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ダークマージとは、ファイアーエムブレムにおける異端の禁呪の魔法の使い手である。
魔法の系統は作品によってばらつきがある上この系統はクラス名が一定しないが、いわゆる「異端の魔道士」について、他の魔法系と比較しながら扱う。
魔道士同様魔法の力で攻撃する者であるが、若干異常な性能を持っている者たちが多く属する。
原則として直間両用のユニットであり、やや打たれ弱い事が多い。
シリーズ初期では魔法の種類がまだ分化しておらず、僧侶と魔道士の上級職すら同じであったが、闇の司祭ガーネフのような悪の魔道士やマフーのような暗黒魔法と言うべきものは存在していた。
その後、聖戦の系譜で魔法の系統が分化し、暗黒魔法を使うロプト教団、及び敵専用のロプトマージが登場した。
このとき、シャーマンというクラス名も登場したがクラス的には光魔道士で、光の聖戦士ヘイム直系の者のみという特殊なポジションであった。
封印の剣以降は神秘の古代魔法、或いは未知の魔法と言うような扱いで登場し、闇魔法使いとしてのシャーマンを本格的に仲間として使用できるようになった。
宗教色が強い光魔法、魔道士の王道である理魔法と比べるとやはりすこし捻られており、ひねくれ者、隠者、或いは学者のようなキャラが多い。
GBA時代の三すくみ上では理魔法に強いため魔法の打ち合いで有利だが、素早さが低めだったり闇魔法自体が重かったりで結構扱いには難儀する事も多い。闇魔法に特殊な魔法が割り振られている場合もあり、その際は非常に強い。
敵としては非王道魔法として西方三島やサカなどの異文化地域に登場したりすることも多い。
当然だが、単純に悪の魔道士として敵にもかなりの数がいる。
クラスとしては「暗黒魔道士」と言えるものは登場していないが、物語の黒幕として闇の司祭ガーネフが暗躍する。
彼が操る暗黒魔法「マフー」はあらゆるダメージを無効化する恐ろしい力を持ち、唯一マフーに対抗できる魔法「スターライト」がないと倒すことができない。
倒せなかった場合ファルシオンは手に入らないが、それでも詰みにはならない。
敵限定のクラスで妖術師と祈祷師がいる。敵専用の魔法「妖術」で攻撃してくる。
特筆すべきは「メデューサ」と「メサイヤ」か。
メデューサは当たるとHPが1まで減る妖術で、妖術師のヌイババとガネフが使用する。
メサイヤは祈祷師全員が標準装備している妖術で、モンスターを召喚できる。ゾンビからビグルまで、術者により召喚されるモンスターは変わるが、いずれも頭数が増える点で厄介な代物である。基本的に召喚元を倒せば全て消滅する。
また妖術師は白魔法「リカバー」か「リザーブ」を使える。リカバーは大したことはないが、全員回復の効果を持つリザーブを毎ターン回復床の上からかけられてはたまったものではない。早急に処理したほうがいいだろう。ちなみにリザーブ持ちの妖術師が登場するのは、プレイヤーがリザーブを覚えているユニットを仲間にするより遥かに前である。
祈祷師のジュダはターン数が4の倍数にしか攻撃が通らない。
「賢者の里」で対ジュダ攻略のヒントが聞け、「4、8、12…」というのがヒント。これは禁句になっているらしく、ヒントを話した村人はジュダの呪いにより死んでしまう。
敵専用 |
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ダークマージ(魔法・杖) |
暗黒竜と光の剣に続き、復活したガーネフが再び暗躍する。
第一部のガーネフは司祭だが、第二部では敵専用のダークマージとなっている。
相変わらずマフーでスターライト以外の攻撃が無効化されるため、ぜひともスターライトは用意しておきたい。
敵専用 |
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ダークマージ(闇B・杖B) |
ダークビショップ(闇A・炎A・雷A・風A・杖A スキル「追撃」) |
ダークプリンス(闇★・炎A・雷A・風A) |
この作品から一括りになっていた魔法が属性別に分けられ、クラスによって使用できる魔道書の属性が制限されるようになった。
本作の闇魔道士系は敵専用で、マンフロイを中心として暗黒神ロプトウスを祀る異端の教団、ロプト教団の一員として暗躍している。
今作のラスボス・ダークプリンスのユリウス(皇族マイラ直系・魔法戦士ファラ傍系)は「暗黒魔法ロプトウス」を持ち、その効果でナーガ以外の攻撃を半減する。
魔法はロプトウス含めて4種と少ないが、序盤で遠距離魔法のフェンリル、後半は当たると強制的にHPを1にするヘル(+スリープ)が脅威。
なお本作にもシャーマンが登場するが、他の魔道士と一線を画する光魔法の使い手となっている。
→僧侶(ファイアーエムブレム)
下級 | CC | 上級 |
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ロプトマージ(闇・炎・雷・風・杖) | ⇒ | ダークマージ(闇・炎・雷・風・杖) |
ダークビショップ(闇・炎・雷・風・杖) ※敵専用 |
5作目にして初めて味方ユニットとして闇魔道士が味方として使えるように。元ロプト教団で、現在は盗賊団「ダンディライオン」に身を置く魔道士セイラムが味方になる。
闇の魔道書は店には売っていないが、システム上敵からいくらでも奪えるので在庫には全く困らない。
取り分け遠距離魔法「フェンリル」の入手が容易なのが嬉しいところである。
セイラム本人は下級職から杖と魔法が使えるもののスキルなし・ステータスはそこそこと他の魔道士に比べると見劣りする部分があるので、この点で差別化を図りたい。
