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ストライカー装甲車


ヨミ: ストライカーソウコウシャ
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ストライカー(Stryker)とは、アメリカ陸軍の装輪装甲車ファミリーである。


概要


スイス・モワグ社の装輪装甲車ピラーニャのカナダ向けモデル(LAV-III)をベースに開発され、後述する様に多数のがある。
なお、名称の『ストライカー』は戦死後に議会名誉勲章を受章した2名の兵の名字から採られている。


主な派生型


M1126ICV

基本で乗員2名+歩兵9名を搭乗させる。武装としてRWS(遠隔操作座)が備えられ、12.7㎜重機関銃M240㎜MK.19グレネードランチャー、7.62㎜汎用機関銃M240のいずれかを選択できる。
防御は鋼+セラミック系の複合装甲を使用するが重機関銃弾or弾片に耐えられる程度。
但し追加装甲の装着も可ではあるが輸時の装着は不可。

M1127RV

偵察仕様TVカメラ+赤外線センサー+レーザー測定器をめた『LRAS3』複合センサーを備えている。これと引き換えに歩兵の搭乗数は5名に減らされ、座も有人式になっている。

M1128MGS

突撃仕様。後部キャビン105ミリ反動ライフルを装備しており、2007年より実戦配備が開始されている。体装甲は兵員輸送と同様なので、重機関銃弾の直撃を防ぐ程度である。重量が20トンえるので、C-130に搭載する場合は装備の一部を外して別便で送ることになる。アメリカ陸軍 写真特集:時事ドットコム[外部]

M1129MC

自走迫撃仕様内に120㎜迫撃を搭載。試作では外に迫撃を出さなければ射撃ができなかったがイスラエル製の反動軽減機付迫撃システムの採用で内射撃が可になった。
なお、必要に応じて81㎜、60㎜迫撃外牽引で輸送することもある。

M1134ATGM

戦車駆逐仕様TOW対戦車ミサイル連装発射機を搭載。

M1296ICV-D

歩兵戦闘車仕様人式30㎜機関を装備。内に照準機や弾薬類をめた結果、M1126と同数の搭乗歩兵を確保した。


背景


1990年代アメリカ陸軍湾岸戦争以後、ソマリア内乱(モガディシュの戦い)など数々の地域紛争を経験することになる。そこでめられたのは従来の緊急展開部隊(軽歩兵)より重装甲・重火力で、かつ、従来の機甲部隊より戦場への展開に優れた部隊だった。

1999年アメリカ陸軍が発表した再編成(トランスフォーメーション)の一環として、エリック・シンセキ将軍が提唱したのがストライカー戦闘団(SBCT)構想であり、C-130などで輸可サイズの装輪装甲車ベースとし各種バリエーションによる車両を備え、従来の緊急展開部隊(軽歩兵)に対して装甲・火力・そしてRMAの一環としてC4Iなどのネットワークを付与することが構想の中核だった。

その構想に基づき開発されたのがストライカー装甲車ファミリーである。


その現状について


鳴り物入りで導入されたストライカー団(SBCT)だったが、エリック・シンセキ将軍が唱えた構想からは幾分外れてイラク戦争に投入される破になる。

シンセ将軍の当初の意図は、当時アメリカ陸軍に足りなかった機動と装甲を兼ね備え、かつネットワークで統合した諸兵科連合(コンバインド・アームズ)化された部隊(戦闘団)という柔軟性のある部隊を持つことで、従来の機甲部隊・歩兵部隊を補することが的であって従来の兵を置き換えるためではなかった。

ところが、時の防長官ラムズフェルドがこの運用を勘違いし、高度なネットワークによるRMA化された部隊としてストライカー団を考えたふしがある。RMA、つまりネットワーク技術で敵兵に対して兵を集中できるなら、その持ちうる兵はきわめて限られた少数精鋭でよい…とでも考えていたのだろうか。

結論から言うと、イラク戦争以後のストライカー団は苦戦しているといってもいい。

理由は簡単で、C-130に積めるという条件のためか装甲は薄い装輪装甲車であることには代わりがく、現地のゲリラ組織が使うようなRPG-7や、IED(即席爆発装置)に耐えられるだけの装甲ではないため、スラット装甲と呼ばれるかご網のようなシロモノや追加装甲を付け加える必要が生じる。

また駆動装置がタイヤ式であるため、その使い勝手は良いが、道路が整備されていない地域では地形によって路肩外走行に制限が加わる可性がある。各車両間を結ぶネットワーク技術があっても、対テロ・対ゲリラに対しては決して有効的ではないことが現地での戦いぶりからも明らかになっている。

当初、カナダ軍もSBCT構想を踏まえて自戦車を撤ストライカーMGSに代替する計画もあったがイラク戦争以後の戦訓を踏まえてこれを撤回。レオパルド2を導入しているケースもある。

ただしこれはSBCT構想の限界というわけではなく、投入された戦場が向いていなかったというだけで、本来は紛争地域などにすばやく兵を展開することが的であり、そこでをすえて戦うような部隊ではないのだ。当の構想者であるシンセ将軍は、ラムズフェル防長官のイラク戦争に伴う少数の部隊のみの投入に反対していたことも触れておきたい。(結果的に占領以後の混乱をみていると十分な兵投入を唱えたシンセ将軍の見識が正しかったといえるだろう)


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最終更新日: 20/03/08 10:54
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