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DEADPOOL(デッドプール)とは、アメリカのMARVEL COMICS出版のX-MENシリーズに登場する傭兵であり、ヒーロー?である。初出はヴィランだったかもしれないけど、取り敢えず今はヒーローということにしておこう!俺ちゃんとの約束だよ!
カプコンの「MARVEL vs. CAPCOM 3」でほぼ原作まんまでプレイヤーキャラクターとして登場。
映画「ウルヴァリン X-MEN ZERO」にも登場するが、こちらは他の映画版X-MEN同様、完全にオリジナルキャラ化してしまっている。
だがしかし、待望の単独実写映画『DEADPOOL(デッドプール)』として2016年2月8日に全米公開!
同年6月1日に日本にも来ちゃうぞ!そして10月5日、DVD&ブルーレイ発売!1人100枚買って!
(R-15指定だ!お子ちゃまはあっち向いてホイ!)
(ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ第27話「禁断のヒーロー登場?」にも登場!DVD借りて見てネ!
…ところで、あっちの方のMCUとかいうのに俺ちゃんは出ないの…?)
2018年5月18日には実写映画続編『DEADPOOL2』が公開。前作に引き続きR-15指定された。日本では6月1日公開となった。同年12月12日にはPG-13指定に修正された『Once Upon a Deadpool(原題)』がアメリカで公開された。修正版と言いつつ、新規撮影シーンが入っていたりする。
本名はウェイド・ウィルソン。ネジの外れまくった頭と優れた戦闘技術、驚異的な治癒能力(ヒーリング・ファクター)の持ち主。
ウルヴァリンと同じくカナダの超人兵士計画であるウェポンX計画の被験者で、彼の場合は末期の肺ガンを治癒するために自ら志願している。だがその研究施設は非人道的な実験で醜悪なミュータントを作り出し、そいつらに殺し合いをさせた挙句、誰が最初に死ぬかという賭け(デッドプール・ゲーム)をして楽しむというマジキチ施設であった。
ウェイドはウルヴァリン由来のヒーリング・ファクターを植え付けられたことで死を免れたが、代わりに全身がガン細胞と化し、到底見られない風貌になってしまった。施設から逃げのびた彼は常にマスクを被り、実験施設の蔑称から取った「デッドプール」を名乗るようになる。変態仮面とかいうな。どのぐらい気にしているかというと、マスクを被らなければ電話にも出ないほど。人前で自分からマスク取ってた?知らんなぁ。
殺されても死なない醜い身体となった彼は人間として生きる実感を失い、少しでも多くの刺激を求めて常に危険の中に身を置くようになる。やがて精神も病んでいき、自分の死をはじめ、何事も真面目に捉えない性格になっていった。ちなみに、当初はまともだったけど顔面が崩れたせいでおかしくなったとする説と、元々小学生の時に自分の学校に放火するような基地外だったとする説があり、判然としない。多分本人も覚えていない。
戦闘中ですら下品でくだらないジョークをマシンガントークで繰り出し、ノリで危険の中に飛び込んで大怪我をするのがパターン。スパイダーマンも同じく戦闘中にジョークを言うがこちらはそのジョークさえも武器に戦っており、デッドプールは本当にやかましいだけ、という点で異なる。女子供にも容赦しないシリアス路線のX-MENシリーズにおいては貴重なコメディリリーフである。
だが、性格はともかく戦闘能力は非常に高く、ハンドガンやサブマシンガンなどの銃器を器用に使いこなし、ナイフや格闘術に長け、さらには何故か日本刀や手裏剣に至るあらゆるものを使って相手に暴行を加える。MVC3においてライフゲージで対戦相手を殴るシーンは、彼を知る者に爆笑をもたらし、知らない人を唖然とさせたと思われる。傭兵なのに刀だのサイだのヌンチャクだのの扱いに長けているのは変に思えるが、アメコミの傭兵って大体そんなもん。
