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コード進行


ヨミ: コードシンコウ
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コード進行とは、機の流れを一部分、特に和音から和音のまとまりで切り取り明示したものである。


忙しい人のための概要


カノンコード王道進行ツーファイブさえ覚えれば作曲できます。れっつとらい。


忙しくない人のための概要


下に述べる基本的な進行を覚えてしまえば、ギター片手に作曲することができる。


基本のコード進行


元の協和音をトニカ(トニック)、4度を基音とする協和音サブドミナント、5度のをドミナントと言う。

そして、トニカをTサブドミナントSドミナントDと表記することにして、例えばTSDT(I→IV→V→I)と和音を連ねると、

このように、単純な曲の伴奏にすることができる。ちゃんと終わった感じのする、和音のまとまりを、カデンツ(終止形)ともいう。簡単なカデンツとしては、他にTDT、TST、TDST がある。T の所で複数のカデンツをつなげる、D に対するドミナントとして S を使う(一種の代理和音)などして、複雑なカデンツが作られる。


代理和音


和音を、別の似た和音に置き換えると、コード進行に変化を付けることができる。似た和音の置換えとして、例えば次のようなものがある。

代理和音で置換えすぎると、元の調から外れてくるが、それはそれで、別の調でのコード進行や、転調のつなぎなどに使うこともできる。


五度圏とコード進行


コード進行を視覚的に理解するための有アプローチとして「五度圏」の図を活用する方法がある。

五度圏はもともと調(五線譜の先頭の・♭の数)の遠近関係を視覚的に示すものだが、 和音も調と同じように「Cメジャー」「Aマイナー」のように呼ばれることから 「和音五度圏」として捉えることもできる。

通常、曲のコード進行は、五度圏の上でその調と同名のコードから始まり、その両隣(サブドミナントドミナント)のコードを経て、調と同名のコードに帰ってきたタイミングで「曲が終わった」ように感じさせる「終止形」を構成している。

また、「行調」と呼ばれる、同じ調号のメジャーマイナーのペア(例: C と Am、G と Em、など)についても、同名のコードが互いに代用されることが多い。 代用されるコードについてもドミナントサブドミナントコードを作れば、その調で合計6つの「ダイアトニックコード」が浮かび上がってくる。これらのコードだけを使ったコード進行であれば、転調したように感じることなく、普通に曲が作れる。このようにコード遠近関係を視覚的に把握するのにも五度圏が役立つ。

さらに、ルート音が同じでメジャーマイナーを変えたり(=同調に転調)すると、 五度圏の上で「調の隣近所」をはみ出して「直」に(=調号3個分)移動し、 いわゆる「短調にしてみた」「長調にしてみた」の雰囲気が出せるようになる。 内でこの感覚がイメージできれば、やがて自分の出したい雰囲気のコード進行を視覚的に導き出せるようになる(ね、簡単でしょ?)。


コード進行の応用例


大きな古時計」を例にとってみる。

この曲では和音の進行として、例えば TDTSSDT というカデンツを当てはめることができる。そして、普通の協和音や代理和音を置いていくと、置き方によって以下のサンプルの様に、色々雰囲気を変えることができる。

カデンツ:TDTSSDT をあてはめたもの
1回 C G C F Dm7 G C 普通
2回 Am E7/G# C/G D/F# F G {Csus4 C} マイナークリシェ
別のカデンツ、調をあてはめたもの
3回 C E7 Am C7(13)/B♭ F G C J-POP定番進行
4回 Am E7 E7 Am B7-9 E7 Am マイナー
5回 C Em7/B C7/B♭ A7 Dm7 G7 C メジャークリシェ
6回 A♭ B♭ C B♭M7 A♭ G {A♭B♭ C} サブドミマイナー多用
7回 Am D Am D Am D Am D ドリアンもどき
8回 Am7 D7 {G G7} {C Cm(9)} Am7 D7(13) {Gsus4 G} 属調

こういう感じで、様々な組み合わせで和音を並べることで、メロディに色を付けることが出来て、多音楽が生まれてくる。


その他の著名な進行



各ジャンルの音楽とコード進行


案外適当。そもそもJ-POPのような2・3の定コード進行で説明できるジャンルなぞほんの一握りなので、あくまでこんな進行が使われてまっせ程度の覚え書きである。


ロマン派音楽


ロマン義の時代にはコードネームは存在しなかったが、和の進行に関する基礎的な部分はおおむね同様の理論に基づいている。

ロマン音楽はおおざっぱに言えば感情的な表現を好む傾向にある。故にも、部分的転調による副解決進行のような、大胆でわかりやすい大味なものがよく用いられている。しかしながら理論としては大元の古典音楽を踏襲しているので、例えばIV△7→V7→IIIm7→VImのような後代で用いられた俗な進行 (特に例示の進行のIIIm7はアカデミックな理論分析では説明が難しい) はあまり出てこない。


ジャズ


コードネームの考え方が生まれた流の音楽である。明期において既にブルース進行の楽曲が録音されているのが確認できる。強な副解決進行が用いられているのは前代のロマンと共通する部分であるが、明確なツーファイブのカデンツ (ケーデンス、終止形) を重用したのも特徴である。後期にはコード進行そのものを否定した楽曲も作られるようになった。


ケイジャン・ザディコ・スワンプブルース・&c.


1950年代前後にった民俗系の音楽においては、IV - I - V - I などのような単純な進行が用いられることが多い。あまりアカデミックな和概念のなじまない民謡においてはよくあることだが、それでもBメロ (に相当する部分) にてドッペルドミナント (カノンコード参照) が用いられるなど和的特徴も見出すことができる。


ディスコ系ダンスミュージック


コード進行よりもビート感重視のジャンルであり、どトニックに終始する楽曲もあるが、歌ものなどメロディラインがはっきりしているものでは多少和的なコード進行も用いられている。


ユーロビート系ダンスミュージック


先述のディスコよりも定化・メロディアス化した、典的ないわゆる「打ち込み音楽ジャンル群であり、それまでに類を見ない程度にIV△7→V7→IIIm7→VImのコード進行が多用された。


J-POP・アニソン


90年代前後からのJ-POPは先述のユーロビートよりも定化・形骸化が進んでゆくようになった。コード進行も例に漏れず、メロディアスな楽曲によくあうカノンコードの頻出や一ビッグアーティストによる逆循環の多用、そしてIV△7→V7→IIIm7→VImの重用が特徴として挙げられる。特にIV△7→V7→IIIm7→VImは「このコード進行を使えば必ず売れる」と言わんばかりに売り上げ上位曲に用いられ、今日では (広義の) アニソンにも用いられるようになっている。


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最終更新日: 14/05/05 22:03
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