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>(:|三) ))) カサカサ...
jp | ゴキブリ |
---|---|
de | Schaben |
es | Cucarachas |
tw | 蟑螂,小強 |
ゴキブリ(蜚蠊)とは「御器かぶり」が転訛した名前を持つ、「黒くて硬くててらてら光ってて暗くて狭くて湿ったところが好きな、わりに速いせーぶつ」であり、昆虫網ゴキブリ目のうちシロアリ以外の総称である。出典:OVA『ジャングルはいつもハレのちグゥ デラックス』illusion Vサブタイトル。
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また忌避すべき愛らしい名称から別名「G」とも呼ばれることがある。
当項目では概要のイラストとアイコンを除き、それ以上の写真等は掲載していません。
リアルなゴキブリの写真が見たい方は記事下部にあるスクロール窓を参照してください。
ゴキブリ(蜚蠊) |
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長い触角、扁平な楕円形の体、発達した脚、油を塗ったがごとき体表等の特徴を持つ。触覚の感知能力は非常に高く、六本の足は瞬発性に優れ、何れも生存に適した進化を遂げている。おそらく日本人にとってもっとも身近な昆虫の一種であろう。
約3億年前の古生代から絶滅せずに生き残っており、現在は熱帯を中心に全世界に約4,000種が存在する。この為「生きた化石」とも言われる。又3億年も種として残存しているので「リア充」の範疇に入るかもしれない…ゴキブリ爆発しろ!
菌類、樹液、朽ち木、生物の死骸、仲間の死骸、糞、残飯、人間の垢や毛髪、和紙や油、プラスチックやゴムまで何でも食べる雑食性である。この雑食性のために、森では重要な分解者としてシロアリ共々一定の地位にいると言える。
散らかった家や下水道に居るイメージが強いが、地球上のゴキブリの大半は山の中などに棲息しており、全体のごく一部がたまたま都市部の棲息環境に居るだけに過ぎない。屋内よりも夜間の公園の樹木の方がよほど出没しやすく、夜中のゴルフ場なんて実は凄まじい事になっているが、野生のゴキブリは前述の通り自然の中で生きるごく普通の虫なのでそれでどうこうという事は全く無い。
主に害虫として認識されるのは所謂「人家生活型」の一部のゴキブリであり、便所や台所を経て健康者に病原体を媒介したり、熱・電磁波に釣られてか、機械類に侵入して内部の配線等を切断・破壊したりする。
活動している人間を襲って傷つける事は無いが、就寝中などにゴキブリに噛まれた事例は存在する。
また窮地に陥ると飛翔しての逃走を試みるため、時に人を驚かす。
ゴキブリの羽はあまり飛行には適しておらず、どちらかといえば滑空に近い。そのため、床から飛んで逃げるということは不可能であり、壁のある程度高いあたりに張り付いた状態から、羽を広げて滑空するというケースが多い。なお、このとき人間をわざと目指していると思われることがあるが、その理由は、適度な高さにある人間の体を着地点として定めてしまっているからであり、体を低くすると向かってこなくなることがある。
本来は皮膚からは殺菌作用のあるフェノールやクレゾールを分泌する森林に住まうきれい好きの昆虫である。人家生活型の生活をするゴキブリは何でも食べる雑食性故の不衛生な腐敗物・ゴミ等との接触があり、様々な病原体が検出され、体表面の病原菌の付着・ゴキブリの排泄物を通して病原菌の伝播の危険性がある。感染症ウィルス(ポリオウイルス・赤痢腸チフス・コレラ・腸炎ビブリオ・サルモネラ菌等々)や食中毒ウィルスなどが検出された例もある。有限会社ナカイ[ ゴキブリについてその2:ゴキブリの害・生活と行動習慣 ][外部]
このように、特に噛むこともなく毒も持っていないにもかかわらず純粋な不快さだけで害虫の頂点へ上り詰めた、ある意味無双の実力者である。
一応夜間に人間が寝ている間に噛みついたり、唇などから水分補給しようとしたりすることはあるが・・・
御器(食器)をかぶることから明治時代まで名前が、「ごきかぶり」だったが、文献の誤植で、「か」の部分が抜けてしまいそのままゴキブリとして誤って広まってしまったとされる。
▲住居に侵入したり、内部で繁殖することで知られるゴキブリだが、実際にはそれらの習性を持つ種は全体の1%以下にすぎない。
日本で目撃される、主な種は以下のとおりである。
