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ウィッチクラフトワークスとは、2010年よりgood!アフタヌーン誌にて連載されている水薙竜の漫画作品である。
2004年にアフタヌーン四季賞・佳作となった作品をベースとして描かれており、週刊少年マガジンに掲載された短期集中連載作品「キルウィザード」より一部世界観、設定が引き継がれている。
裏設定が非常に豊富で、コミックスカバー裏や作者ブログ内にてかなりの量の補足がなされているが、本筋にあまり絡まない設定は本編では説明しない方針をとっており、作者としては読者が感じたものが設定ということでいいのではとのコメントも残されている。
サブタイトルは原作・アニメ共に一貫して「多華宮君と~」となっている。
2014年1月から、TOKYO MX等でアニメ放送。全12話。及び原作7巻にオリジナルアニメDVDの付属版が同梱される予定だったが、制作の遅れによって限定版は8巻へとシフトして販売された。
ごく普通の男子高校生である主人公、多華宮仄(たかみやほのか)が、ある日校内で超常的な現象に遭遇する場面から物語が始まる。命を落としても不思議ではない状況から彼を救いだしたのは、学園理事長の娘にして校内にファンクラブが存在するほど美人で有名な『姫様』こと火々里綾火(かがりあやか)だった。
アルティマシュリアの工房の魔女(工房の魔女)と象牙の塔の魔女(塔の魔女)という古くから敵対関係にある魔女の集団による、主人公多華宮くんの中に眠る“あるモノ”の争奪戦を軸にストーリーが紡がれる。根本の部分ではシリアスな設定が多いものの、全体的にコメディタッチな内容となっている。
たんぽぽをリーダーとするメデューサの弟子たち。「ケモミミを身近で愛でる団」の略で命名は環那。なお、たんぽぽ以外の4人のフルネームが明らかになったのはコミックス4巻から。
塔の魔女たち。現状、他の一派同様「白いアレ」を狙っていたようだが…
正式名称「アルティマシュリアの工房」の魔女たち。それぞれの街に拠点を構え、街の(魔法に対しての)自治に務める一派。塔の魔女とは敵対関係。冬月市は私立冬月高校が工房の拠点となる。
工房長となったものは街と契約を行い、魔力によってもたらされた破壊は結界によって修復され、人命に係る場合は巻き込まれた人を保護する効果がある。この結界は常時起動しており、工房によって修復する範囲が大きく変わったりする。
また工房の魔女は街との契約によって魔法が使用可能な状態になるため、何らかのトラブルで契約が機能しないと魔法が使えなくなる。再契約を行えば再び魔法が使えるようにはなるが、そのためには膨大な魔力が必要となり、普通の者では命まで吸われて死ぬことになる。
その中で街を守護する高校生は5人と決められている(ただし冬月市はその辺がやや大雑把で有事には全員かき集められることもある)。
夜に紛れて活動(パトロール)するため、基本的にマントの色は黒が多い。
正式名称「象牙の塔」の魔女たち。それぞれに独自の思想を持っておりその魔力をもって自由気ままに魔法を使う者達。破壊をもたらす魔女とも。各自の理念が合わなければ塔の魔女同士でも争い事が起こることもある。本拠地と思しき地点は冬月市より15kmと意外に近い。
塔の魔女は契約の方式が異るためか、工房の魔女のように結界が機能しないと魔法が使えないということがない様子。
「神の呪い」とも称される大魔法。比類のない強力な力を持っているがそれゆえに危険視され、何らかの形で封印されている様子。
現在判明しているのはエヴァーミリオンの火のクラフトワークとメデューサの土のクラフトワーク「石眼石手」の2つ。
強大な力ゆえか、この力で破壊されたものは工房の結界でも修復できない。
工房の魔女や塔の魔女たちが持っている魔法アイテム。空を飛ぶための箒も収納されている。
関係者以外の者の認識力を大きく減退させて存在感を無くす効果があるほか、ローブを装備している状態で発せられた音も認識されなくなる。また装備している者の体重を軽くする効果もある。魔女版石ころぼうしと言っていい。
工房側で使われているローブはディブリス(闇の盾)という方式で編まれているもの。
クロノワールシュバルツいわく、白姫を巡った工房と塔との魔女の戦争を指す。いわばラグナロク的なもの。
魔女の力を融合させる魔法アイテム。綾火がかざねに対向するべくメデューサと融合するために用いた。もともとは理事長室にあった備品の1つで融合の効果は1時間程度。
本来魔女は長い年月を生き続けたり、高い魔力を持っていたり、魔術による高い功績など幾らかの要因を持つとこの世とは隔絶された「世界の果て」へ向かうことになる。魔女が本来持つ目的であり栄誉でもある。それこそ「世界の果て」に向かうことを目的として切磋琢磨する魔女がいるほどに。
しかしこれを蹴って現世に留まり続けようとする者は「現世に何かしらの未練があり、いつか世界を滅ぼしかねない」として危険視されるようになる。終わりの魔女とはそういった魔女に与えられる称号であり蔑称としての側面を持つ。
終わりの魔女に認定された魔女はありとあらゆる名誉や権利を剥奪され世界から追われる立場にある。
現在、「バッドエンド」の名を持っているかざねとウィークエンドがこれに該当する。
かざねと同じくらい長く生きているクロノワールシュバルツについては原作でもそれっぽい伏線めいたものはあるものの正確に明言されておらず詳細不明。
▲2014年1月より、TOKYO MX・ABC朝日放送・テレビ愛知・BS11で放送。
その他はバンダイチャンネル・ニコニコ生放送での配信も行われた。
原作 | 水薙 竜(講談社「月刊good!アフタヌーン」連載) |
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監督・シリーズ構成 | 水島努 |
脚本 | 水島努 横手美智子 吉田玲子 |
キャラクターデザイン | 冷水由紀絵 |
プロップデザイン | 矢向宏志 |
ビジュアルコーディネート | 辻田邦夫 |
美術監督 | 黒田友範 |
色彩設計 | 石田美由紀 |
撮影監督 | 大河内喜夫 |
編集 | 後藤正浩 |
音響監督 | 岩浪美和 |
音楽 | TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND |
OP アーティスト | fhána |
音楽制作 | ランティス |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | ウィッチクラフトワークス製作委員会 |