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ノーベル生理学・医学賞


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ノーベル生理学・医学賞とは、生理学・医学の分野で最も重要な発見をした人に授与される賞である。スウェーデン化学アルフレッド・ノーベルの遺志によって設立された。選考は、スウェーデンのストックホルムにあるカロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)の選考委員会による。発表は10月上旬、授賞式はアルフレッド・ノーベル命日である12月10日

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ノーベル生理学・医学賞スウェーデン語Nobelpriset i fysiologi eller medicin)とは、生理学・医学の分野で最も重要な発見をした人に授与される賞である。


概要


ノーベル賞
ノーベル生理学・
医学賞
基本情報
生理学・医学
スウェーデン王国
選考 カロリンスカ研究所
初回 1901年
テンプレートボックス

ノーベル賞は、スウェーデン化学アルフレッド・ノーベルの遺志によって設立された、際的な賞である。今日では、世界最高の権威性を備えた賞と見做されている。年に一度、物理学化学生理学・医学文学平和、そして経済学の6つの部門において、最も人類に貢献した人物・団体に贈られる。

このうち、ノーベル生理学・医学賞「ノーベル生理学・医学賞」のほか、「ノーベル医学・生理学賞」「ノーベル生理学医学賞」「ノーベル医学生理学賞」「ノーベル生理学賞」「ノーベル医学賞」などの表記ゆれがある。は、生理学または医学の分野において最も重要な発見をした人に授与される。授与は1分野または2分野に対して、存命の人物3名を上限とする。選考は、スウェーデンのストックホルムにあるカロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)の選考委員会による。発表は10月上旬、授賞式はアルフレッド・ノーベル命日である12月10日

ノーベル賞メダルの表側には、各賞共通でアルフレッド・ノーベル横顔、名前、生没年が彫刻されている。ノーベル生理学・医学賞のメダルの裏側には、本を広げた医者が、病気少女の喉の渇きを癒やそうとんでいる様子が彫刻されている。

1901年から2018年までの118年間で、216名(うち女性12名)が受賞した。籍別では、アメリカ合衆国の受賞者が最も多く103名、次いでイギリス32名、ドイツ16名、フランス11名となっている(二重籍者含む)。

日本国籍の受賞者は、利根川進(1987年)、山中伸弥2012年)、大村智(2015年)、大隅良典(2016年)、本庶2018年)の5名。近年は日本人の受賞が増えたが、2000年代までは、ただ一人の例外である利根川進を除いて、すべて欧の研究者が受賞していた。受賞には至らなかったものの、補として挙がっていた日本人として、北里三郎(血清療法の開発)、野口英世(熱や梅毒の研究)、鈴木太郎ビタミンB1の単離)、山極勝三郎(発がんメカニズムの研究)、建(副交感経系に関する発見)などが知られている。

