ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


ガンダム・センチネル


ヨミ: ガンダムセンチネル
掲示板をミル!
149カキコ!

ガンダム・センチネルとは、ガンダムシリーズ小説及びガンプラ企画である。
模型雑誌「モデルグラフィックス」で連載後、小説版及び総集編的なムック本が出版されている。


概要


もともと発端は、ガンダムZZ放送終了後の企画を探していたバンダイと、ガンダムZZ放送中もMSデザインなどで協していた模型雑誌「モデルグラフィックス」(MG)編集部のあさのまさひこ氏らのアイデアをもとにスタートされた。簡単に言えばこの時点ではMSV的な企画だった。

当時から「逆襲のシャア」(CCA)の企画スタートしており、その間をつなぐ企画だったのだが、第1弾としてFAZZ(フルアーマー・ZZ)が発売されたところで、CCAのキット販売のスケジュールが前倒しになったため、ペンディング状態となってしまう。MGサイドはそれまで費やした時間その他諸々もあり、企画を一度引き上げ、MG上での連載企画とすることになった。
(当時、いきなりニュータイプ庵野秀明作画によるゼク・アインネロなどのイラストが掲載されたり話題になった。これはあさの氏のプロパガンダというか打ち上げ花火的なものだったようだ)

あさの氏らの主観では当時のガンダムを取り巻く環境いささか奇形化しており(原因の一つはZガンダムガンダムZZでのデザイン上の混乱でもあったし、ニュータイプというよりエスパーのような演出もあったが)、ガンダム世界における設定の数々を視していたものが多く出ていたと捕らえていた。

そこで新たに作るガンダムの設定として、半オフシャルムック、『ガンダムセンチュリー』などを踏まえる一方、Z、ZZで出てきた各種新設定を整合性のある形へと取り込みなおし、ガンダム世界での『リアル』をめようとしていたと後の記事で触れている。
このように当時「MS戦記」などリアル1年戦争モノコミック作品の原作などを手がけていた高橋也氏、新進デザイナーのかときはじめ(現カトキハジメ)氏(ただし、一部のMSデザインFAZZガンダムMk.Vは明貴美加氏が手がけている)、そしてコンセプトワークを担当していたあさの氏らの手により、「ガンダム・センチネル」がスタートすることになる。

ただ盛んに言及された『リアル』の捕らえ方について「所詮は架世界なのに何のリアル?」のような反論もあり色々な議論が飛び交うことになっていったのも触れておかないといけないだろう。
もともと人兵器の有効性とかを論じるとリアル何もない(と当時からこのリアル々の突っ込みについてあさの氏はそう答えている)。ここでいう『リアル』とはガンダム世界の延長線上における現実、つまり「ガンダム世界が実際にあるとしたらその延長線上には何があるのか。を突き詰めて考えていくということがあったように思われる。
その『リアル』を表現一つの手段として、スクラッチビルド化された作例解説などで盛んに言及された「情報量」というタームがあった。
実際に身長20m弱の戦闘機械をスケールダウンした際にどれだけの表現がそこにあるのか(たとえばムーバブルフレームと装甲の表現など)を突き詰めるとどう作例で表現すべきか。という点について考察しようという動きがそこにあった。


特徴


雑誌連載中は、当時どのように撮影されたか色々と議論を呼んだらしいCG加工された写真物語パートと、作例紹介としてモデル写真及び(かとき 氏&あさの氏によるSF的解説、あるいはMS設定)解説パート、そして連載中盤からは読者ページパートなどで構成された(後述)。実はこの読者ページでは 明貴美加氏のMS少女コーナーもあったりして…(20年たってもかわらないんだなぁ)。

設定の多くはモデル作例を繰り返すことでさらに練りこまれる形となり、もともとZガンダム時代の作例であったZプラスも幾度かのスクラッチビルド化を経て設定が固まっていった。
また劇中に登場するMS作成も従来のスクラッチビルドで行った場合、一人が手がけるのみであるが、センチネルでは複数のモデラーが担当する異例の形をとることになり、各々得意分野で分担するなど「センチネルワークス」と呼ばれる体制で作られることもあった。
(連載終了後20年以上が経過した今のから見ても古くささは感じないほか、現在ガンダムプラモデルシーンに残した影の強さが垣間見られる。たとえばロービジ配色や一転、分割迷彩などにおけるヴィヴィッドな配色パターンなど)
また発注体制の不備などからデザインワーク混乱のあったZ、ZZMSデザインリファインしたこともあげられるだろう。たとえばZ放映終盤に出てきた バーザムがあまりに連邦MSデザインの系譜から逸脱していたのをガンダムMk2後継としてリファインするなど、現在でもほとんど準公式的設定で取り扱わ れることになるデザインが生み出されている。また後述するようにそのリファイン一年戦争MSデザインについても行われている。

