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エアグルーヴ


ヨミ: エアグルーヴ
掲示板をミル!
15カキコ!

96年、オークス

5頭がもつれた世紀の大戦の末に生まれた、女王ダイナカール

そのが、再びレースを支配する。

額の流星は宿命か。オークス、親子制覇。そのの名は…

 ―2012年オークスCMより

エアグルーヴとは、日本の元競走馬現在は繁殖
名は冠名エアに、わくわくさせるなどの意味を持つグルーヴを組み合わせたもの。
競馬黄金期と言われる90年代後半屈の女傑と言える存在である。 


天命に導かれて


凱旋門賞にして、平成三強種府中トニービンオークスを勝ったノーザンテーストダイナカールという血統。
かしこダイナカール、今までいろんな種を付けていたがなかなかいいを出せずにいた。
そんななか、社台ファーム来(現在ノーザンファーム)が1993年出産シーズンを迎えた頃に、東の調教伊藤雄二から「ダイナカールが生まれたら見せて下さい」と電話があった。
牧場スタッフは「今までカールが生まれても見に来なかったのになんでだろう?」と訝しがったが、生まれたことを伊藤師に伝えると…翌日、すっ飛んできて牧場スタッフ。そして伊藤師もグルーヴを見て仰、「チン○シンボルついてたらダービーとれる逸材だ!!」 と言ったとか。
そういう経緯で購入話を持ち込まれたエア冠名で有名な吉原氏、ダイナカールの実績からかいまいち乗り気じゃなかったようだが、伊藤師の強い説得で購入。めでたく伊藤雄二厩舎に入厩することとなった。

旧3歳時は4戦2勝、阪神三歳ステークスではビワハイジ敗してしまうなど頼りなさを見せるが、いちょうS残り数メートル上が立ち上がるほど前を塞がれながら、立て直して差し切るというバカげたパフォーマンスを見せるなど、後の女傑の片鱗を垣間見せていた。 

明けて旧4歳時はチューリップ賞から始動。ビワハイジと再び相まみえたが残り200mだけで5身ちぎる大楽勝。桜花賞はまず間違いないと思われたがまさかの熱発で体調を崩し自重オークスに直行した。
最後の直線、ノーサンデーが何度も斜行してわちゃわちゃにするのを強く抜け出し、桜花賞ファイトガリバー渾身の末脚を退け、事もげに二代オークス制覇を達成した。
は調整ミスから秋華賞に直行。体調不良のうえパドックフラッシュを浴びて集中を崩し、挙句レース中に折しファビラスラフインの10着に敗。療養生活に入ることになった。


君臨する女帝


療養から復帰したエアグルーヴは充実期を迎え、復帰初戦のマーメイドSを軽く勝利すると、条件が変わり一線級も出てきた札幌記念ジェニュイン、エリモシック以下を軽くいなし勝利。この連勝に自信を持った営は天皇賞(秋)へ向かうことを決断した。
ここでは前年の王者、旧4歳時に古を抑えて勝利した天才バブルガムフェローが待ち構えていたが直線叩き合いに持ち込み競り落とし勝利プリテイキャスト以来となるによる天皇賞勝利を成し遂げたのだった。2000mに縮んでからは論初である。
しかも勝ち方が振るっており、前述の通りの叩き合いを制したわけなのだが、バブル岡部が逃げを捉えに行きつつ、後続にも抜かりなく警して仕掛けを遅らせて待っていたところに売られた喧を買いに行ってっ向勝負の上で競り落としたのである。 
これ以前にを撃破してきたは展開のアヤで勝ったが多い中、かつての女傑トウメイのように勝負でねじ伏せたエアグルーヴはちょっとモノが違う!女傑だ!というように、彼女の評価を著しく高めたレースとなった。

マヤノトップガンは屈腱炎で引退してたし?マーベラスサンデー折で休んでたし?強くねぇよ?みたいな意見は当時からあったが、それを払拭すべく、グルーヴはジャパンカップに挑んだ。
ここでもに一歩も退くことなく、璧な競馬をし直線抜け出す!勝った!と思われたが最内からパドックでチン○おったててた変態とは思えない驚異的末脚でピルサドスキーがクビ差差し切ったところがゴールであった。
そして年末の大一番有馬記念へ。上は武豊が先約優先で復帰したマーベラスサンデー騎乗が決まったため上はペリエになったが二番人気で出走。
マーベラスサンデーより先に抜け出してりこみを図ったがマーベラスサンデーに捕らえられ、大外からマーベラスサンデーが勝つと思った?残念!ジャスティスちゃんでした!と言わんばかりに突っ込んできた勝ちシルクジャスティスに屈し3着に終わった。
しかし、3戦のらしからぬ傑っぷりが印的だったためか、年度代表を受賞した。としてはトウメイ以来となる快挙であった。