一覧

歴代のノーベル生理学・医学賞受賞者の一覧

日本のノーベル生理学・医学賞受賞者については「日本の受賞者」の節に再掲する。

1900年代

1910年代

1920年代

1930年代

1940年代

1950年代

1960年代

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

日本の受賞者


1900年代


名前 受賞理由
1901年 エミール・アドルフ・フォン・ベーリング
Emil Adolf von Behring
ドイツ帝国 ジフテリアに対する血清療法の研究
ジフテリア菌に感染した動物の血清を投与することで、ジフテリアなどの感染症を予防・治療する方法を開発した。血清療法は北里三郎との共同研究だったが、北里には授与されなかった。
1902年 ロナルド・ロス
Ronald Ross
イギリス マラリアに関する研究
マラリアの原因であるマラリアが、ハマダラカの唾液腺に存在することを突き止め、マラリアの生活環を明らかにした。
1903年 ニールス・フィンセン
Niels Ryberg Finsen
デンマーク 尋常性瘡の線治療法の研究
皮膚結核の一種である尋常性瘡を、炭素アークを用いて治療する方法を考案した。ただし、現在は抗生物質による治療が流。
1904年 イワンパブロ
Ivan Petrovich Pavlov
ロシア帝国 消化生理の研究
消化作用について研究し、消化液の分泌が中枢経系に支配されていることなどを示した。
イヌに餌を与える際にベルを鳴らすことを繰り返すと、ベルを鳴らすだけで唾液を出すようになるという条件反射の実験パブロフの」が一般に知られている。
1905年 ロベルト・コッホ
Robert Koch
ドイツ帝国 結核に関する研究
結核菌を発見し、治療用ワクチンとしての「ツベルクリン」を精製した。ツベルクリンは現在、治療ではなく結核菌感染の診断に利用されている。
彼の名は、病原微生物特定針「コッホの原則」に残っている。
1906年 カミッロ・ゴルジ
Camillo Golgi
イタリア 経系の構造研究
ゴルジは、を用いて経組織を染色する「ゴルジ染色」という手法を開発した。
ハールは、ゴルジ染色を用いて経組織を研究し、経系は個々のニューロンが互いに接合して構成されているとする「ニューロン説」を提唱した。
サンティアゴ・ラモン・イ・カハール
Santiago Ramón y Cajal
スペイン
1907年 シャルル・ルイ・アルフォンス・ラヴラン
Charles Louis Alphonse Laveran
フランス 疾病発生における原類の役割に関する研究
マラリア患者の血球内部に存在するい粒を観察し、それがマラリアを引き起こす原生動物であることを発見した。
1908年 イリヤ・メチニコ
Ilya Ilyich Mechnikov
ロシア帝国 免疫系の研究
メチニコフは、免疫細胞が異物を細胞内に取り込む食作用をもつことを発見した。
エールリヒは、多くの異物を認識し、それぞれに抗体を産生する血球が存在するという「側鎖説」を提唱した。これは天然には存在しない抗原にも抗体が産生される理由を説明づけられなかったため、のちに否定されたが、抗体に関する研究の起点となった。
ウルエールリヒ
Paul Ehrlich
ドイツ帝国
1909年 エミール・テオドール・コッハー
Emil Theodor Kocher
スイス 甲状腺生理学・病理学および外科学に関する研究
甲状腺の切除術を考案した。また、甲状腺の機低下によって引き起こされるクレチン症に関する研究を行った。

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1910年代


名前 受賞理由
1910年 アルブレヒト・コッセル
Albrecht Kossel
ドイツ帝国 タンパク質と核に関する研究
DNAおよびRNA)とその分解産物について研究したほか、タンパク質の同定法を開発して細胞内での役割を研究した。
1911年 アルヴァル・グルトランド
Allvar Gullstrand
スウェーデン 眼の屈折に関する研究
眼球での屈折について研究し、網膜で像を結ぶ仕組みについて明らかにした。
1912年 アレクシス・カレル
Alexis Carrel
フランス 血管縫合および臓器移植に関する研究
血管同士を接続する血管吻合技術を開発した。また、イヌの臓器移植にも成功した。
1913 シャルル・ロベールリシェ
Charles Robert Richet
フランス アナフィラシーに関する研究
致死量に満たない少量のタンパク質動物に投与したあと、一定期間後に再投与すると、しいショックを引き起こすことを実験で示した。この現は「アナフィラシー」と命名された。
1914年 ローベルト・バーラー
Robert Bárány
オーストリアハンガリー帝国 系の生理学および病理学に関する研究
の前庭と三半規管の温度変化が、めまいや不随意眼球運動を誘発することを発見し、内の機衡感覚との関連について研究した。
1915年 受賞者なし。第一次世界大戦(1914年~1918年)の影による。
1916年
1917年
1918年
1919 ジュール・ボルデ
Jules Bordet
ベルギー 免疫に関する発見
血清中の体液性免疫には、特定の微生物に対し反応する抗体と、多様な微生物に対し反応する補体が存在していることを確認した。そして、抗体が抗原と複合体を形成すると、さらに補体が結合する「補体結合反応」を発見した。

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1920年代



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最終更新日: 19/05/10 03:43
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