このようにして、新で航空機的なアプローチをみせたかとき氏のMSデザイン、女っ気しで延々と物語モチーフである幕末的な群像劇を描く高橋氏の小説パート、あさの氏のグラフィックデザイン重視のレイアウトや鮮やかなモデル作例などのモデルパートなど、次第に人気を博していくことになる。
とはいえ、連載中のあさの氏のいささか挑発的な記事などは業界内に数多く反発を起こすことになったことも書いておかねばならないだろう。

CCAのキット展開がひと段落したあと、ガンダム・センチネルの再度キット化がスタートすることになる。MGでは毎号このキット化の進捗情報を知らせる形をとるだけではなく、キット化後の改造(ディティルアップ)方法についても詳細な記事を載せることになった。これはあさの氏が後にるように、以前行われたマシーネンクリーガー(当時はSF3D)のキット化連動企画を模したものであった。
とはいえ、もともとMGホビージャパン(HJ)のお家騒動から端を発した雑誌であったことや、あさの氏のいささか釣り気味な記事の影もあっただけでなく、当時のガンダムプラモデルシーンを扱う雑誌は、HJ、MG、そしてバンダイ系の模型広報誌ぐらいしかなかった状況では正直扱いが小さかったことは否めない。
(そして、この企画の立ち上がりと休止などにいたるいささか不透明なやり取りの影は後の同人キット販売の制限などにも生して問題として表面化していくこととなった)

この後、連載をまとめたムック本が出版された。ただし稿された小説パートはなお多くの部分が省かれていたため、後に小説版ガンダムセンチネル、 ALICEの懺悔が出版されることになる。また連載終了間際二ヶにわたってセンチネル0079として、それまで培ったセンチネルの手法で一年戦争ソロモン攻略戦を描かれた。ここで登場したガンダムボールなどのデザインの多くはその後何度かの修正を経たあとでVer.kaとしてキット化に至ることになる。

このようにいささか「望まれない子供」「継子」的ポジションの作品ではあったが、のちにSDガンダムなどのゲームに取り上げられるなど、地味ながらも拡散を続け、現在ではガンダム世界の準公式としても認められたようで年表に記載される場合もあるようだ。


ストーリー


時はZとZZの間。グリプス戦役末期から始まる。
カール宣言のあと連邦軍の導権がティターンズからエゥーゴに移り変わったことに異議を唱えたMS戦闘教導部隊がニューディサイズ名乗り武装決起する。

地球連邦軍はこれに対してネオジオンとの衝突を前に大兵を動員することは出来ないまでも、新鋭艦ペガサスIIIアナハイムエレクトロニクス系のガンダムタイプMSを中心としたα任務部隊を結成、ニューディサイズ討伐を命じる。


登場人物


声優SDガンダムGジェネレーションのものです。
幕末モチーフに話が作られており、従って登場人物もニューディサイズ新撰組連邦軍は維新志士の名前になっている。命名には以下の法則性がある。


α任務部隊(タスクフォースアルファ)


リョウ・ルーツ藤原啓治 (坂本龍馬)
本編主人公でありSガンダムパイロット。粗野で自尊心が強い不良だが、マニングスの死を通して大きく成長する。初実戦でお○○ししたこともある。
トール・マニングス:大塚明夫
α任務部隊MS隊長リョウ達の教官でもある。終盤にてトッシュを止めようとするが戦死してしまう。ちなみに最初にリョウの態度を見てSガンダムの適正がなければ絞め殺そうとも考えたとか。おお、こわいこわい
シンクリプト:塩屋翼(高杉晋作)
リョウの親友でα任務部隊ではFAZZ隊長だったが、ガンダムMk-Ⅴとの戦闘で隊が自分を残して全員戦死してしまい、それを経て成長する。FAZZが破壊された後は撃担当としてSガンダムに搭乗する。
テックス・ウェスト川津泰彦 (西郷隆盛)
元カラバに所属していた巨Zプラスパイロットリョウシンべると温厚な性格であるが、最終決戦前に投降したエイノー提督の言い分に激怒パンチ一発食らわせている。機体運用の都合でSガンダムの索敵手になる。
イートン・F・ヒースロウ戸谷公次
ペガサスIII艦長でα任務部隊の指揮官。高等士官学校を首席で卒業し、34歳にして部隊指揮官となった現場を知らない典エリート士官。しかしベテランいのNDやかつての師であるエイノーに苦渋を味わわされ、やがて軍人として、指揮官として覚めていく。
シグマン・シェイド
リョウ達の仲間である新人パイロット。結局、最初から最後までZプラス搭乗で戦争を終える。
チュンユン
ペガサス所属のベテランMSパイロットリョウ達は反するが降下作戦で救われて和解、後にテックス機に乗り、最後の戦いにおいて合体シークエンス中のリョウ達を守るために戦死する。
ALICE朴璐美
本作のヒロイン的存在でMSSガンダム」のAI。「論理論理認識」とよばれる学習コンピュータで、一旦開発は中止されていたものの内密裏にSガンダムに搭載される。パイロットリョウを始めとする戦場の不条理さの中で成長し、最後に全に覚醒したが大気圏で燃え尽きる。

ニューディサイズ(ND)



次へ»
最終更新日: 19/03/20 21:26
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