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ブルックランズサーキット


ヨミ: ブルックランズサーキット

ブルックランズサーキット[外部]とは、かつてイギリスに存在したサーキットである。


歴史


20世紀初頭は自動車産業の明期だったが、イギリス本土のグレートブリテンには、
最高時速32kmという速度制限があった。これを守っていたのではなかなか自動車産業が発展しない。
かといって速度制限が緩いマン島アイリッシュに浮かぶ小さな)やアイルランド
わざわざ行くのは大変であった。

この状況を憂いていたのは、ロンドン西部サリー州[外部]に住むヒュー・ロックキング男爵だった。

サーキットを作り自動車レースを行う

1907年ヒュー・ロックキング男爵ロンドン近郊の私有地に大を投じてサーキットを作った。
そこに小川(brook)が流れていたのでサーキットBrooklands小川が流れる地)と名付けられた。
これがブルックランズサーキットで、世界最初に作られた舗装路面サーキットである。

サーキットの形状は楕円形の形に1ヶ所だけ切り返しの緩いS字を設けたものであった。
1周は4430mで、これは近代的なサーキットべてもそんなに小さくない。
日本ツインリンクもてぎは1周4801m、スペインヘレスサーキットは1周4428mである。

コーナー部分には高さ9m(ビル3階建て分)の巨大なバンク(傾斜)が付けられていて、高速の旋回が
になっていた。画像検索すると[外部]、擂り鉢のような強な傾斜がついていることが分かる。

アメリカ合衆国から視察団がやってきて、サーキットを見学して回り、船で帰していった。
彼らが作ったのがインディアナポリスモータースピードウェイで、米国モータースポーツ聖地である。

サーキット開設当初は24時間レースなどが行われていた。

1926~1927年に第1~2回のイギリスグランプリが開催された。

航空機産業の中心地になる

ブルックランズサーキットでは飛行場も作られ、航空機の試験飛行・展示飛行・エアレースも行わた。
周辺に航空機製造企業が群れるように集まってきて、英国航空機産業の中心地となった。

サーキット開設から7年の1914年に第一次世界大戦が勃発。この大戦では飛行機が史上初めて
実戦に投入されたが、ブルックランズサーキット周辺はこの軍用機の開発の場所だった。

サーキット開設から321939年第二次世界大戦が勃発した。
このときも周辺では軍用機が盛んに開発・生産された。
第一次世界大戦のころの軍用機は偵察に使うのがせいぜいの性だったが、第二次世界大戦となると
爆弾を積んで長距離飛行して爆することが可になっている。そのためドイツ軍爆撃機がやってきて、
ブルックランズサーキット周辺を爆して回った。その爆を回避するため、立つ建物を壊したり、
あるいはコースを潰してごまかした。こうした工作のため、戦後サーキットとして使えなくなった。

イギリス内で他に良いサーキットができたこともあり、ブルックランズサーキットはその使命を終えた。

現在航空写真このようになっている[外部]全に潰されたわけではなく、まだが残っている。


ブルックランズ博物館


現在サーキット跡地の横にブルックランズ博物館がある。

戦前の古いもあるし、1990年代F1マシンもあるし、さらには音速旅客機コンコルド[外部]もあるし、
コンコルドフライトシミュレーターもある。

ブルックランズ博物館コンコルドシミュレーターは実際にパイロット養成のため使われていたもので、
世界に2台しか残っていないもののうちの1つがこの博物館に収められている。
こんな感じのシミュレーター[外部]で、一般の観光客も触らせてもらえる。

コンコルドクレーンで吊り上げている様子[外部]を映す動画もある。

航空写真で見てみると[外部]、確かに航空機が外に置いてある。野ざらしなので外観の痛みがしいとのこと。


アクセス


ロンドンの玄関口であるヒースロー空港から40分程度の場所にあり、わりと行きやすい場所にある。

あるいはロンドンから鉄道を乗り継いで行くこともできる。


関連項目



最終更新日: 18/05/16 22:51
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