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ゲーム脳


ヨミ: ゲームノウ
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げーむのうゲーム脳とは、森昭雄さんとかいう日本大学教授2002年に書いた著書『ゲーム脳の恐怖』上で勝手に定義された仮説、およびその仮説を示す造である。

その仮説とは、「ゲームをやってるみそは、認知症 (痴呆症=いわゆる老人ボケ) の患者と同じ状態になっている」というとんでもないもの。

これが事実ならば、医学界やゲーム業界において大事件である。しかし、その根拠になっているのはおもに「さんの主観・推測」と「さんオリジナル設計の簡易波計」であるうえに、2010年現在、正式な論文すらまったく書かれていないため、まともな学会ではいまだ議論の対にすらなっていない。

それなのに、毎日新聞がこの仮説をはじめて紹介したのを皮切りに、新聞やテレビがこの造がさも本当の神経学であるかのようにこぞって取り上げてしまったために、本書は10万部以上も売れてしまい、「ゲーム脳」は日本においてとても有名な造になってしまった。

そんなわけで、この仮説は神経学を称してはいるが、「一般書籍とマスメディアが発端のクチコミ」だけで有名になり、根拠はめちゃくちゃで学会ではろくに相手にされていないという一種の都市伝説みたいなニセ科学である。

さらに、ゲーム脳の提唱者であるさんは、運動生理学が専門である体育学科の教授で、神経学に関してはまったくの門外だ。しかし、「(筋肉の論文で取った)医学博士」の肩書き(つまり医師でもなく医学部医学科出身でさえない!)を武器に、各マスメディアの協を得て、さも神経学の専門であるかのように装っている。これにだまされないよう、十分な注意が必要である。

そんなゲーム脳であるが、いまだにマスメディア教育関係者を中心に強な支持者がいる。そこから波及し「あんたゲームばっかりやってるとゲーム脳になるわよ!」と信じてゲームを買い控えるカーチャンもあちこちで見かけてしまうのが現状であり、その実は軽視できるものではない。

例によって、事細かに知りたければWikipediaゲーム脳の項目[外部]を見ることを推奨する。さらなるゲーム脳研究の醜態を知りたいなら、著者の項目[外部]も見逃すな。


概要


その言葉のイメージから、以下のようなが「ゲーム脳」だと思い込まれがちである。

しかし、これらは全て間違い (当てつけみたいなもの) で、さんが定義した「ゲーム脳」がし示す状況ではない。また、医学としての病気でもないので、病院で診察を受けてお医者さんから「あなたはゲーム脳です」と言われてしまうことも断じてない。

そんなこんなで世の人々にはあまり知られていない、正確な「ゲーム脳の定義」は以下のとおりである。

「簡易波計(注1)波を計測すると、高齢の認知症患者と同じ状態(注2)になっている

具体的には、この簡易波計で計測できるすべてである「α波」と「β波」の2つの波に着(注3)。「α波」を異常波である「徐波」、β波」を正常なとし(注4)、「α波」に対する「β波」の割合が低い状態を「認知症患者と同じになったヤバい状態」とした(注5)。そして、ゲームケータイPCの操作をしていると、次第に「β波」が極端に下がった状態になってしまい、いっこうに回復しなくなる(注6)。こうなった状態を「ゲーム脳」と名付けた。


- ここから下は、定義に対するツッコミです -


(注1)^ この簡易波計はさんが勝手に作ったものであり、いわゆる「医療器具」ではない。計測の方法も非常にまずいらしく、実験により「この機械波として計測されたデータには、まばたき・眼球の動きなどによる "筋電図" が成分といえるほど大量に混入しており、ここから波だけを取り出すことは」という検証結果すらある。(ソース[外部], YouTube[外部])

(注2)^ そもそも、「波で認知症か判別できる」というのもさんが勝手に作り、未だに医学的に認められてなく、医療の現場でも使われた実績もない企画倒れの仮説である。しかも『ゲーム脳の恐怖』によると、さんはこの仮説を研究する際、認知症患者波をたった37人分しか計測していなかったらしい。

(注3)^ 波の分類には、ほかにδ波、θ波γ波、ω波、ρ波、σ波があるが、しょぼい簡易波計のためα波、β波の二種類しか計測できない。みそはたったこれだけの情報で状態を見極められるような甘っちょろいものではない。

(注4)^ 医学的にはα波はβ波と同じく正常な波であり、α波が異常扱いされることはごく特殊な場合を除いてまずない。さらに、αはいかなる場合も徐波とはいわない。これはWikipediaの「波」の項普通に書いてあるほどの基礎レベルである。仮にも脳科学者を自称する人がこんな間違いをおかすのは、「サザエさんの知識なら任せろー」とする人が然と「アナゴさんマスオと敵対している悪役である」と言い放つのと同じぐらいヤバい。

(注5)^ α波とβ波は細なことで簡単に入れ替わってしまう程度のものであって、単純な大小で異常かなんて分からない。たとえば、普通を閉じただけでも簡単にα波の割合が高くなるし、リラックス時や仕事に集中しているときにもα波は高くなる。ちなみに、ちゃんと波を測定するときは、を閉じるよう示されることも多い。

(注6)^ 実は簡単に回復するらしい。詳しくは後述。しかし、ここまでの注意書きをすべて読んでくれたなら、回復がどうこう以前の問題だってことをわかってくれるよな?