身体能力はウルヴァリンと同程度であり、車を持ち上げるような力はないが、銃火器や刀を振るうには充分な力を持っている。ウルヴァリンから移植されたヒーリング・ファクターに加えて、サノスから「絶対に死なない呪い」を掛けられており、実際絶対死なない。頭吹き飛ばされても一ヶ月で元通りになるほどだが、これより上がいるというからMarvel世界は恐ろしい。
瞬間移動装置をベルトに装着しており短距離のワープも可能だが、肝心な時にバッテリーを忘れたり、ケーブルのテレポートに引っ張られたりと、あまり役に立たない。
最近になってヒーリング・ファクターと引き換えに顔面が元のハンサム顔に戻った。おかげで性格がまともになった……かどうかは怪しい。少なくとも、黄色いフキダシはそのままだった。
で、片手の指がなくなったりタスクマスターに訓練を受けたけど結局殴りあったりといった紆余曲折の末、以前から何度かやり合っていたブラックトム・キャシディという植物を操る能力を持つミュータントとの戦闘において、ケツにガソリンスタンドから引っ張ってきたホースを挟んで火ィ点けて火炎放射器!・・・・案の定、顔に火が乗り移って顔面は元に戻った。それにアベンジャーズvsX-MEN展開でX-MEN側のワイルドカードになるミュータントの一人だと予告されていたが別にそんなことはなかったぜおいコラMARVEL編集部どういうことよ!?
尚、AvX後に始まる予定のマーベルNOW展開において、レッドハルク、エージェント・ヴェノム、パニッシャー、エレクトラと共にヒーローチーム「サンダーボルツ」へ加入することがすでに決定している。多分、この頃にはヒーリング・ファクターも戻ってるんじゃないだろうか。
兵士としての側面が強いケーブルとは、戦友と言って良い間柄である。出会い頭に頭を吹っ飛ばされても許すし、
ケーブルが死んだときは弔いとしてケーブルの格好をして独裁国家の軍隊に単身挑んだほど。独裁国家を倒した英雄として国民が呼び掛ける名前は、ネイサン・サマーズ……そう、デッドプールはケーブルの名前を名乗ることで、ケーブルに「独裁国家を倒した英雄」としての栄誉を与えたのである。
シビア過ぎる生き方と性格のケーブルも、本人がいなくなった後に「ありがとうデッドプール。俺はお前を尊敬しているよ」と呟いたり、ピンチのデッドプールに未来から武器を送ったりしていた。出会い頭に頭をふっ飛ばしたのも、ちょっとイカレた過激なスキンシップと考えられる。
また、スパイダーマンには一方的にちょっかいを出しており、スパイダーマン側からは煙たがられている。アパートに押し掛けられそうになって全力で拒否したり、全身タイツの上からメイド服を着たデッドプールを鑑賞させられたり、一緒にヒットモンキー(殺し屋のニホンザル。割と強い)を撃退したりする。
元々デッドプールのデザイン時、参考にしたキャラクターの一人がスパイダーマンだったのが運の尽きである(ピーターの)。
また、MARVEL世界において死を司る神デスとは、相思相愛といって良いほどラブラブ。おかげでデスに惚れているサノスにブチ切れられ、死ぬことで出会えるデスとデッドプールが顔を合わさないように、二度と死ねない呪いを掛けた。
何しろサノスは、デスの気を惹くために宇宙の生命の半数を一瞬で消滅させたのである。そこまでするほど惚れた女が、こんなワケのわからない男に靡いてたら、誰だって発狂するというものである。
しかし、呪いが掛けられた後も二人は何度か会っているらしい。サノスはこの件で泣く権利があるよね。
かと思っていたら、全く関係ないサキュバスの女王・シクラーと結婚式を挙げた。しかも結婚式には大勢のヒーローが出席し、表紙に集まったヒーローの数でギネスブックに掲載された。(マジです)
デスたんもこの件で泣く権利がある。
他にも同じ傭兵仲間であるタスクマスターとは腐れ縁に近い関係。一応、デッドプールがヒーロー、タスクマスターはヴィランに分類されるのだが、どちらも金で雇われればどこにでもホイホイついてくので、コンビを組んで戦うこともしばしばある。エージェンシーXで一緒に働いたり、ノーマン・オズボーンへの仕返しに赤タイツ着込んでダブルデッドプールになってみたり、ミクロ化してトイレに流されたり、ワケのわからないメンコを売りつけようとしたりしている。お前らホント楽しそうだな!
