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ニューヨーク市警察


ヨミ: ニューヨークシケイサツ
掲示板をミル!
50カキコ!
今週のおすすめ この記事は第188回のオススメ記事に選ばれました!
よりニコニコできるような記事に編集していきましょう。
だが犯罪者よ、オメーらはニコニコさせない。たっぷり締め上げてやる。 

ニューヨーク市警察(New York City Police Department、NYPD)とは、アメリカ合衆国ニューヨークが設置する自治体警察である。


概要


ニューヨーク市警察はニューヨーク警察機関で、全一の規模を誇る。職員数は4万人近くであり、その規模は日本警視庁に匹敵する。日本人の感覚における「の部局」とべると、相当大きな組織といえるだろう。かつてニューヨーク警察機関としては共交通警察(鉄道警察隊のようなもの)などいくつかあったが、組織再編で他の警察機関を吸収して現在の形になった。

かつては「マフィアよりもヤクザ」と言われるほど腐敗した時代もあったが、ルドルフジュリアーニが市長になると治安回復に着手し、その一環として警察革が行われた。不良警官を処分するのと並行し、都市圏交通団(MTA)に設置された鉄道警察や住宅団の住宅警察をNYPDに吸収させ、またCOMPSTATという犯罪統計システムを導入するなどし、合理化および強化を行った。


組織管理


NYPDの管理組織は大別して二つ。警本部と、それを監督する警察委員会である。


ニューヨーク市警察委員会(Police Commission)


日本で言うところの公安委員会。警察運営及び治安政策に関してマネジメントを行う。日本公安委員会と決定的に違うのは、警察委員会は基本的にフルタイムで働くということ。また委員も地元の名誉職なのではなく、具体的な施策を実施しNYPDを管理する。

委員会は委員長1名、副委員長1名の他、各専門分野ごとに担当委員を設置。これは企業で言うと社長、副社長、分野毎の担当取締役のようなもの。日本公安委員とは異なり、警察委員全員に階級章と身分バッジがある。本部長が四ツなのに対し、委員で三ツ、副委員長で四ツ委員長は五ツ

(概念を誤解しているところがあるかも、そこは勘弁)

役職 階級章
Police Comissioner
警察委員長
★★★
First Deputy Comissioner
警察委員長
★★★
Deputy Comissioner
(警察委員)
★★★

ニューヨーク市警察本部


実際に警察業務を行う警察本体。本部長(Chief of Department)1名と分野毎に局長(Bureau Chief)12名が置かれ、各局長は各々の局を握する。


近年の組織再編とその傾向


近年、NYPDは大掛かりな組織再編が行われている。この再編によって、警察委員会と警本部の役割分担がより明確になてきた。役割分担の傾向を大まかにめると次のことが言える。

本部長作戦
警察委員長組織管理

警本部の事務は、警察活動の揮統制に関わるものの率が大きくなっている。一方で警察委員会は、組織の維持管理に関わる行政実務を以前よりも多く引き受けている。本部長にとって警察委員長は上役になるわけだが、今や両者の関係は単なる上下に留まらず、警察運営して行く両輪としての分担が明確になった。以下でさらに具体的に見ていく。


支援業務局と内務調査局の委員会への移行


かつて警本部には支援業務局(Support Service Bureau)と内務調局(Internal Affairs Bureau)という組織があった。支援業務局の仕事は、警が使用するハードウェア(車両や通信機器など)の整備と修理を担当すること。内務調局は監察部門で、警察の中にある警察である。何れも組織そのものの維持管理に関わる部署であり、これを本部長監督する立場にあった。近年の再編でこの2局が警本部からなくなり、警察委員会に担当委員を配置、警察委員会が直接握するものとなった。これが意味するところは何か?。

従来の組織では本部長の下に2局があり、局長が配置されていた。つまり本部長フリートアップタイムは、代は、燃費は、通信機はどうなっている」や、警察官の不正に対する捜はどうなっているか」を各局長を介して監督しなければならなかった。現在の組織では、本部長はこれらの業務に対する監督責任から解放されている(不正を防ぐ責任がないとは言ってい)。一方で警察委員長はそれらを監督するようになた。元々財務や法務は委員会が握していたことでもあり、警察委員長が組織そのものの維持管理により大きく関わるようになった。


委員会から減る警察官


従来からあった担当委員の所管においても、必要最低限の者を残して警察官は減少している。

The NYPD Department Advocate’s Office “Civilianized”[外部]

これは行政法務に関するブログ2008年開された記事。記事の内容を要約すると、警察委員会の法務・内規担当部署が「文民化」しているというもの。ここで言う文民とは警察官以外の職員のこと。同部署で警察官が減り、文民の法曹資格者が多数を占めていることを述べている。

