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アレイスター=クロウリー(とある魔術の禁書目録)


ヨミ: アレイスタークロウリー
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むかしむかし、せかいさいだいのまじゅつしがまだこどもだったころ。
かれがすんでいたまちは、それはそれはひどいところでした。
かみさまをしんじるおとうさんとおかあさんはわからずやで、がっこうのせんせいはいじわるばかり。なのに、うわっつらばかりいいものだから、かれらはみんなまちのかおやくでした。おさないかれはそんなはきだめのようなまちでくらしながら、こんなうそつきをさばくこともできない、かんたんにだまされる、はんぱなせかいをつくったかみさまなんてたいしたことないんだなとおもうようになりました。

だったら、わたしがほんものをみせてやろう。
はんぱなかみさまにかわってただしいルールをみつけてやろう。
これが、のちにせかいさいだいのまじゅつけっしゃとなる『おうごん』のもんをたたき、あまたのじゅつしきやれいそうをかいはつしたにんげんのスタートちてんです。

19世紀。
クロウリーは上辺だけは立な偽りだらけの身近な大人を見て、大人が信仰するすら大した事はないと捉え、自らの真理を解き明かそうと思った。これが魔術師クロウリーのスタート地点であった。

魔術結社〈黄金夜明〉創設者の一人、サミュエル=リデル=マグレガー=メイザース[外部]に見出され、新人魔術師として迎え入れられた。
そして数多の霊装や術式を開発し、後世にまで残る偉業を打ち立てる事になる。

ブライスロードの戦い

黄金〉の分裂と衰退の直接的な原因となった魔術師同士の閥争い。

史実で起こった争いだが経緯と内容が異なり、禁書では「魔術・運命を憎んだクロウリーが黄金を破滅させる為に仕組んだ内乱」という扱いになっている。メイザースやウェストコットなどをクロウリーが始末しているし、当然ながら人物の立ち位置も内情も結構オリジナル要素が入っている。

クロウリーはこの戦いで『先代の幻想殺し』である究極の追儺霊装『ブライスロードの秘宝』を使用。メイザースとウェストコットを始末したが、戦闘の最中に秘宝は全に破壊されている。
(後の時代、同じ上条当麻の右腕に宿る事を予期したクロウリーは、次代の幻想殺しの所持者である上条を活躍させるためだけに学園都市を作った)

リリスの死

クロウリーが〈ブライスロードの戦い〉を引き起こしたのは、自身のリリス」の死に起因する。

クロウリーが師と仰ぎ、組織内で一利なく接したアラン=ベネットの占術で「クロウリーのの死」が予見されていた。
リリスを死に追いやったのは、『位相』同士の衝突から生じる運命だった。

とあるシリーズ魔術は「世界に折り重なるように存在する異世界法則を、強引に現世に適用して超常現象を起こす方法である。この異世界は「位相」と呼ばれ、天国地獄府やニライカナイなど宗教神話の概念がする世界となっている。
魔術世界に存在する等価交換の原則を騙して一の出費で十の成果を得る技術だが、実は偏った集まりが「位相同士の衝突」を引き起こし、「火・飛(運命)」となって人に押し寄せていた。

ベネットいわく「運気とは奇跡になり損ねた火(飛)」。
コイントスの表裏、料理の順番、結婚離婚、出会いと別れ、生と死など、位相同士の轢が生む飛は現世に薄く広く影し、運命として確実に顕れる。
つまり、この世界中の不幸な出来事に偶発的なものはなく、全て位相の衝突から発生する「運命」が人間に押し寄せたから起こる。

禁書における魔術理論では悪戯に位相を束ね、掴み、衝突を誘う。多かれ少なかれ魔術世界に「火」を撒き散らし、人を運気の奴隷とさせていたのである。
だからクロウリーは魔術を、位相を、運命を憎む事になる。アランとの会話後、位相衝突の火を知りながら黙認していた黄金を壊滅させるためにも〈ブライスロードの戦い〉と呼ばれる内乱を仕組んだ。
(因みに「ブライスロードの秘宝」は不幸払いの機を有し、黄金はその護下にある)

黄金時代より後、クロウリーは最初の妻・ローズ結婚。予見通りローズとの間に子供が生まれた。
(1904年に魔術的位相に依らない物理世界に佇む高次存在、つまり聖守護天使エイワスとの接触を果たし、ローズを霊媒とするエイワスの口伝を基に革新的な魔道書法の書〉を執筆した)

クロウリーはリリスの死の運命を回避する為に尽したが、結局はの命を救えず、あまつさえ死に際に駆けつける事すら出来なかった。
その後の彼の人生は転落が続く。ありとあらゆる魔術師を敵に回し、苛異常な言動を取り続け、数回の外退去処分を受けた。