また、通常戦闘では闇魔法の重さが欠点となり、本人の幸運の低さもあって使いづらい事もある。
フェンリル目的に闇魔法を鍛えるのか、普通の魔法ユニットとして他の魔法メインで行くかは早めに決めた方が良い。
なお、杖使いとしてはクラスチェンジ後のレベルBが保障されており、技の伸びもそこそこあるので非常に優秀。
敵が使うと毒のステータス異常が発生する魔道書「ヨツムンガンド」「ポイズン」もあるが、こちらが使うときは効果が削除されていたり、魔道書自体が変わってしまったりといった措置が取られているのが残念。
ラスボスとしてはロプト教団の司祭ベルドが登場。
クラスは専用…でなく敵汎用職のダークビショップ。(敵専用とはいえ)汎用職のラスボスは彼が初なのだが、マップさえなんとかすれば捕獲して解放すると勝手に死ぬレベルのあっけなさ。
ステータスもトラキアのみでみれば高い方とは言えず、はっきり言って弱い。
下級 | CC | 上級 |
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シャーマン(闇) | ⇒ | ドルイド(闇・杖) |
今作での闇魔法は神秘の古代魔法に近く、闇魔法を使う「シャーマン」が味方として使用可能になった。
味方としてはルゥの弟である少年魔道士レイ、ナバタの里の預言者ソフィーヤ、山の隠者ニイメが仲間になる。
上級の闇魔法は重いため使いにくいが、HPを吸収できる「リザイア」が便利。重さが6であるため攻速がほぼ落ちないことも良い。
遠距離魔法では「イクリプス」がある。これは命中10ととてつもなく低いが、当たれば相手の残りHPを1にするという聖戦に登場した「ヘル」の遠距離版。しかし、技と幸運をカンストさせても命中は73(支援効果をフル活用しても98)が限界なため、敵ユニットに向けてよりも壊れる壁の破壊に使われることが多い。
また、神将器「黙示の闇アポカリプス」は作中最強の攻撃力と魔力+5の補正により作中最強の破壊力を誇る。特に竜系相手なら一撃必殺レベル。
余談だが、闇魔法の演出はかっこいいけどムダに長いため、戦闘アニメーションをオンにしているとプレイアビリティを損なうのも難点と言えば難点。
下級 | CC | 上級 |
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シャーマン(闇) | ⇒ | ドルイド(闇・杖) |
災いを招く者(闇・理・光・杖) ※ネルガル専用 |
味方として仲間になるのは学者系魔道士のカナスのみ。
(最終章で仲間になるアトスも闇魔法を使えるが大「賢者」であるためここでは省く)
味方唯一の闇魔道士ということで最終盤以外で闇魔法を使うなら必ず彼を用いることになる。
重要なのは闇魔法に威力0だが敵の魔防を無視する月光剣のような魔法「ルナ」が登場したことで、重さこそ12と重いが、それを差し引いても高い命中率と必殺補正を備え、魔力が20あればどんな敵でも即死させうるという文字通り「キチガイじみた」性能を誇っていた(一部ボスはHPが60以上だが)。
カナスはこの魔道書が使えるというだけで一軍当確と言えるが、本人のステータスもなかなか高く、支援相手に癖があること以外は非の打ち所が無い強さ。魔法系故に耐久面こそちょっと頼りないが、積極的に戦わせれば大きく伸びてくれるキャラである。
以上のようにルナは使い手の性能と相俟って非常に頼りになるが、道具屋で買えるのは最下級魔法である「ミィル」のみなのでご利用は計画的に。
封印で出た「イクリプス」も登場するが、命中が30になっている代わりに、当たった相手のHPを半分減らすという仕様に変更されている。
また、前作では遅すぎて不評だった闇魔法のエフェクトが速くなりストレスが減った反面、重量が重くなっており(ミィルですら5→8、リザイアは6→14)度々攻速を下げる原因となった(カナスの体格が7→8なため、ミィル以外では大幅に攻速が落ちる)。ストーリーの時系列的に考えると18年の間にずいぶん軽量化されたものである。
敵としては、ヘクトル編第19章異伝で黒い牙の『夕影鳥』テオドルなどがいるが、実は敵としての登場は意外と少ない。
また今回の首謀者であるネルガルは、アトスの大賢者に対して超ドルイドとでもいうべきクラス『災いを招く者』(英語版でのクラス名はDarkdruid)となっており、専用魔法「エレシュキガル」を用いる。
その他、八神将の『謎多き者』ブラミモンドがチョイ役で出てくるが、彼(彼女?)は(「すぐ行く」と言ってはいたものの)作中で死んではいないため、生きたままロイの活躍を眺めていた可能性があったりもする。
下級 | CC | 上級 |
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シャーマン(闇) | ⇒ | ドルイド(闇・理・杖) サマナー(闇・杖 スキル「召喚」) |
ネクロマンサー(闇・杖 スキル「召喚」) ※リオン専用 |
見習い | CC | 下級 | CC | 上級 |
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魔道士見習い(理) | ⇒ | 魔道士見習い2(理) | ⇒ | 魔道士見習い3(理・光・闇) |
⇒ | 賢者(理・光・杖) | |||
⇒ | 魔道士(理) | |||
⇒ | マージナイト(理・杖) | |||
⇒ | シャーマン(闇) | ⇒ | ドルイド(闇・理・杖) | |
⇒ | サマナー(闇・杖 スキル「召喚」) |