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オランダ


ヨミ: オランダ
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基礎データ
正式名称 オランダ
Nederlanden
国旗 オランダ国旗
国歌 ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ[動]
公用語 オランダ語
フリジアフリースラント州)
パピアメント(ボネール)
英語シント・ユータティウスおよびサバ
首都 アムステルダム(名上の首都
デン・ハーグ(事実上の首都
面積 41,854km2世界131位)
人口 1600万人(世界58位)
通貨 ユーロEUR, ?)
ドル(USD, $)(BES諸

オランダとは、ヨーロッパ独立国家である。オランダ王国の4つの構成のうちの1つ。

国名と首都と領土

日本での正式名称はオランダ英語表記は the Netherlands (ザ・ネザーランヅ)、現地であるオランダ語表記は Nederlanden (ネイデルランドゥン)。こだわる人は現地略称から「ネーデルラント」と呼ぶこともある。

ちなみにオランダという呼び方は、このの一地方であるホラント州に由来する通称 Hollandスペインポルトガル経由で日本に伝来したことに由来する。ホラント州は16世紀の独立戦争で中心となった地域で、現在もアムステルダムロッテダム、デン・ハーグといった都市を抱えるオランダの中枢である。
このを「オランダ」と呼ぶのは、日本国を「関東」と呼ぶのと同じ感じ。

憲法において首都はアムステルダムとされているが、これは名上のことである。
王宮や議事堂や各大使館はデン・ハーグ(デン・ハーフ)にあり、こちらが事実上の首都となっている。

大航海時代第2次世界大戦海外領土を持つだったが、現在はカリブ嶼(有人あり)が残るのみになっている。

地形と気候

オランダは、最も高い地点が標高322mの低い丘で、らな地形である。
ヨーロッパの地形図[外部]の中のオランダの所は緑一色らと表示されている。
こうしたらな地形にはを遮るものがいのでがどんどん流れ込む。

オランダといえば風車を想像する人も多いが、流れ込む風車で有効利用するのが盛んだからで、現在でもそこらじゅうに風車が立っていて、一部は実際に動として利用されている。

がどんどん流れてくるのでがあっという間にやってきて、そしてすぐに去って行く。
晴れていると思ったらがやってきてが降り、すぐにが上がって晴れ渡る・・・こんな調子の気まぐれな気がずっと続く。地元の住民は曇っていてが降りそうでもを持たずに外出する人が多い。
「どうせが降ってもすぐに晴れるでしょう」ともが考えていて、実際にもすぐにやんでしまう。
ちょっとが降ったぐらいでは動揺せず、ジャケットフードを被って気で外を歩く

のオランダはよく冷え込むが、があまり降らない。
オランダには山らしい山がないので、を降らせるがことごとく通り過ぎてしまう。

かつて日本田中角栄は「新潟県の南には山々がある。これをダイナマイトで吹っ飛ばすのであります。山をなくせばが通り過ぎて新潟が降らなくなる」という説を述べて人々を驚愕させたが、その構想と同じことがオランダで起こっている。

干拓(ポルダー)

土の大部分は広大な入り江を干拓して出来たポルダー(polder)と呼ばれる土地である。
11世紀から干拓が熱心に行われ、次々と土を広げてきた。
世界が作ったが、オランダはオランダ人が作った」と胸をって言うのもうなずける。

干拓というのはの浅瀬に土を盛って防を築いて、風車などで内部のを排出し、海底だったところを陸にすることである。出来上がった土地は面よりも低い土地になる。
オランダの国土の25%が海水面以下(below sea level)[外部]である。

こうした事情から、アムステルダム(=「アムステルダム」)やロッテダム(=「ロッテダム」)など、ダム(堰)の付いた地名が立つのもこのならではである。

干拓地の外にあるをせき止めている防が決壊した場合、どれだけの大惨事になるか想像も付かない。
オランダには1つの美談があり、「ハンスという少年防沿いを歩いていたら、防にいているのを見つけた。ハンスは『防が決壊したら皆が死んでしまう』と思い、に腕を突っ込んで決壊を防いだ。翌日、ハンス凍死体で発見された。防を守ったハンスはなんて偉大な少年だろう」というものである。
これはフィクションで、1865年にオランダ系アメリカメアリーメイプス・ドッジが発表した「スケートぐつ」という作品の中の「ハールレム英雄」という挿話が元なのだが、オランダが防で守られただという点は一応事実である。