あと、ボブ。
「第四の壁」とは、舞台用語で“役者は観客側が見えない”ということの比喩。それを破壊できるということはつまり、メタ発言が許されているキャラである。
読者に話しかけたり、劇中で知りえないはずの情報を読者から仕入れていたり、自分があまりにもピンチになったときは作者や編集に直談判したこともあるなど、コメディの面では幅広く活躍できる要素を満載している。
これは各種クロスオーバー作品にも反映されており、特にMARVEL vs CAPCOM 3ではライフゲージやスパコンゲージを引っこ抜いて鈍器として振り回す、敗北時には操作ミスしたと愚痴をこぼし、勝利時にはプレイヤーに詰め寄って抗議する等、見所が多い。同作では他にもシュマゴラスがこれを認識しながら、作品の世界観を壊さないために敢えて無視していることが語られている。なんというよく出来た邪神様。
ちなみに、これらの発言・行動は劇中では「妄想による独り言」として片付けられている……それでいいのか? まぁ、彼の発言を認めたら作品の世界観が根底から覆るので仕方ないが。
また、デッドプールの他にも、ヒーローチーム史上最強、そして最も権威が無いチームGLA(Great Lakes Avengers)のメンバーの一人、スクイールガールも第四の壁を認識している。デッドプールと一緒にマーベルの単行本読んでたり。
……ちなみに彼女、サノスやマンダリンやM.O.D.O.Kなど、名だたるヴィランを数コマで倒している。
社長一年ぐらいかけたのに。
他のGLAメンバーもX-MENやファンタスティック・フォーに出てくるヒーロー、ヴィランの完全上位互換だったり、次元接続門と化した冥界の使者だったり、メタレベルの不死身であるデッドプールが驚愕する不老不死の持ち主だったりする。史上最強の名は伊達ではないのだ。威厳がないのも事実だが。
但し、これらの能力を持つからといって、デッドブールが万能の存在というわけではない。
というより、個人誌では好き勝手やるが、他のタイトルに登場する時はある程度自重するらしく、第四の壁の破壊が第四の壁の認識程度に落ち着くようだ。
ついでに言うと、デッドプールが設定レベルで何やっても死なないのは、第四の壁の破壊とは基本的に無関係である。あくまでクソゴリラの呪いのせいだから。
MARVELでも屈指の人気キャラであるため、スパイダーマンと同じく派生キャラが多数存在する。
*デッドプール
正史世界(アース616)のデッドプール。一番基本のデッドプールなのに、一番自重しない。顔面がもんじゃ焼きみたいになってるのにモテる。リア充爆発しろ何度もしてるっての!
後述のデッドプール達に比べて異様に死に難くなっているのは、ヒーリング・ファクターに加えてサノスの呪いを受けているところが大きい。平行世界のデッドプールがあっさり死ぬのもそのせいだろう。
アポカリプスによる世界征服が為されたAge of Apocalypse(アース295)のデッドプール。能力的には同じようなものだが、アポカリプスによって改造されたためか精神的に安定しており、顔を隠さなくてもよくなった代わりに第四の壁の破壊もなければユーモアも持っていなかった。アポカリプス軍の一員としてX-MENを襲撃するも、多分ギャグキャラ属性がなかったせいでアース295のX-MENメンバーであるナイトクローラーに頭をもがれて火山に放り込まれるという方法であっさり殺害される。首をもがれて死ぬとは、所詮奴はデッドプールの中でも最弱
*デッドプール(アルティメット)