「ゴキブリ」と聞いて多くの人が思い浮かべるであろう姿の種。
いかにも「ゴキブリ」らしい、あのイメージ通りの見た目ならおそらくコイツだろう。
その名のとおり、黒い種。幼虫は黒い体に2本の白い線、成長中の個体は赤茶色、成体は黒色である。
北海道を除く殆どの地域で生息しているが、本州でも太平洋側は宮城県、日本海側では新潟県以北では活動がほとんど見られない。 成体で約3cmほど。
日本で最も多く確認される種のひとつであり、住居に侵入する。
が、意外にも繁殖力は比較的低い種であり、むしろ巣を中心にした行動範囲が非常に広い種である。
また、生息分布はむしろ森林に多く、枯れ木などの重要な分解者としての地位を担っている。
飛ぶのは主にこいつ。加えて行動範囲も数百メートルと非常に広く、繁殖力の低さを行動力でカバーしている。
つまり、近所にこいつの巣があると配管等を伝って自分の所まで進撃してくることがあるということだ。
繁殖サイクルは意外にも長く、成体になるまでは1年以上掛かる。フンや、特に1cm近くある卵は見分けやすく、きちんと対策すればすぐ駆除可能。自宅内に子ゴキやフン等の兆候が全く無く、大型の成体が突然ぽつんと現れた場合は、自宅に営巣済みの可能性は低いので、過度に怯える必要はない。出現しても、丁寧に各個撃破を繰り返していればいつの間にか居なくなっている事が多い。
その名のとおり、茶色っぽい種。一見して分かる赤成分の強い赤茶色と、Gらしい風格がなく遠目に小さいコオロギ程度に見える体躯が特徴。黒い2本の線が走っている。かなり小型な種であり、成体でも15mmを超える個体は殆どいない。また、羽が退化しており飛べない。
飲食店では最も多く沸く種。職種によってはクロゴキブリよりもこちらに馴染みがある人も多いだろう。ビルのような建造物を好み、食材を放置していない限りは一般住居に営巣することは少ない。
というか、土台行動範囲が2~7メートルと非常に狭いため、例え隣室・隣家に巣があっても侵入してくることは少ない。一般家庭で繁殖するのは、既にチャバネが繁殖している飲食店に勤務している住人が持ち込んでしまったときか、新しく引っ越した物件ならば前に住んでいた人が繁殖させてしまっていたときぐらいしかない。
その代わり、繁殖力が非常に高く、俗に言われる「1匹見かけたら○○匹棲んでいると思え」というのは主にこの種を指す言葉である。産卵数と繁殖サイクルが高く、仮に温度と餌の量が最適な状態で1年放置した場合、単純計算で2万匹に増殖するといわれる。また世代交代頻度の高さから薬剤耐性が強く、毒エサを撒くとクロゴキブリが全滅する一方でチャバネは平然としていたりする。一度営巣されると根絶が難しく、体が小さい為に人の目や想像が及ばないような僅かな隙間に潜んで生き延びる(例:冷蔵庫の扉の縁のゴムの間やカーテンレール等)。気付くのが遅いと、人がまともに住めなくなり引っ越しを余儀なくする事例もあるので、早急に対応する事。行動範囲が狭いということは、一度出現したら家の中に巣がある可能性が高い、そして向こうから出ていく事は無いという事なので、こちらから手を打たなければみるみる増殖する。行動範囲が狭いので、同じ部屋の中でも巣の近くの一角ほどよく出没し、離れた一角には来ない事が多い。頻度の高い箇所を探せばすぐ近くにあるはずだ。根本の出現地点に関与しない限り、出現した個体を駆除しても何度でも現れる。
クロゴキブリと違い卵を持ち歩く。潰した時だけでなく、危機を察知するとその場に卵を残す事があるので、本体を仕留めても周囲を必ず確認する事。
しかし寒さに弱く、温度が一定でないと繁殖力が急激に弱まる。夏場に大量に発生しても、冬場に冷え込むと一気にその勢いは弱まってしまう。東海以南が主な生息地。もっとも、北海道であっても札幌市内のすすきのの繁華街ならば、非常に小型だが繁殖していることもある。
赤茶色をした大型の種。本項の見出し2にあたる欄のアイコンに、最もよく似た種。
住居に侵入する種としては最も大型であり、大きければ5cmを超える。また、攻撃的であり、人をかむこともある。
非常に温暖な地域に生息地は限られており、日本国内では沖縄が主な生息地となっている。しかし、本州でも温泉地などで細々と繁殖していたケースがあるほか、最近になって和歌山県で繁殖が確認されている。
大きいぶん見た目が非常に恐ろしいが、動きは遅く繁殖力も低い。
クロゴキブリに似た種。人家で営巣することはまずなく、森林で繁殖する。
▲ゴキブリの愛好家は世界中に存在し、日本でもペット用として様々なゴキブリが輸入されている。
