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ソロモン王


ヨミ: ソロモンオウ
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ソロモンの名前を持つものに関してはソロモンの記事を参照。

ここでは古代イスラエルの王であるソロモンについて記述する。


概要


ソロモン王とは、旧約聖書の「列王記」に記されている古代イスラエルの三代王にして、同を最盛期に導いた人物である。優れた政治家であるともに人並み外れた知恵者でもあり、欧圏においてはアーサー王を補佐したマーリンと並ぶ、偉大な魔法使いとしても知られている。その魔法は悪霊(悪魔)、精霊の使役がで、魔法使いカテゴリとしては召喚士(サモナー)ということになる。


経歴


古代イスラエルの二代王ダビデは、戦いによってカナアンの統一に成功した偉大な王であったが、臣の妻と不義の関係を結んでしまい、その臣を死なせてしまう。彼女との間に生まれた第一子はヤハウェの怒りに触れて死に、第二子として生まれたのがソロモンだった。生年は紀元前1011年ごろと言われる。

紀元前961ごろ(異説あり)に即位し、エジプトファラオをめとってギデオン所にげものをすると、夢の中にヤハウェが現れて「望むものをさずけよう」と告げた。この時ソロモンが「知恵」をめた結果、世に並ぶ者のない知恵者になったという。その知恵によってソロモンは内政外交の諸問題をことごとく解決し、3000あまりの格言や教訓、を残し、また動物と会話し、魔術を駆使して奇跡を起こした(余談だが、知恵者としての歴史的裏付けはない)。彼の統治中、イスラエルの領土はユーフラテからガザにまで達するほとだった。

ソロモン全盛期のころ、イスラエルはおおむね平和を保っていたため、交易によって巨万の富を築くことができた。これによって大規模な国家事業も可となり、エルサレムに7年がかりで殿が、13年がかりで宮殿が建造された。この殿には、先王ダビデ時代からの悲願だった「契約櫃)」が収められ、ついにエルサレムは名実ともにユダヤ教聖地となったのである。

見事な殿と宮殿は、と王の権威を万人に知らしめるのに十分だったが、足りなかった費用は重税と強制労働という形で民にのしかかった。またソロモンは各から700~1000人の妃をめとり、彼女らが持ち込んだ各地方宗教を容認したため、排他性の強いユダヤ教徒たちの反感を招いた。さらにソロモンの出身であるユダ族優遇が、部族間対立の火種としてくすぶっていく。

紀元前同931年ごろにソロモンが死去すると、これらの問題が表面化。部族対立から始まった内乱が拡大し、ついにイスラエルは北のイスラエルと南のユダに分裂してしまう。両ともその後バビニアなどによって滅ぼされ、多大な労と年を費やして作られたソロモン殿も同586年ごろ破壊された。

このように、ソロモン古代イスラエルの最盛期を築き、ユダヤ第一の賢者と讃えられるいっぽう、古代イスラエル崩壊の原因も作った、相反する経歴を持つ人物である。


ソロモンの魔術書


今でこそ偉大な魔術師として名をはせているソロモンだが、中世に彼の著書とされる魔術書が登場するまで、ほとんど注される存在ではなかった。特に彼の著作とされる魔術書が氾濫するようになるのは、「レメゲトンソロモンの小さな鍵)」発見以降になる。

このほかに「ソロモン鎖骨」「賢者の石論」「観念の亡霊」「九個の指輪の書」「九個の台の書」「精霊の三つの形の書」「魔神を追い払う刻印」「ネクロマンシー論」などがソロモン王の著名で出版された。


ソロモンの魔法


ソロモンが召喚術を行使するにあたり、よく用いたのがペンタクルと呼ばれる特殊な図形で、金属メダルに描かれた。この図形は同心円を基本に、曲線や直線、文字、シジル(印章、印形)などを組み合わせて出来ている。その種類は数で、用途によって図形、素材インクなど細かく規定されている。

これには呼び出した対を恐れさせる効果があり、命を下すのに必須であった。他にも麻で織った純法衣、香や香油、の冠、魔方陣を描くのに使う小蝋燭や炉などの照明聖水、供物(動物の血)が必要とされた。さらに悪魔精霊惑星の影を強く受けるため、日取り、齢、星座の位置、時間帯を考慮したうえで、召喚対を縛る魔方陣と術者を守る魔法陣を描く必要があった。

またソロモンはあらゆる動物植物と会話できたが、そのになっていたのが魔法指輪だった。ある時、浴びをしている時に、うっかり紛失したことがあったが、幸いにして下流の漁師がから発見してソロモンへ届けたため、を失わずに済んだという逸話がある。


ソロモン72柱


レメゲトンによれば、ソロモン王は天使の名を使って重要な地位にあった72体の悪魔自由に使役し、最終的にはそれらを鍮容器に封印したという。悪魔たちを封印した容器はバビニアのあるに沈められたが、のちに何も知らない者が引き上げて蓋を開けてしまい、悪魔たちは世界中に散ったと言われる。彼らは「ソロモン王の72悪魔」「ソロモン72柱」などと呼称される。ニコ動的に「72」というと「THE IDOLM@STER」の如月千早だが、今のところあまり関係ない。くっ。

ちなみに72という数字は占術における全ての領域である12宮を更に六分割した合計数でもある。名前やも被っている悪魔や見たや性質が記述されていない悪魔も混じっていることや、「悪魔の偽王」にも記述されていない悪魔がいることから、72柱の中にはこれらの数字にあわせる数合わせの存在として作られた悪魔もいるのではないかという説を提示する悪魔学者もいる。
悪魔の偽大」に記述されていない悪魔は「ヴァサゴ」「セエレ」「ダンリオン」「アンドロマリウス」の4柱となっている。

ソロモン72柱の悪魔たちの序列は悪魔同士での権や強さをそのまま示したものではなく、ソロモン王が悪魔を封印した順番につけたもので出席番号のようなものとされる。世界的な知名度を誇ったベリアルバアルアスモデウス、アスロトといった大悪魔たちがマイナー悪魔に挟まって紹介されていることや、爵位順に番号が振り分けられていないこともこの説を裏付けている。

72柱の解説についてはレメゲドンや悪魔の偽王にも掲載されていないものも多いが、これは長い年をかけて後世の人々の創作や信仰によって付け足されていったためとされている。特にコランド・プランシーが執筆した「地獄の辞典」でつけられた内容や挿絵は人気を博し、多くの悪魔学や創作物に影を与えた。

以下に悪魔たちの簡単な解説を掲載する。
いくつか呼び名がある者に関しては、よく知られている方を採用した。


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最終更新日: 19/05/11 21:20
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