また、オランダといえば風車を思い浮かべる人も多いが、あの風車はもとはポルダー内に入り込んできたみ出すための風力ポンプの動である。もちろん、今残っている風車は多くが観用のもので、実際のみ出しはモーターエンジンで動くポンプで行なっている。そのような事情もあり、「敵とはうまく付きあえ。そいつが動かしているのはお前の隣のポンプかもしれないから」などということわざもある。

防をしっかり保全する作業は地域住民のすべてのを結集させる必要があった。
先のことわざのように、気に入らない相手とも折り合いを付けて話し合うことになった。
このためオランダには皆がよく話し合って物事を決める気が育まれている。
労働問題でも労働者側と経営者側がしっかり話し合って上手く協調するし、ワークシェアリングも盛んで、こうしたオランダの協調上手な姿を「ポルダー・モデル」と言うことがある。

オランダは干拓地ばかりの低い土地なので、欧州から「低い土地」と呼ばれている。
英語でNetherlands、ドイツ語でNiederlandeオランダ語でNederland。ゲルマン系各言で「低い土地」と呼ばれている。
フランス語Pays-Basスペイン語Paises Bajosイタリア語Paesi Bassi。ラテン語系各言でも「低い土地」と呼ばれている。

オランダのナショナルカラー・オレンジ色

オランダのナショナルカラーはオレンジ色[外部]で、サッカーオランダ代表ユニフォームでもおなじみ。

これの由来は、16世紀の独立戦争で中心となったナッサウのウィレム1世が、結婚方の叔父からオランジュを相続して、オラニエ(オランジュをドイツ語でこう読む)と名乗ったからである。
オランジュ公国はフランス南部[外部]にあり、温暖でオレンジが良く育つ土地だった。
の功労者がたまたま運良く手に入れていた領地(しかも自分の本拠地から900km離れた飛び地)の名産品の色をナショナルカラーにしたというわけである。

オランダは樺太と同じ程度の緯度で、氷点下にまで冷え込み、オレンジなど育ちそうもない。

オランダはドイツに縁がある

オランダは16世紀にドイツハプスブルグの支配から独立したのだが、この独立戦争の中心となったのがドイツ西部ラインを発祥の地とするナッサウだった。
ナッサウはその後も断絶せず連綿と続き、現在のオランダ国王であるウィレムアレクサンダーもナッサウの一員である。正確には「オラニエ=ナッサウ」という名になっている。

ナッサウ女子がもらうお婿さんはたいていドイツ貴族である。先代の王であるベアトリクス女王の王配殿下(お婿さん)はドイツのアムスベルフの人。

第一次世界大戦ドイツ帝国は敗れ、皇帝ヴィルヘル2世はオランダに亡命し、そのまま生涯を終えた。
ドイツ皇帝が最後に逃げ込んだ場所というわけで、やはりドイツとは縁のあると言える。

オランダ語ドイツ語と同じくゲルマン系の言葉で、よく似ている。

オランダ人を意味するDutchはドイツ(Deutsch)と同じの言葉。

オランダとドイツ兄弟のような間柄、と考えておいて間違いない。

経済

オランダはドイツを流れる河川ラインの河口にあり、イギリスとも近く、交通の要地で、古くから商業が栄えてきた。特に北欧ロシアが面するバルト向けの上貿易に強かった。

現在のオランダも商工業が発展している。ライン河口のロッテダムユーロポートという巨大な港を抱えていて、その近くに石油化学企業立している。
フィリップス電気製品、医療機器)、ユニリーバ(洗剤など庭用品)、ロイヤル・ダッチ・シェル世界有数の石油企業)という名高い大企業を持つ。