ペットとして代表的なのは、オーストラリアに生息している、名前の通り鎧をまとったような姿のヨロイモグラゴキブリなど。ギザギザの足はやはりゴキブリだが、ダンゴムシがより大柄で逞しくなったような姿と、温厚でのろのろした生態が人気で、ゴキブリ嫌いの人でも割りと拒否感は薄いかもしれない。
1993年6月4日には岡山市でゴキブリの品評会が開催された。当時は大きさだけを競っていたが、その後も好評につき続いていき、やがてゴキブリの大きさだけで無く艶、触覚のそり方、仕草などさまざまなものを競うようになった上、近年ではゴキブリレースも開催されるなど、年々エキサイトしている。
ちなみに、ゴキブリの知能は(昆虫にしては)飛びぬけて高いといわれ、海外には、餌付けなどである程度手懐けることができると主張する学者や愛好家もいる。科学的な実証も試みられているものの、この説に関しては今のところ確かな根拠は無い。が、何度かにわたってこちらに敵意が無いことを刷り込んだ場合、人間が近寄っても動かなくなるという結果が見られたこともあった。
▲雑食かつ繁殖も容易なことから、様々な国で食用・薬用・実験用モデル生物として用いられている。清潔な環境下で育成すれば臭みも少なく、種類によっては可食部も大きい。調理法は食人口の多さゆえ多岐に亘るが、東アジアでは油揚げが一般的である。
日本でも、平安時代あたりまでは食用として利用していた節がある。
※ただし、これは食用種や野生種の話であり、一般家庭の台所などから見つかる個体は毒性物質の「生物濃縮」が進んでいる危険性が高く、食用は不適切である。
がしかし、2010年1月19日にニコニコ動画において、ゴキブリを食べているところを動画にしてうpした者が現れた。
投稿者は「ゲテモノキッチン」シリーズの廃水さんで、調理内容はゴキブリ味噌汁と生食である。
興味のある方は検索してみましょう。
その他、ある種は、漢方の世界では血行促進の妙薬として利用されていたこともある。
▲卵生の繁殖形態であり、オスゴキブリとメスゴキブリの交尾によって卵が発生する。が、単為繁殖も可能。
板状の卵鞘が並んだ卵から子ゴキブリが数十匹現れる。
余談だが、ゴキブリのメスが放つフェロモン「ブラッテラキノン」は非常に誘引能が高く、約1億分の1gでゴキブリが動く。
アメリカ合衆国などには、モデル生物用としてゴキブリの養殖・販売を請け負う業者がいるという。
中でもワモンゴキブリは評価が高い。
日本でも山形県のアース製薬の研究所で約60万匹のゴキブリを飼育している。現在定番のゴキジェットやブラックキャップはこのゴキブリ達の尊い犠牲によって生み出されている。
中国では3億匹のゴキブリにゴミを食べさせて処理するゴキブリゴミ処理場が実在する。また化粧品の材料など商業目的での養殖もある。たまに施設が爆発して中のゴキブリが逃げ出す。
▲もっとも単純で威力も高いが、いわばその場しのぎの対処法であり、家の中で繁殖している場合は根本的な解決にはつながらない。
一番単純でわかりやすく、高威力。そりゃ流石に潰されれば生きていけない。
しかし、人によってはどれだけ必死に追いかけても仕留められないこともある。そもそも、ゴキブリの素早い動きに追いついて直接潰せれば苦労はしない、という人が大半のはずである。
叩き潰した場合に置き土産を残す場合があるので要注意。オスを潰した場合、危機によりフェロモンを出し、他のゴキブリが寄ってくる恐れがある。メスを叩き潰した場合、体内にあった卵や幼虫が四散する場合がある。駆除したつもりでも周囲をきちんと掃除しないと後に惨事につながるので注意。
また、死んだふりをする知能があるため、動かなくなっても物理的に完全に破壊するまで油断してはならない。
代表的な装備は以下の通り。
ゴキブリは(虫にしては)知能が高い。人間にとって最も厄介な隙間に的確に走り込む判断力を持つので、突然ダッシュした場合も、逆にその知能の高さから無秩序に飛び回るハエ等より逃走先が予測しやすい。物陰の方向に向かって先回り攻撃すれば比較的容易に仕留められる。
万一見失った場合、ゴキブリの存在を知ってしまった為に、寝込みを襲われる危険に怯える事になり恐ろしい思いをする。できれば再捜索し確実に仕留めきるのが一番だが、それができない場合は、後述の設置兵器との併用で、人間本体が睡眠中でも罠の自動稼働での撃破が期待できる。
薬剤によるいわば毒殺ではなく、ガスの昇華・断熱膨張による冷却効果でゴキブリを凍結させる攻撃。
かつてライオンが発売していた「氷殺ジェット」が、このコンセプトで開発された商品だった。