戦し強奪したヒュッケバインMK-IIIのパイロットに選ばれる。その後追撃の際にヒイロ・ユイに狙われたゼオラ・シュバイツァーをかばって撃墜され、そのままアルビオン側に保護される。サウス・バニングらはアラドを味方に引き入れて更生させようとしていたため扱いはよかったが、隙を見て脱出しゼオラの元に戻ろうとする。しかしその時コロニーにバグという殺戮兵器が送り込まれる場面に遭遇、アルビオン部隊だけでは止め切れそうにないことを知ると葛藤の末にバグの迎撃に参加した。これを機に以降はプレイヤー部隊の一員となる。
中盤、冒頭で行動を共にしていたゼオラ・シュバイツァーがヤザンの部下として登場し敵対した折は、ゼオラを必死の説得で味方に加える事に成功すると、ゼオラとの共同戦術でαナンバーズの戦力となってみせた。ストーリーパートでも、ゼオラに対して胸のことをからかったりゼオラに怒鳴りつけられたりと、見ている方は2828が止まらない。
同作のラストではガンエデンとの最終決戦が決着後、崩壊するバラルの園からイルイを救出してみせ、どこかの砂浜で「アムロ大尉に生存と任務完了の報告へ行かないとな」とイルイへ語りかけるところでストーリーが閉幕している。
続く『第3次スーパーロボット大戦 終焉の銀河へ』でもリアル系男主人公を選択するとゼオラに続いて登場、仲間に加わってくれる。ゼオラほかαナンバーズの面々に対して、「ここへ来るまではパンをたらふく食べさせて食べさせてもらった」発言をしており、クロスボーン・ガンダム(=第2次α)完結後にモビルスーツを降りてパン屋をはじめたシーブックとセシリーの家に下宿させてもらっていたらしい事を仄めかしている。
ゼオラとのコンビネーションや合体攻撃も健在で、また今作ではリアル系主人公・クォヴレーとの絡みが多い。
搭乗機はヒュッケバインMk-III・タイプR、ビルトビルガー、ザクⅡF2(第2次α序盤のみ)。
▲OG2より登場。こちらの「スクール」はDCの顧問機関であり、アードラー・コッホの管理下に置かれ非人道的実験の対象になっていた事が言及されている。スクールでのコードネームは「ブロンゾ28」(ちなみにパートナーであるゼオラ・シュバイツァーはブロンゾ27)DC崩壊後も他のDC残党(ノイエDC)に組み込まれる形になっていた。
彼に関するイベントは第二次αを踏襲しており、ノイエDCに配属された後に戦闘中相棒のゼオラを庇った事でハガネ隊に保護される。検査のために連れて行かれた月のマオ・インダストリーが襲撃を受けた際混乱に乗じてビルトファルケンを奪って逃げ出そうとしたが、見過ごせずに迎撃に参加、以後紆余曲折を経てハガネ・ヒリュウ改隊と行動を共にすることになり、カイ・キタムラの指揮下に入る。操縦技術は相変わらず未熟であるが、咄嗟の際の反応速度や身体能力の高さがキョウスケやリュウセイなどの歴戦の戦士や開発者であるマリオン・ラドム博士からも評価されてビルトビルガーを預けられる経緯になっている。
「スクール」は第2次αでも一部出ていたが、今作で詳細な設定が露出し彼自身の遺伝子がマシンナリー・チルドレンのイーグレット・シリーズの基にされたり、アースクレイドルのメイガス・ゲボによる育成がされていた事、姉貴分といえるオウカ・ナギサの存在等OGシリーズの暗部や彼のスクール時代の過去が明らかになった。
「第2次スーパーロボット大戦OG」でも登場し、カイ少佐やゼオラ、ラトゥーニと共に新教導隊として活動している。
搭乗機はリオンF、ビルトファルケン・タイプL、量産型ヒュッケバインMk-Ⅱ、アルブレード、ビルトビルガー・タイプR。
また「OG」シリーズではアラドのステータスが全体的に低めとなっているが、代わりにアラド専用の先天スキルとして『ラッキー』が存在する。これが運良く発動すれば命中率100%どころか「必中」付の攻撃すらも「ひらめき」無しで回避できるばかりか「ひらめき」を使用した敵にも攻撃がヒットする、という優れモノ。
ちなみにアラドは「強運ぶりに関してはキョウスケ中尉に負けた」という発言もしている。
とにかく近接戦闘好きで、ことあるごとに突撃しようとするのは一貫している。一見ただのバカだが、いざという時の爆発力には定評があり、調整の終わっていない砲撃専用のビルトファルケンを乗りこなして近接戦闘をこなすなどの離れ業も見せている。そのため直属の上官や仲間は「矯正さえできれば……」と複雑な期待を寄せながら彼を指導しているもののいまだそれが実を結んだことはない。
■sm3495550[ニコ動]
■sm10951401[ニコ動]