ニコニコ大百科モバイル

7/2(月)よりスマホまたはPCでアクセスした場合、各デバイス向けのサイトへ自動で転送致します


ハゲワシと少女


ヨミ: ハゲワシトショウジョ
掲示板をミル!
9カキコ!

ハゲワシと少女(The vulture and the little girl)とは、南アフリカ報道写真ケビンカーターが撮った有名な写真の通称。

ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/moodvintage/status/1083608202384691200[外部]

スーダンで起きた飢饉の中で、痩せ衰えてうずくまる子供を撮影したもの。その後ろではハゲワシが子供の方を向いて映っており、この子供が死ぬのを虎視々と待っているように見える。

なお後述するが、後に新聞社がこの被写体となった子供について調した際に「実際にはこの子供は少女ではなく少年であった」とする言が得られたという。その言が正しければ、この「ハゲワシと少女」というタイトルは誤解に基づく不正確なものということになる。


概要


ケビンカーターがこの写真を撮ったのは1993年のこと。スーダンでは内戦や魃を背景に深刻な飢餓を招いており、彼の訪れた国連施設のある村では毎日20人前後の子供が死んでいた。カーター国連の食糧配給センターの近くを歩いていて、うずくまる子供とハゲワシを見つけ、思わず構えてこの写真を撮った。それからすぐには構えを解かず、ハゲワシがを広げるのを待っていたが、やがて足がれて立ち上がると、急に怒りを覚えてハゲワシを追い払いに行った。その後子供は起き上がり、食糧配給センターに向かったが、カーターは木陰に行ってしばらく泣き続けた。

この写真は同年にニューヨークタイムズに「A little girl, weakened from hunger, collapsed recently along the trail to a feeding center in Ayod. Nearby, a vulture waited.(先日アヨッドの食料配布センターへのにおいて撮影された、飢餓により衰弱してうずくまった幼い少女。すぐ近くでハゲワシが待ち受けている)」とのキャプションを付けて掲載されたが、報道モラルを巡ってしい批判議論を招いた。翌1994年にはピューリッツァー賞を受賞。因果関係は不明だが、カーターは受賞2ヶ後に自殺した。


子供のその後


なお、スペインの新聞社「エル・ムンド」は2011年に、この子供がその後どうなったかについてのリポート記事を自社サイトに掲載しているKong Nyong, el niño que sobrevivió al buitre | Medios | elmundo.es[外部]

そのリポートによれば、当時を知る女性(撮影当時、この場所で食料を配給していた)を探し出すことに成功。この子供は重篤な栄養失調状態にあったものの、NGO世界の医療団」の救護により回復し、一命を取り留めていたという。さらにこの子供は実際には少女ではなく少年で、「Kong Nyong」という名前だったという。

そして「Kong Nyong」の父親であるという人物との面会にも成功した。彼によれば、「Kong Nyong」は飢饉は生き延びたものの、この「エル・ムンド」による取材の4年前に熱病で亡くなったとのことだった。


関連項目



関連リンク



最終更新日: 19/09/28 16:02
タグ検索 パソコン版を見る


[0]TOP
ニコニコ動画モバイル
運営元:ドワンゴ