当該部署の仕事として、法規違反の警察官を行政裁判所に告訴するものがある。軍隊で例えれば、内務調官が憲兵で、法務・内規担当は法務官にあたる。この部署に配属になった警察官は仲間内でネズミ野郎」と呼ばれており、多くの警察官はネズミ野郎になることを望まない。文民化は法曹資格者を中核に据えることで専門性を高めつつ、警察官の仕事への意欲を減らしかねないネズミ野郎を減らし、多くの警察官を警察活動に専念させることに繋がる・・・と先の記事では摘している。

警察委員会は行政・管理において、より専門的で高度な組織になってきたわけだ。


市警実働部隊の強化


こうして警察委員会の行政が強化される一方で、警の方は部隊の強化が行われてきた。現在最新のものが、後述する広域対応局(Citywide Operations Bureau)の創設である。広域対応局は警備警察を担当する部署で、局には戦略活動部隊(SRG)が設置されており、全域において多数の警察官の動員が必要な騒擾やデモに対応できるようになっている。またESU、航空隊、騎隊など特技部隊も部隊ごと移された。

組織の維持管理に関する本部長の負担は大幅に減らされたが、一方で警察活動そのものについてのは強化されている。


まとめ


警察委員会の責任は、警察組織を効率的且つ健全に運営し、警察官にきちんと仕事をさせること。その為に必要な様々な環境整備をすることである。これまで取り上げた再編成は、この責任をより合理的に行うためのものと言えるだろう。本部長隷下の実働部隊が強化されたのは、警察官が警察仕事をするためのもの。これが先に述べた役割分担のすところである。


職員



警察官(NYPD Finest)


実務に携わる人々。命懸けでを守り、不祥事を起こしてはかれ、交通違反の切符を切っては悪態をつかれ、ウォールデモ参加者を検挙しては銭ゲバの味方呼ばわりされ、それでも愚直に任務に励む人たち。

階級

NYPDの階級は以下のようになっている。但しNYPDに限った話ではないが、辞書訳となる日本警察の階級とは職責が同等とは言い難い。アメリカ自治体警察較するなら、旧警察法時代の自治体警察の階級とその役職を参考にした方がより参考にしやすい可性もないわけではない。また他の警察などと階級呼称が同じでも、組織の中での職責が異なることもしくない。

アメリカ日本のような上級職制度がないので、全ての警察官が巡査からキャリアを始める。警視総監も巡査でパトロールをしていた時代があったのだ。選挙や首長によって任命される保安官(Sheriff)を別にすれば、どこの州のどの自治体警察でも、パトカーに乗らずして本部長まで出世した人はいない。

階級

役職 階級章

Chief of Department

警視総監

警察本部長 ★★★

Bureau Chief

警視監

局長 ★★★

Assistat Chief

警視長

管区長など

Deputy Chief

警視正?

Inspector

警視または警視正

分署長 鷲章

Deputy Inspector

警視

分署長 葉章

Captain

警部

分署長 ┃┃

Lieutenant

警部補

刑事隊長
分署防犯課長
分署警ら隊長

Sergeant

巡査部長

現場監督
(Field Supervisor) 
三つのシェブロン

Detective

Police Officer

巡査刑事

なし

上記のうち、巡査部長~警部までは筆記の昇進試験と人物考を経て選ばれる。それより上の階級は面談を受けた後、警察委員長の決済により選ばれる。

刑事(Detective)は単なる職種ではなく、それで一個の階級になっている。巡査刑事試験に合格して任命されると、刑事の階級とバッジが付与される。刑事はその中で、一級から三級(First Grade~Third Grade)に分かれている。新任の刑事は三級に序せられ、実績により二級、一級へと昇進する。給与はニ級刑事巡査部長と同程度、一級刑事で警部補と同程度となる。一級刑事巡査部長に昇進しても給与準はそのまま維持されるので、巡査部長程度に下がることはない。また刑事局以外の部署へ異動になったとしても、巡査部長への昇進がなければ階級は刑事のままである。

巡査部長現場監督者を担う管理職である。警らや刑事など様々な部門に置かれ、警部補を補佐して巡査刑事に対する監督を行う。

聖職者 (Chaplain)

NYPDには9人の職者が職者部隊(Chaplain unit)に所属している。従軍牧師の警察版であり、欧警察消防ではまま見られる制度。宗教に関わらず全ての職者が部隊に所属し、彼らのうちラビであるカシュ師が職者部隊の先任を務めている。同師は1966年から職者の任に有る。


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最終更新日: 17/03/13 21:40
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