公式には1947年にイギリスの片田舎死亡したと記録されているが、実際には魔術師討伐組織に追われて瀕死の状態だったところをカエル顔の医者に救われていた。その後、カエル顔の医者の紹介もあって過去に一度訪れた事もある日本で形を変えたテレマの僧院「学園都市」を創設し、現在に至る。

再起の地に日本を選んだ理由は、鎌倉で大を見た時の衝撃が決め手となった。補地のパリやシチリアに飽きてたり、戦後中の日本でやりやすかったり理由は色々あるようだが。

失敗の呪い

黄金を壊滅させたクロウリーは、黄金に「ある呪い」をかけていた。
呪詛の内容は「何をやっても成功できず失敗してしまう」というもの。例えば後年には黄金の再を掲げた者も現れたが的はわず、失意と絶望の底に沈んでいる。上条たちの時代にも系を名乗る結社はいくつかが存続しているが、いわく先細りを繰り返しかつての面影など見る影もないらしい。

しかし、呪詛のは最終的にであるクロウリーにも影を及ぼしてしまう黄金に反旗を翻す直前、師であるアランの忠告で自身も呪いを背負う事になるのは理解していた。
そして忠告通り、最後の最後に劇たる呪いのが突き立てられたが、それでもの命を奪った「運命」だけは覆らなかったのである。

この呪いが原因で、現代まで続くクロウリーの人生には常に「失敗」が付きった。

クロウリーの目的

彼の的は「全ての魔術の殲滅」。
より正確にはわだかまる位相を取り除き、まっさらな世界を取り戻すこと。救う対リリスだけでなく、世界中の偶発的に発生した悲劇を前に「仕方ない」と涙し、諦める者も含まれる。

奇跡に頼らない努が成果となる世界」「火による運命の偏りから解放された世界」がクロウリーの理想であり、その実現こそが父親としての務めだと思っている。

ですが、もちろんすべてがせいこうしたというわけではありません。
かれがこたえにちかづくたびに、あちこちからじゃまがはいります。きょうこなけっしゃはうちわもめをおこし、こどもはたおれ、つまとはわかれ、かぞくはばらばらになって。かれがつまずくたびに、いつもどこかでくすくすとわらうものがいるのです。

それでも、かれはがんばります。
かみさまにもだせなかったこたえをみつけて、せかいをよりよくするために。

なげいて、なきさけんで、うちのめされて、ぜつぼうしても。
きょうもアレイスター=クロウリーはかみさまのルールとたたかっていくのです。

新約とある魔術の禁書目録 14巻340-341より

 



計画(プラン)


クロウリーは魔術師としても人間としても、様々な評価を受けている。
全盛期の彼の言動は苛異常極まりない、支離滅裂とさえ言われる事も多かった。しかし、彼の人生に一つの単を組み込む事で、混沌とした人生を劇的に整理する事が可となる。

そのクロウリーの中心となる単こそが「計画(プラン)」。
彼はある一点を見据え、約100年もの時を懸けて事態を遂行しており、学園都市を作るに至った。

史実のクロウリーを代表する思想に以下のようなものがある。

本作では、これらの思想は計画の根底を為すものとされる。

先述通りクロウリー自身にかけられた「呪い」のせいで失敗を余儀なくされているが、当の本人は躓いても失敗を糧にする事で、いずれはを突き破れると信じている。
よってクロウリーは成功も失敗も問わない。それが彼の意志=テレマに基づく「計画」の本質とされる。

計画の内容

並列の計画とも称され、例えどれかが失敗しても最終的に同じ到達点に辿り着く。があれば破壊し、それが理なら回させ、玉砕すればその欠片を拾い集めて積み重ねる事により次なる成功をす。つまりこれ必ず失敗することを前提とした理論である。あまりにも奇抜、行き当たりばったりすぎて常人にはその行いの全てを理解することはできない。

ある計画の"メイン"に据えられているのは一方通行超能力開発もプランの一を担っており、当初は「レベル5の先にあるもの」「ならぬ身にて上の意思に辿り着くもの」とされ、それこそが概念上だけ存在しているレベル6(絶対)かと思われていた。

しかし、レベル6には原作13巻時点で、やり方次第では既に達成出来る条件が成立したらしく、SYSTEM絶対の、その先にあるもの」であることが判明した。

プランを想定範囲内で掻き回す"イレギュラー"として招かれたのが上条当麻幻想殺しである。実際に彼は学園都市の敵を次々に破っているほか、一方通行の精にも大きく影を与えた。
むしろ、「今代の幻想殺し」が上条右手に宿っているからこそ、学園都市と呼ばれる形になったらしい。あまりにも学園都市が隙だらけで悲劇が蔓延っているのも、上条あるいは上条の内に潜む「何か」[外部]の成長を促すために上条を活躍させるという的があった。

上条当麻一方通行 、この二人が関わった事件は、どれほどの規模になったとしても、彼らの持つが最大限に発揮されたとさえ考えていれば、最終的な着地点が想定しやすい為、プラン進行の重要なファクターとなり得る。