女帝の落日


 旧6歳シーズン大阪杯から始動。メジロドーベル以下を下し貫勝利を挙げたが鳴尾記念でサンライズフラッグに敗れ2着、宝塚記念でもサイレンススズカステイゴールドに屈し3着と年度代表としてはちょっと情けない結果になってしまう。
しかし札幌記念にはキツイ58kgを背負い凄みを増した走りでサイレントハンターの逃げを叩き潰し連覇すると、初の天皇賞連覇も期待されたが武豊かない(宝塚は先約取っていたが、今度はサイレンススズカが優先)ことや、
サイレンスが中距離では強すぎたこと、GⅠ勝ちを増やすことを優先しようとなりエリザベス女王杯へ向かうこととなった。
…こう言うとアレだが明らかに他のめ腐っていたのである。ジャパンカップと間隔が詰まったから仕上げは8割くらいだったろうし。
しかも武豊を配するためにわざわざ天皇賞を回避したのに、肝心の武がサイレンススズカの影か、悪質な斜行でしばらく騎乗停止となるアクシデントに見舞われる。
そんな心構え、状況でGⅠを取れるほど甘くはなく、大阪杯で破ったメジロドーベルと、戦線で本格化していたランフォザドリーム怒りの敗し3着に終わった。
このあとジャパンカップではローテがタイトだったこともいたか、勝ちが単純に強かっただけかエルコンドルパサー敗の2着、続く有馬記念ではグラスワンダーの復活をに伸びず5着に敗れ引退した。 
19戦9勝、うちGⅠ2勝、重賞5勝と素晴らしい戦績を残し繁殖生活に入った。 

こうして戦績を振り返ると、ダービーっ向から奪取したウオッカ(GⅠ7勝)、幻惑ペースをも鮮やかに欺き有馬記念を取ったダイワスカーレット(GⅠ3勝)、不運にもめげずを含めた古大将として君臨したブエナビスタ(GⅠ6勝)、
三冠馬を蹴散らしてジャパンカップを奪取し、ドバイでも勝利したジェンティルドンナ(GⅠ7勝)とべると、少々獲得タイトルが寂しい感も受ける。
しかしながら、エアグルーヴがいなければ彼女たちはとの決戦を選んだか否か。以前の女傑たちであるトウメイダイナアクトレスを貶めるわけではないが
彼女らの関係者に、でも器が大きいならも十分倒せると刻みつけたのは間違いなくエアグルーヴであった…と思う。 
90年台後半、急速にレベルを上げていった日本競馬において、エアグルーヴは間違いなく重要な存在といえよう。 


繁殖牝馬として


繁殖入りして々にやはりサンデーを付けられ、そのであるアドマイヤグルーヴがいきなりGⅠ二勝を挙げた(しかもが勝てなかったエリザベス女王杯のみを連覇、何の嫌がらせか)。
その後もいろんな意味で話題になっちゃったポルトフィーノや、重賞を勝ったフォゲッタブル、香港でGⅠを圧勝したルーラーシップを輩出するなど、非常に安定感のある繁殖実績を上げている。

特筆すべき点は、未出走に終わった一頭以外は必ず勝利を挙げていることと、気性面が非常にアレが多いことである。
競馬ゲームじゃ楽勝できなくもない未勝利戦だって、現実ではきちんと出走して勝つことも難しいのである。それでなお気性がアレで勝ち切るんだから、フィジカルが高いレベルの産駒を輩出している拠である。
余談だが、出走した子の内ダンスインザダークの二頭と末っ子のショパン以外は新戦できっちり勝っている。
ダンスとは同期クラシックなのに相性悪いというのは不思議である。…よくよく考えたらダンス産駒のは気性面が割合大人しめだったような。
繁殖としては、稀代の名ブエナビスタらを出した同期ビワハイジの方が手に見えるが、グルーヴだって決して引けは取らない実績を持っていると言っていい。
現状の不安は、系をつないでいくべきたちの成績がほど振るわず、更に逝傾向があるということだろうか。
第一子、第二子共によりくに亡くなってしまった。非常に残念である。 
なーんて思っていたら長女はダイナカールからのGⅠ四代連続勝利を達成した益荒男・ドゥラメンテという大傑作を最期に残していた。良血の底か…

そして彼女も、2013年に最後の産駒となるキングカメハメハを生んだ直後に内出血で亡くなった。享年20歳。 
ラストグルーヴのオークス断念により、オークス三代制覇の夢はここで絶たれることになった。 
しかし繁殖成績も一流であり、現役時代の女傑っぷりに恥じない成績である。 


血統表


*トニービン
1983 鹿
*カンパラ
1976 鹿
Kalamoun *ゼダーン
Khairunissa
State Pension *オンリーフォアライ
Lorelei
Severn Bridge
1965 
Hornbeam Hyperion
Thicket
Priddy Fair Preciptic
Campanette
ダイナカール
1980 鹿
FNo.8-f
*ノーザンテースト
1971 
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
シャダイフェザー
1973 鹿
*ガーサント Bubbles
Montagnana
*パロクサイド Never Say Die
Feather Ball

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最終更新日: 19/11/17 22:42
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