オランダの土地の多くは干拓で理矢理作った土地で、お世辞にも地味が良いとは言えず、穀物生産には向かない。しかしながら干拓をするほどの根性があるオランダ人に不可能はなく、工夫を尽くして農業の生産を上げている。
オランダの農業っ先に挙がるのは牧畜で、そこから得られる牛乳を使ったチーズの生産も有名。
オランダのチーズの画像を検索すると黄色くてデカい円盤の画像[外部]が多数ヒットする。
ゴーダチーズが最も有名。エダムチーズはリンゴのような真っ赤な玉[外部]で「玉」と呼ばれる。

ちなみにオランダ人の身長は他のゲルマン系国家北欧を抑えて世界1位を誇り、男子182.5cm女子170.5cm日本人男子均並)。

元々ゲルマン系の人は大きいのだが、オランダは1950~70年代にかけ成長ホルモン剤を畜に使用していた為、製品からその影が出たというのが有な説である。

現在ホルモン剤は使われていない為、若い世代の身長普通ゲルマン系レベルに落ち着いてきているとか(それでもデカいが)

チューリップの生産もオランダの代名詞であり、現在も各地にきれいなチューリップが広がる。
16世紀末ごろから本格的に品種良と大量栽培が行われた。これは度重なる戦乱にまみれた中欧の中でオランダは勝ち組にあって研究者が多く訪れたのと、海外進出・貿易が順満帆で球根をトルコから大量に買い付けられたため。そして17世紀前期に球根の転売や先物買いなど投機的な取引が高じてバブルがはじけ、数千人規模の破産者を出す経済混乱となったこと(チューリップ狂時代)もある。

優れた画家が多い

オランダ出身の人物には、ファンゴッホフェルメールレンブラントなど特に画として名を成した人物が多い。美術史たちにとって「オランダになぜ優れた画が多いのか」は格好の討議テーマとなる。

やはり16世紀の独立から200年近くの間、オランダ経済が絶好調で、ヨーロッパ随一の豊かなだったことが大きい要因とされる。バルト向けの上貿易などでしっかり稼ぎ、画お金を出してあげることができる富裕層のパトロンが多かったのである。

オランダの合法大麻

日本で簡単にタバコが吸えるように、オランダでは大麻や幻覚性のキノコなどを合法的に、かつ手軽に使うことができる(タバコも現代の日本人以上に吸う)。
ただし、使用できるのはコーヒーショップと呼ばれる認可された店のみで、5グラム以上の購入は不可、30ラム以上の所持は違法となる。
覚せい剤ヘロインなど、認可されていない物や、割り当てを過した所持に対する取締は厳しい。ちなみに、オランダ語で「喫茶店」は「コーヒーハウス」と言う。

オランダで合法といっても、大麻をそのまま日本に持ち帰ったら大麻取締役法違反で逮捕されるので気をつけよう。

オランダ人の姓についての誤解

オランダ人の姓(名字)には、「ファン(Van)・○○」(~の方から来た者)、や「デ(De)・○○」(~である者)など、2単以上で構成されるものがある。
これらの多くはナポレオンの統治下ですべての人が姓を名乗ることが義務化された時に決められたもので、ドイツ語フランス語貴族姓「フォン(von)・○○」「ドゥ(de)・ ○○」(~を領地とする者)などとは趣旨が全く違う。

日本人にはこの概念を理解しづらいためか、しばしば最後の1単のみを名字として認識してしまう。
一例を挙げれば、画フィンセント・ファン・ゴッホの姓はゴッホではなくファンゴッホオランダ語読みファン・ホーホ)である。しかしながら電話帳などでは「Gogh, Vincent v.」などと表記されたりする。

オランダの食事

オランダは寒い野菜果物が育ちにくく、お食事のバラエティが乏しい。このあたりはドイツイギリスと事情が同じである。寒いは食事がイマイチ、という図式がオランダにも当てはまる。

ビールお菓子にこだわりがあって美味しいのだが、このあたりもドイツイギリスに似ている。


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最終更新日: 19/07/20 19:55
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