だが、プランの想定とは異なる形で生き残ったのが浜面仕上である。彼は無能者であるが故にプランに組み込むことは出来ず、利用も不可能な存在となった。これにより浜面仕上は"イレギュラー"として、学園都市に命を狙われる結果となる。

また、右方のフィアンマが術式「なる右」を全なものに仕上げるために起こした事件や、グレムリンなどの暗躍などで徐々にプランの進行に問題が起きはじめていたようで、レイヴィニア=バードウェイなどの一部キャラにその点を摘されていた。


主な使用魔術・能力


魔術師としての実は高く、新約聖書に登場してもおかしくない。
実際に魔術を極めてとなった『魔神』から、魔術を正しく進んでいれば『魔神』になっていたと認められる程のとんでもない実者なのだが、当人は魔術を嫌っているので『魔神』になる気は全くない。それどころかあえて『魔神』にならぬように自分を制御しているらしい。

魔神』ではないが、彼もまた「世界法則の頂点」に届いた者の一人であった。カバラの〈セフィロト〉の概念で一定以上の上部組織が「言葉で説明できない」のと同じように、「0と1では説明できない高次的な存在」と化しており、文字通り強さの次元違う。
シークレットチーフの一学説〈エイワス〉の『窓口』であるため存在自体が非常に曖昧になっている。この状態はシークレットチーフの高次存在「アンナ=シュプレンゲル」[外部]と同質との事)

Magick系魔術[外部]

初出:7巻

史実でも存在するクロウリーの〈テレマ〉における魔術。7巻及び新約22巻でも説明されている通りクロウリーが基礎理論を構築した魔術体系で、エイワスにより〈法の書〉の知識を授かった1904年から始まる新時代(ホルスの時代)ではこの体系が支配すると言われている。

イシスの時代やオシリスの時代などの古い魔術とは明確に区別され、今なおMagick系統を使用している者も存在しており、専門の調機関も存在する。

魔術とは意志に応じて変化する科学にして業(技芸)である」。
史実のクロウリーの魔術定義だが、新約22巻冒頭でも引用されており、禁書科学(学園都市=形を変えたテレマ僧院)もこれが元ネタだと思われる。

作中では「対魔術式駆動鎧」の中身がMagick系魔術の色が濃く反映され、さらにコロンゾンがこの体系に分類される魔術を使用している。

クロウリーの子兼秘書であるケネスグランく「11(K)」の徴的英数字に体系化された魔術で、11(k)には様々な意味が含まれる。特にkhu(卓越した魔)、クティスあるいはクホン、キューなど女性的な面(,女陰)の徴、〈アブラハダブラ〉(Abrahadabra)の文字数など、〈魔の流れ〉の性質を正確に表現しているという。

参考:Aleister Crowley & the Hidden God - ケネスグラン

類感魔術

フレイザーが設定した魔術根本法則である『感染』と『類感』の片割れ

類感は「形の似た物は相互に影を及ぼし合う」という法則
人形特定の手順で破壊して憎い相手の体を破壊したり(丑の刻参り)、教会にある神の子が処刑された十字架の模倣品が本物と同じような性を獲得したりする(霊装)。
つまり、イメージ上の同一性を利用することによって不全ながらも現実を書き換えるである。

禁書の実践的な魔術師の間では「偶像崇拝の理論」として浸透している。クロウリー並の魔術師類感魔術で相手の使用する霊装再現できるらしい。

外伝(ステイSS天草SS)等でも詳しく解説されていたりする。

霊的蹴たぐり

アランベネットが得意とした類感魔術の応用法。
たく言えば「相手に伝えるイメージに本物の価値を与え、そのダメージを直接叩き込む技」。

類感で相手にイメージさせる時に必要となるのが「パントマイム」である。
パントマイムに本物の価値を付加して相手の認識に直接切り込むため、術者は必然的にそれをイメージさせるだけの行動を示さなくてはならない。
クロウリーも色々と規格外な術者なので重量感、質量、光沢、切れ味、硬度など様々な性質を正確に連想させる一流のパントマイム技術を持ち合わせている。

から見ると「ごっこ遊び」のようなシュールだが、リンクした者にはイメージの形が見えるし現として反映される。なられる、なら撃たれる、まさに本物と同価値の体験をすることになる。

効果は複数に及ぶが、標的として定めた者や生物ベースの相手以外には現として反映されない。

クロウリーは読者イメージ辛いの武器・兵器再現できるようだ。
新約19巻では航空支援式のビッグバン爆弾(宇宙全体・世界を一掃できる超絶火力の架爆弾)をパントマイム再現していた。
(それでも再現されるのは「世界を一掃できる程の威」と「世界全体に及ぶ広大な範囲」だけであって、選ばれた対にしか物理的効果はない)


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最終更新日: 19/08/16 09:23
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