定義よりもツッコミのほうが文章量が多くなってしまうのは、そういうものだからである。仕方ないね

この状態は、ゲーム中はの "前頭前野" という理性る部分をほとんど使わないために、ゲームをやりすぎることでこの部分が壊れてしまい機しなくなったのが原因だ」さんはしている。

さんが作為に選んだ幼児から大学院生までの約300人の波を計測してまとめたところ、症状のやや軽い「半ゲーム脳」を含めると6割ぐらいがこの傾向を示していたらしい。

これはゲーム脳仮説の核となる実験なのだが、驚くことにゲームなどに触れている時間や、ゲーム脳の症状の有との厳密な統計や対はまったくとられていない。波だけで導き出した統計に、被験者の見たの印 (こいつの成績は中の下らしい、こいつは忘れ物が多いって言ってた、こいつはなんとなく目が死んでる etc...) などをもとに、さんの主観による推測をくっつけただけなのである。

また、さんがゲーム脳の検証に使ったゲームはあの「テトリス」なので、マスメディアコメンテーターの大好物である「ゲーム内の暴力表現の影がなんたら」「現実バーチャルの区別がなんたら」仮説とはまったく異なる話である。

ただし、全てのゲームが悪いのではないらしく、さんによると「太鼓の達人」や「DDR(Dance Dance Revolution)」は、視覚よりも聴覚への情報が多く、さらに手足を動かしてリズムに乗るため、運動と同じいい影があるらしい。

だからなのか、さんは講演会で突然太鼓やDDR2002年に私がゲーム会社に提案したから開発された」と自分起説を言い出す始末である (音声付きソース[外部])。しかし、太鼓は2001年発売、DDR1998年発売なので どう見ても大嘘です、ありがとうございました

ゲーム脳という名前ではあるが、ゲームだけでなくパソコンケータイ文字でもこの状態になるということになっている。『ゲーム脳の恐怖』に続く著書がITに殺される子どもたち 蔓延するゲーム脳』だったり、その次が『「」低下社会 ITゲーム子どもに何をもたらすのか』だったりであることからも、いかにさんがIT技術そのものに否定的(時代についていけてない)かよくわかることであろう。そんなわけで、ニコニコ見てるだけでもさんにゲーム脳呼ばわりされる標的になるらしいので、一応注意が必要だ。


症状


ゲーム脳の波が認知症患者と同じ状態とはいっても、認知症のように生活に支障を来すような重度の障を伴うわけではない。これは「若い人なら、前頭前野以外の部分は特に壊れていないから」という都合の良い理由らしい。

『ゲーム脳の恐怖』著者のさんは、ゲーム脳の症状として以下のような例を挙げている。

これらの症例の根拠は、さんの著書や発表を見渡す限り、たまたま波がゲーム脳と認定された被験者に対してさんが抱いた印主観と、簡単な聞き取り調 (例: 「キミ、忘れ物多い?」→「はい」→「これで3人か…ゲーム脳になると忘れ物が多くなる。φ(。。)メモメモ」) ぐらいで、科学的な分析や統計なんてどこにもない。もちろん、この程度のヤツならゲームをやらない連中に普通にいてもまったく不思議じゃないわけで、なぜゲーム脳が原因という結論にジャンプできるかの相は、未だに闇のベールに包まれている。

それどころか、さんは「いちいち波を見なくても、上記の症状があったらそいつはゲーム脳だとわかるんだYO」と、見ただけの判断を推奨する本末転倒なことを言っている。

それで、もしこれらの症状にかかってしまった場合、さんによるとこうなるらしい。

以上は全てさん自身によるである。言っとくけど、余計な脚色はしてないからな。

まとめると、さんによれば、自分にとって気に入らないことはなんでもゲーム脳が原因だということらしい。


治療法


ホンモノの認知症(アルツハイマー認知症など)の多くは根本的な治療法がないので、ゲーム脳も深刻である…と思いきや、さんによると、なんとゲーム脳は「1日15分のお手玉」をたった2週間続けるだけ治するらしい。

なーんだ、こんなに簡単に治るんだったら心配は用だね!!!!!!111


ゲーム脳と将棋


さらに、脳トレで有名な東北大学川島隆太教授や、東京大学大学院馬場教授によれば「プロ棋士将棋したり囲碁を打ったりしているときの波を「ちゃんとした波計」で計測したら、前頭前野は動いてなくて、ゲーム中の状態と似た結果になったよ。これがゲーム脳かは知らないけどね」という実験結果も出ているので、これをあてはめると将棋囲碁などでもゲーム脳となってしまう。

ただし、川島教授は「研究を進めていくうちに、ゲーム脳は全くの迷信・妄想だということがわかってきている。ゲーム中の普通リラックスしている状態」、馬場教授は「ゲーム脳って、単にゲームに慣れただけの状態でしょ」との見解を示している反ゲーム脳の立場である (ソース: ゲーム脳、言われているのは日本だけ[外部]川島隆太氏インタビュー[外部])。つまりこれらは、「囲碁将棋と同じなんだから別に問題ないでしょ」という意味を含んだ実験結果である。

当のさんはといえば、


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最終更新日: 16/06/19 17:30
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