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ゴルゴ13とは、さいとう・たかを(さいとう・プロ)の漫画(本人は劇画の呼称を使う)、またその主人公のことである。
▲ さいとう・たかを(さいとう・プロ)により1968年から「ビッグコミック」にて連載されている漫画であり、日本で最も長く連載が続くシリーズの一つ。フリーランスのスナイパー・通称「ゴルゴ13」の活躍を描く。
キャッチコピーは「超A級狙撃者のスーパー・アクション!」。
さいとう・たかをは執筆にあたって古くから分業制を採用しており、脚本家も作品ごとに異なることが多い。
脚本家それぞれの得意分野を生かすことで、社会情勢に切り込んだ作品をフィクションと交えて数多く輩出している。なお、さいとうは漫画を描く時下書きなしでキャラクターの顔をいきなりペン入れから始めているが、この作業にはかつてGペンを用いていたが、近年はそこらに売ってる市販のサインペンを何本も用意して太さを変えながら書いており、さらに原稿の乾きが悪い部分を煙草の火を押しつけて炙って仕上げるという豪快な作画方法をNHK「浦沢直樹の漫勉」で公開している。(これはゴルゴに限らず、他のさいとう作品でも同じ)
また、非ギャグ系の漫画としては、各話(連載2~3回分からなる)が独立している一話完結形式であることも大きな特徴。それぞれの話が独立した作品であり、単行本を全て揃えて順に追う必要がない。古書店などで単行本の一部を買い求めてもちゃんと楽しめる。単に「ゴルゴ13」という作品名の漫画は存在せず、「ゴルゴ13(エピソード名)」までセットで作品名であり、シリーズ全体を示す場合は「ゴルゴ13シリーズ」と表記する。
単行本はリイド社から発売されているが、掲載誌が小学館である関係上、単行本化は原稿の返却を待たねばならず、雑誌掲載から3年以上というかなり大きな遅れで収録される。
また、下記ファンの間で「幻の4編」と呼ばれる下記の未収録作品が存在する。
このうち、「告発の鉄十字」はビッグコミック SPECIAL ISSUE 別冊 特集ゴルゴ13シリーズ1996年1月1日号(別冊ゴルゴ)No.108に、「スワップ 捕虜交換」は一部設定を修正してビッグコミック増刊2007年10月号、12月号及び2013年のゴルゴ13&ビッグコミック45周年記念の総集編vol.171(ビッグコミック増刊ゴルゴ13総集編 vol.171 (2013年6月13日発行)にそれぞれ再録されている。
「幻の栽培」は実在のホメイニ師を登場させたことにより(話の内容も、実はホメイニ師は既に別人と入れ替わっているといった設定も問題視されたと思われる)、イラン大使館から猛抗議を受けたことで、「バチカン・セット」は同性愛描写やキリスト教に関する表現などが問題視され、未収録となったが、「バチカン・セット」は2018年1月26日発売の『改訂版「ゴルゴ13」リーダーズ・チョイス』において封印が解かれ、現在は容易に拝読が可能となった。
これにより、新作を除いた完全な単行本未収録作品は「幻の栽培」のみとなっている。(但し、国立国会図書館には所蔵があるので、興味がある人は郵便で利用者登録を行って遠隔複写サービスを使って読んでみよう)
[画像を見る] 遠距離からの狙撃を主とする超一流の殺し屋。無口で常に冷静沈着。初期を除けば感情を表に出すことは稀である。
ゴルゴ13はコードネームであり、デューク東郷、東郷十三などと名乗る。(但し、これらも本名ではなく“偽名”の可能性が極めて高い)
銃器だけでなく、その他の武器、格闘、乗り物の操縦、サバイバル術など何でもこなし、訛りのないきれいな発音で十数ヶ国語を話す事ができる。更に翻訳なら二十ヶ国語、広告として使えるレベルに扱える。大抵のことは自分でできるが、門外漢な分野に関しては専門家を雇う。ただし雇った際には酷使することが多く、平然と「3日で仕上げろ」等の無茶な依頼をする。ただしその無茶に見合うだけの札束をキャッシュで手渡しするため、断る人は余り居ない。
愛用の銃は「M16」。M16は狙撃銃ではなく突撃銃であるため射撃精度で劣っているが、それにも関わらずM16を狙撃用に使う理由として、本人は「俺は"一人の軍隊"だ・・・」と語っている。
とは言え、狙撃地点から標的までの距離がM16で狙撃するには遠すぎる場合はボルトアクションライフルなど、遠距離狙撃に適した銃を使用している他、依頼内容に応じて拳銃から重機関銃、バズーカまで幅広い銃器・火器を使用する。
なお、サイドアーム(予備の武器)としてM36(S&W製の5連発リボルバー)を携行していることが多い。
こうした戦術や銃器の扱い方などを何処でどういった経緯で習得したのかについては特に明らかになっていない。
勢力争いなどには一切興味を持たず、「己のルールを厳守すること」と「依頼を完遂すること」が興味の全てで、また、報酬以外の金を手にすることは決してない。標的を他人の手で始末された際に報酬を全額返却するなど、己に厳しい真のプロフェッショナルである。また、漫画中においては心理描写の吹き出し内が「・・・」であることが多く、普段の思想思考などは理解できないことが多い。
なお、人種や国籍、経歴など、能力以外の人物像がほとんど不明であることでも知られている。以前は年齢設定が定められていたが、作品の超長期連載により事実上消滅している。初期からの設定で今も顕在なのは『血液型がA型』、『利き腕が右』ぐらいである。(利き腕についても、どちらでも使えるように訓練されているため、本当に右利きであるかどうか疑わしい)
ゴルゴの出生に関しては諸説あり、日本人や中国人、あるいは日満混血とも日露混k・・・
番号 | 具体例 | 説明 |
1 | 握手をしない | 「利き腕を他人に預けるほど俺は自信家ではない。」から握手をしない。 ただし情報入手や潜入時など、社交辞令として握手をしないと不自然な場合には 握手をする。また依頼人が変更された場合には、わざと握手をして相手の筋力を 測る事もある。 |
2 | 仕事前に娼婦を呼ぶ | 理由は不明。 一種の験担ぎではないかと作中では述べられている。 |
3 | 他人に背を見せない | 恐らくゴルゴ13の中で一番有名な行動。 人の話を聞く際は必ず壁などの固い物を背にする。 この行動を逆手に取り、『背後に立つ』→『背後に立った相手に手刀』→ 『相手が死ぬ(傷害を負う)』→『現行犯(公務執行妨害)で逮捕だ!』は 一種のテンプレになっている。 ゴルゴが車を運転し、後部座席に人を乗せていることがあるのは内緒。 |
4 | 出された物は疑う | スパイ映画などでもお馴染みの習慣。 飲食物の場合は相手に食べさせ、薬の場合は相手に使わせる。 ただしレストランなどで普通に食事をしていることがあり、重要視してない可能性も。 |
5 | 熟睡から即座に覚醒 | 寝ていても敵が近づくと一瞬で気付き、反撃に移る。 靴を履いたまま寝ていることもあった。 |
6 | 高い学習能力 | 新知識(技能)が必要な時は専門家から教わる。 1週間など極めて短い期間で習得し、その専門家から驚かれるのもテンプレ。 |
7 | 0.17秒 | 後ろに振り向きつつ拳銃を抜いて、撃つまでの時間。 これは『1秒あたり24コマのフィルムで行動開始から4コマ目に発砲した』ことから。 |
8 | 任務外における 生命への不介入 |
任務外のゴルゴ13において見られる行動。 トレーニングの道中で、転がる鳥の卵を無理な体勢で避ける等、 普段見る事の出来ない一面である。 |
基本的に、依頼者が直接ゴルゴ13と接触する連絡ルートは無く、仲介者を通すことになる(偶然・必然を問わずゴルゴ13と接触できる程度に接近し、直接接触するという方法もあるにはある)